第33話・制服女子高生のお馬さんに乗せてもらった

 女王様気質のリカコとは別に、いつも優しく受け入れてくれる小柄な女子高生ユウカがボクにはいる。ユウカはたまにボクを自宅に招いてくれ、親のいるときもあれば、いないときもある。ユウカの親は、ボクが、ユウカにおんぶしてもらって喜んでいることは知っていたが、男女でのおんぶに、怪しげな性的なことは警戒してない。おんぶフェチでない人の、おんぶに対する感覚って、こんなもんだろう。

 この日は、居間のフロアーで2人でくつろいでいたのだが、ユウカが、スマホの

充電をするために、四つん這いになって数歩移動する姿を見て、ボクの萌え萌えモードにスイッチが入ってしまった。四つん這いのユウカの背中に抱き着いて

「この、お馬さんの姿勢、すごく色気感じちゃう。いいよ、これいい・・」

「えっ、そうなの?」

「腰を低い位置に下げて。いや、お尻は低くしないで。腕も曲げずにピンと伸ばして肩も下げないで。腰だけを、反り腰の姿勢のように。そうそう、この、お尻と肩が高い位置で、そのあいだの腰だけが低い、この、たわんだ曲線が、女の子の身体の曲線って感じで、良いんだよ」

 ボクは「乗るよ」と言いながら、ユウカの背中の一番低くたわんだ腰の部分に跨ってドッカリと座った。女の子のお馬さんに乗るときの、まず最初の醍醐味は、この、自分の体重を女の子の細い腰に乗せてく瞬間。

 体重は、ある程度時間をかけて、ゆっくりとじょじょに乗せてゆくほうが、乗る側としても感慨を噛みしめながら味わえるし、女の子も、四つん這い姿勢に耐えてキープしてくれやすい。こうして、自分の両足を宙に浮かした瞬間、自分の全体重が、女の子のたわんだ細い腰に乗った瞬間の至福は、これまた、たまらない。

 女の子の腰が低い位置にたわんでいることによって、ボクの股間は、前後から女の子の身体に挟まれている感じになる。この「挟まれてる」感で、包み込まれている暖かみなのだ。

 こうして女の子のお馬さんに乗って、上から眺めるビジュアル効果には、ものすごい罪悪感がある。特に、ユウカのような小柄な女の子に乗ったときの罪悪感は、ひとしおだ。この「罪悪感」は、男の性的快感に火を点火しちゃうんです、ゴメンなさい、女の子たち、でも、わかってぇぇ。

「ユウカちゃん、歩ける?」

「歩くのは、キツいかも」と言いながらも、なんとか3~4歩すすんでくれた。

 歩くと、女の子の腰骨が、左右にねじれるように動くので、乗ってるボクは、意識してバランスを取らないと、振り落とされてしまう。この腰骨の動きを感じただけでも、お馬さんやらされてる女の子が、キツい労働をしていることを実感した。

 ユウカは「ちょっと歩いただけなのに暑い。ブレザー上着脱ぎたい」と。ボクは

「ブレザー脱がないで。。。女子高生は制服がいい。制服女子高生を馬にして乗り回したい」と、だだこねて、ユウカの両肩に手を乗せると、肩甲骨のあたりの筋肉も、歩くたびに盛りあがったり動いたりしているのを感じ、自分は、こんな優しい女子高生に、なんてことをしてんだろ、という罪悪感に再度。

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