猫耳ラスタと夢の馬

猫耳の少女が立っている。


あれは、そうだラスタさん。




「カガヤさん。アナタの生きる目的、わかりましたよ」




え!本当ですか!これで化け物にならなくてすみますね!よかったあ!


で、目的は何なんですか?




「私と一緒に、幸せに生きましょう。」




ギュッと手を握られる。


えぇ!俺たちであったばかりですよ!




「そんなの関係ありませんよ。幸せなら良いじゃあないですか」




いいのかなあ。まあラスタさん美人だしいいかあ!


あ、でもラスタさん、一つ聞きたいんです。




「なんですか?」




ラスタさん。皮肉っぽいラスタさんと優しいラスタさん、どっちが本物なんですか?




「それはもちろん...」








ーーーーーーーーーーーーーー








「こっちに決まってんだろうがぁ!!」




グーで頭を殴られた。




「すみません」




「私がこっちに寝てたら、貴様はこっちに決まってんじゃあないですか!いっっっっったい何なんですか!?うら若き乙女の布団に、しかも下半身の部分に潜り込んで睡眠を貪るとは、このカス野郎!貴様はカスだ!貴様!」




「すみません...」




いつの間にか寝ていた。


しかも彼女の布団に潜っていたらしかった。


さらに言えば俺の下半身が彼女の顔面近くにあって、俺の顔面はその逆の位置でいい感じにいい感じだったらしい。


でも神に誓います。何もしてないし、何も覚えてないんです。本当にすみません。




「カガヤ、貴様おい!貴様ぁ!変態かよ!初対面でコレはだめですよ貴様ぁ!」




「...すみません」




「あぁ...こんなの依頼人に申し訳なさすぎですよ。他所様よそさまに借りている建物で、オイ 、もお。責任取ってくださいよ。」




「責任って、どうすればいいんですか」




「そんなの簡単ですよ。」




彼女は皮肉っぽく笑わない。結構本気でキレているように言った。










「馬車馬のように働け」




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