船、それは私の曽祖父が乗っていた物

1904年

朝起きるとそこは私が昨日乗っていた船ではない船の部屋に居た。船室の扉が開き、一人の男が姿を現す。「レドリー・ゴチュ、息子の名前はサードリー・ゴチュ。おっと失礼、私の名前はヴィード・ゴスバヴェルド。ヴィードと呼んでくれ。ここが何処か、何故自分の事を知っているのか、そんな質問は後にしてくれ、取り敢えず私に付いてきてくれ」ヴィードは退室した。私は、よくも分からないまま彼に付いていった。                    そこは、色々な物が収納されている所だった。ヴィードは煙草に火をつけて「何か質問はあるかね?」「君は一体何なんだ」「君ではない、君等だよ(煙草を床におとす)。我々は組織でも何でもないただの会社員なのだよ。私を含め36人いる。我々の目的は、」彼の言葉は途切れた。「君等は出張のために船に乗っているのか?」「いいや船自体が会社なのだよ、君は船全体を見ていないから分からないと思うがね、この船は全体で90080フィート(今の言葉でいうと、約27kmらしいな)もあるのだよ。だからあまりこの船は動かさないようなしたいるのだよ。質問はこれで終わりかい?」「да」

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