藤光さんのおじさんは本当に『おじさん』を読んでるって感じがしますね!ふがいなさが直接的に、間接的によく解ります。たとえ歴史小説っていっても、おじさんはおじさんなんだなあ。
時代小説ならではの手触り感のある描写も素敵でした。
作者からの返信
このお話しは、「夫婦漫才」的な構造があるんですよ。
男女の漫才コンビって、男性がボケで女性がツッコミでしょう。社会的には男性が女性より立場が上なのが普通なので、男が女にやり込められるってそれだけで可笑しいというテンプレがある。
情けない男と、しっかり者の女の組み合わせは、幕末なら、なおのことおもしろくないですか。「おじさん」描写は、このおもしろさスパイスのひとつですね。
喜十郎、内職の手当をあげてもらえるということでよかったですね。減俸の処分、苦しそうですね。
作者からの返信
そうですね。
武士の貧乏は辛かったでしょう。内職の手間賃にも妥協しなかったんじゃないかなと思います。