レオとの出会い
すみません加筆修正を行いました。
修練場では、各々の臨時と思われるパーティで動きを確認しているのか、模擬戦が至る所で行われていた。
俺の臨時パーティはどこだ? というか、誰と一緒になるんだ? 聞くの忘れてた。
俺が軽い自己嫌悪に陥りっていると、後ろから声をかけられる。
「君がリョウくんかい?」
「え?」
振り返ると金髪の男が立っていた。
「僕はレオ、君がダンジョン発見したリョウくん。だよね?」
「あー、ああ。そうだ」
「だと思ったよ。黒髪はここらじゃ二人だけだからね。僕らのパーティがダンジョン探索で先頭になるから、詳しい場所がわかる君が僕らのパーティに参加することになったんだけど。聞いてない?」
「聞くの忘れてて、今聞いた」
「あはは、一応、声かけといてよかったよ。さ、こっちだよ」
よかったー! どうにか、切り抜けられた。これからは気をつけなきゃな(多分忘れる)。
レオに誘導されるまま修練場を歩いて、たどり着いたところには3人の女性がいた。
「みんな、彼がリョウくんだ。リョウくん、彼女たちは僕のパーティメンバーだよ」
「あ、よろしくお願いします」
こ……こいつ、ハーレムパーティじゃねえか。
「じゃあ、メンバーの紹介を……なんで睨んでるの?」
「すまない。真面目な顔すると目つき鋭くなるんだ」
だから、とっととはじめろや。
「そ、そうかい……じゃ、始めるね。赤髪がエルザ、青髪がディーネ、緑髪がシンハだよ」
「エルザよ、魔法を使うわ。あ、あなたには期待してないから気負わなくて大丈夫よ」
「ディーネだ。役割は騎士をやっている。それと依頼中話しかけないでもらえると助かる」
「シンハです……神官です……あなたの治療をしたくないので怪我しないでくださいね」
……………………え、嫌われてんの? 俺。何もしてないと思うんだけど……
「こら! みんな、そんなこと言わないの。すまない、リョウくん。彼女たちは人見知りなんだ」
「それなら仕方ない」
うんうん。人見知りならしかtーーないわけあるか!? 人見知りならこんな殺気込めて睨んでは来ないだろ!?
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