「当ててみて 私の想い人」
十五分 かかる帰路でも 三十分
かかっちゃうのよ 君と歩けば
羽根さえも おもく想える 口づけで
サヨナラバイバイ また逢う日まで
三毛猫が 私の右手 弄ぶ
明日もたいせつ 覚悟し眺む
雨予報 脳ズタズタで 知る朝は
傘持つ前に ロキソプロフェン
備えありゃ 憂いは無いと 言うけれど
ときめきさえも 消えてはいないか
「当ててみて 私の想い人」 だって
絶望と期待 寄せては返す
しずやかに 情熱的に 煌めいて
映してわたし ねえお月様?
靄かかる アカムラサキの 靄かかる
怒りであいつも アカムラサキに
ポケットに 用意している 温い手を
貴方の右手 包み溶かすよ
知らぬ間に 更地と化した たこ焼き屋
ソースの匂い いまさら恋し
君は傘 僕は自転車 帰り道
傘に入れてよ 最寄り駅まで
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます