第24話 流星国王に謁見する
明星国と流星国は、非常に良好な関係を築いて居り、縦貫鉄道が引かれていて『明星王宮前』乗場始発の王室特別列車に乗り、快適な10日間の旅昼食は鉄道馬車内で専用料理人が腕によりをかけた特別料理に
ただ、パンは硬めでパサついた物で、代わりにパンを焼きたくてアソウギ君と二人ウズウズしました。
列車は『流星王宮前』で止まらず、王宮内に引かれた鉄道でそのまま流星王宮にはいって行きます。
「うわぁ!大変!」
「ナユタさん、どうしよう?」
「ナユタ様アソウギ様、堂々と胸をはってお進み下さい」
「声かけの必要は無いですよ」
僕達が慌てたのは、王宮に向かう道の両脇にメイドや使用人達がズラリと並び迎えてくれてるからで、こんな所通りたくないです。
「「「「「「「「「「ナユタ様アソウギ様!いらっしゃいませ!」」」」」」」」」」
この間を通るの恥ずかしい!走り抜けたいけどユックリ堂々と王族教育を受けた歩き方やってます。
気恥ずかしい時間は永遠の様に感じました。
実際はゆっくり歩いても1分かからず、王宮エントランスルームに入れました。
近衛兵の先導で階段を上り、謁見の間に着きました。
扉は大きく開かれ、赤い絨毯が玉座まで続いて居ます。
僕とアソウギ君の二人で進みます。
流星王が玉座から立ち上がり、こちらに歩いて来ます。
僕達は明星王の代行、流星王の行動は大臣や軍人、貴族達に僕達が流星国王と同等の存在と認識させる為の行動でしょう。
優しい顔の明星王と違い、流星王は少し目付きの鋭い人でした。
「流星王国にようこそ!ナユタ国王代理とアソウギ国王代理!!新製法のパンを我が国に広めてくれるとか聞いて居る!余が全面的協力を約束する!」
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