第18話 お屋敷暮らし
王宮を取り囲むように、左右と後に3っつの宮殿があるそうです。
王様が案内してくれました。
王宮かと思える凄く綺麗で大きな建物です、右の宮殿には偉い大臣様が住んでて、左の宮殿には大将軍様が住んでるそうです。
僕達は最後の、ひときわ大きくて綺麗な後宮殿に案内されました。
「ナユタ君アソウギ君も、ここがキミ達の家になるんだよ、正式にアルタ-フォン-ブレッド准男爵家の宮殿だよ」
これだけの異状事態に僕達が無言なのは、お父さんとお母さんは、あまりの事に声が出ないのと、僕は意味が分からずアソウギ君は、遠慮して声を出さなかったからでした。
驚くのを期待してた国王様は、僕達の無反応にむきになって、
「後宮殿の管理人使用人は、全て准男爵家の家臣にしなさい」
「「えぇーーーーっ!!」」
お父さんとお母さんの声に、やっと満足した国王様は、ニヤリと笑い、
「後の説明はシーシャに任せる」
と言って王宮に帰って行きました。
玄関ドアに立っていた人が、深々とお辞儀して。
「お帰りなさいませ、御主人様!」
って迎えてくれて、ドアを開けてくれました。
お父さんが先頭で入ると、
「「「「「「「「「「お帰りなさいませ、御主人様」」」」」」」」」」
20人程の人達に、一斉にお辞儀で迎えられました。
どぎまぎして僕達も、お辞儀返してしてました。
「お荷物を、お持ちします」
僕とアソウギ君は、食べる余裕の無かった果物がギッシリ入ったリュックが重いので助かりました。
僕はエライノ町で皆が世話をしてくれて居たので、お世話を受けるのには馴れていますが、お父さん達は居心地悪そうにしてました。
お世話してもらうの楽で良いのに、アソウギ君は恥ずかしそうで、顔を赤くしてました。
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