第13話 王都って凄い

 朝食食べて直ぐに出発です。

 流石に門前町から王都までは綺麗に整備された鉄道、真っ直ぐで揺れが無く振動も殆ど無い鉄道馬車、馬車酔いする事も無く王都に到着しました。


「ナユタ君お疲れ様、馴れない旅疲れたでしょう!今日と明日はユックリ王都見物でもして明後日国王様に謁見して貰います」


「最初馬車酔いで苦しかったけど、色んな珍しい物が見れて楽しかったです」

「そう言って貰えたら、こっちも嬉しいよ」


「宿はここだよ!私は到着報告に王宮に行って来ます、宿でユックリしていて下さい、用を済ませ、帰って来ます」


 シーシャさんは言い残し鉄道馬車に乗り込み馬車は行ってしまいました。


 宿屋は凄く大きくて迂闊に歩き回ると迷いそうです。


 宿の女将が部屋に案内してくれました。

「ナユタ様ご一行様を当宿にお迎え出来ました事、非常に光栄に存じます、ご用の向きは部屋付の専属メイドにご命じくださいませ!サラ!!ご不自由無き様に確り勤めなさい!!」


「はい!女将、ナユタ様ご一行様、私は部屋付のメイド、サラと申します、どんな事でもご命じくださいませ!!」


「はい…よろしく」

(何か厚待遇過ぎて気味が悪いよ)


 部屋は最上階フロアー全てで、大きなお風呂に専用大食堂それに、僕の家がスッポリ入る位の大広間、ラウンジ?って言うそうです。

 寝室は何部屋有るのでしょう?王都って凄いです。


 大広間中央に、僕達はちょこんと座っています。

 メイドのサラさんが、テキパキお菓子と飲み物を運んでくれました。


 紅茶にミルクと砂糖を入れて飲みました。

 お菓子は食べるとサクサクして、甘い初めて食べるもの。

「お菓子美味しいね」

「うん、初めて食べた、これ何でしょ?」

「小麦粉にミルクとバターお砂糖を練り込んで焼いた焼き菓子でございます」

 メイドのサラさんが教えてくれました。

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