第12話 尻尾を触る

 飲み物飲み過ぎた様で、おしっこが弾んで目が覚めました。

 この部屋の奥に便所がある。


 おしっこ済ませ、ベッドに入りました。

 僕の寝相が悪いのか、上掛けの布団が向こうにずり落ちてます。


 もうベッドから降りて、拾うの面倒、アソウギ君に抱き付いて寝ました。


 夢うつつで、アソウギ君がもぞもぞ動いて居るよう「あぁアソウギ君もおしっこか」







 目が覚めました。

 確り布団が掛かり、布団の中でアソウギ君と抱き合って寝てます。


 抱き合うと言うか、僕がアソウギ君を抱き締めた格好で、アソウギ君の下になってる右腕は、痺れて感覚がありません。


 右肩の力で、何とか痺れた腕を抜き出しました。


 とたんに右腕全体が内側から、小さい針で突つき回される様なジンジンが始まり治まるまでこっちを向いて寝てるアソウギ君を眺めていました。


 僕もアソウギ君も慣れない寝間着、寝乱れて前が開き尻尾が覗いて居ます。

 顔や腕は、牧場仕事で日焼けしてるけど身体は白い、お風呂では洗いっこや遊ぶの夢中で気付かなかった。


(あれっ?アソウギ君の尻尾、大きい!!お風呂で見た時は僕と同じ位のチョコンとしてたのに?)


 無意識に触ってました。

(硬い?)



「ん?んぅ~ん、ナユタさん、おはよ」

「アソウギ君、これどうしたの?」

「朝ね、たまにこうなる事あるの」

「へぇ~」


「…ナユタさんも、こうすれば」

 アソウギ君が、顔を近付けて来て、口を合わせにきます。


 アソウギ君の唇柔らかい「あれっ?変な気持ち」


 じぃんと、痺れた様な感覚に、僕の尻尾がピクピク反応してる。

「これ、口を合わせるの気持ち良い、毎朝したい!」

「呑んだくれ親父が、酒場のお姉さんとしてたの!キスと言うらしいよ」


 僕の尻尾も大きくなっていました。

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