04-02-02 東晋 陶侃 上
元帝の治世下において、「
陶侃は幼い頃に父を喪い、貧乏暮らしでいた。あるとき名士の子弟「
永嘉の乱ころ、
陶侃は任地にて、毎朝百の
「吾はそのうち中原のために力を尽くさねばならなくなるであろう。その時に備え、鍛えておるのよ」
やがて陶侃は荊州刺史に復帰。州民は男女の別なく慶賀した。
東晋末に起こった、孫恩の乱。この討伐に駆り出された陳遺は炊き出しの窯の底にこびりついたお焦げが大好きで、お焦げをとにかく集めていた。やがて敗北、軍が散り散りになると陳遺はその集めたお焦げで食いつなぎ、無事に家に戻る。陳遺を心配していた母は心配のあまり視力を失っていたのだが、陳遺の帰還を知ると視力を取り戻すのだった。
東晋初期を代表する名将のひとり、陶侃。彼は若い頃酒による失敗をしでかしており、母と一定以上の酒は飲まないようにすると約束し、以降それを高官になっても貫き通した。
食べ物飲み物が結ぶ、母との縁。
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