03-11-09 三晋 懐帝司馬熾
その見立ては正しかったわけである。
王衍は石勒に言う。
「わしは官途に立つつもりはなかったのじゃ、世のことにもかかずらいもなりたくなかったのじゃ!」
石勒は言う。
「色々なお方を見てきたが、いまだもってこのようなお方は知らぬ。これは生かしておいた方が良いのではないか」
あるものが石勒に言う。
「やつは晋の王公、我らに協賛など致しますまい」
石勒は答える。
「とは言え、剣にて殺すのも忍びない」
そこで夜、人をやって土塀を押し倒し、圧死させた。
※さすがに
なるほどねー! 「ら」だもんねー! 嘘ではない、嘘ではないよねー! ねーーーー!!!
西晋を代表する名士のひとりである、王衍。まだ世が平和であったとき、
後漢末の許劭は月旦、すなわち人物評価で名を知られていた。その月旦が
早い段階で姦雄を見抜いたふたり。
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