03-08-05 漢一 諸葛亮 2
「貴方様の才は
諸葛亮は涙しながら言う。
「臣めがどうして陛下生え抜きの臣下らの力を駆りず、忠誠貞節を尽くさずにおれましょうか。死力をもって帝業を継承いたします」
全権を握った諸葛亮は官職をシンプルなものとし、法制の不備をも改めた。また国内に命令を発して、言う。
「およそ政務に携わるものは、広く人々の知恵を集め、忠心公益を世に広めるべく務めるものである。もし同僚を嫌うからと遠ざけるようなことがあれば、政の落ち度はそこから広がりゆくことであろう」
諸葛亮は
「
この説得を受け、呉は再び蜀と手を結び、魏との関係を断った。
蜀の南辺には蛮族がいた。諸葛亮は兵を率いて平定に出た。南方では「
「諸葛公には天威が備わっておられるのだな」
以後、南土の民が蜀に背くことはなくなった。
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