03-07-13 漢十 孫権 2
「劉備は、まさしく梟雄であります! しかも
孫権はこの提言を却下した。
周瑜は曹操に対して反攻の軍を発するべきだ、と提議したが、病にあい、死亡した。周瑜のかわりに
孫権の配下将のひとり「
「そなた、ほんとうにあの呉の町の蒙坊なのか!?」
呂蒙は答える。
「士と三日別れたら、まさに刮目して向き合え、ってやつですよ」
劉備が
劉備は更に
このころ魯粛が死に、呂蒙がそのあとを継ぎ、孫権に対して関羽を討つべく勧めていた。そこで曹操が樊城に援軍を送って関羽の正面を釘付けしたのを見計らい、「
劉備は皇帝自称後、関羽が殺されたことを恥じ、自らその敵討ちのために出陣した。孫権は和睦を求めたが、聞き入れない。そこで孫権は魏に臣従する旨の使者を送った。魏もまた孫堅を呉王に任じた。
「呉王の学識はいかなるものか?」
「呉王は賢人を任じ有能なものを活用、そのお志は国家運営に向かっておられます。少しでも暇があれば典籍史書を紐解かれ、書生にありがちな片言隻句への拘泥などもなされません」
「呉は魏を難物と思っているかね?」
「百万の精兵が
「呉の士大夫はいかほどか?」
「特に際立ったものでも八、九十人はおります。臣のごとき者なぞ、車に積みきれないほどに転がっております」
この会合にて孫権は曹丕に人質を送ると約束していたのだが、劉備の独力撃退に成功すると、送るのを取りやめる。曹丕は怒り呉との同盟を破棄した。
孫権は黄武と改元、長江を天然の堀として魏軍に対抗した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます