03-07-12 漢十 孫権 1 赤壁
反
曹操は
「いま、水軍八十万の配備を終えた。将軍とは
孫権が配下らに書状を示すと、顔面蒼白にならないものはいなかった。「
そこに待ったをかけたのが「
「どうか私に数万の精兵を与え、
これを聞いた孫権は刀を抜き、曹操からもたらされた書状を机もろとも叩き切った。そして言う。
「諸君らのうち、なおも曹操に降らんという者があったならば、この机と同じことになると思え」
こうして周瑜に三万人が与えられ、劉備とともに曹操に立ち向かうこととなった。両軍は
「曹操軍の船艦は船首船尾をずらりと連ねている。ひとたび焼き払ってしまえば、追い払うことが可能でしょう」
周瑜は中型船小型船十艘に油を染み込ませた枯れ草を搭載し、陣幕で覆い、上に旗を立てた。ほかに小回りの効く小舟をいくつかつけ、その上で「黄蓋が投降する」と偽りの書を送り付けた。
このとき東南の風が強く、黄蓋は十艘の船団の最前に立つ。長江の中ほどで帆を張り、他の船を引き連れて進む。曹操軍は黄蓋を指差し「これは降伏しに来たに違いない」と語る。
しかしその距離八百メートルほどになったところで、着火。
盛大に燃え上がった船たちは風に乗って、矢のごとく進む。たちまち火は曹操軍の船に燃え移り、焼き尽くした。炎と煙は天を覆い、人や馬は焼け、あるいは溺れ、多くのものが死んだ。
周瑜らは進軍の太鼓を打ち鳴らし、軽装の兵士たちに襲撃させ、曹操軍を壊滅させた。曹操自身もほうほうの体で逃げ落ちた。
その後しばしば曹操は孫権に攻撃を仕掛けたが、結局攻め落とせなかった。だので曹操は嘆息し、言う。
「孫権のような子が欲しかったものだがな! わしにすり寄った
馮衍(後漢)&張昭(三國志)
漢の
三国呉の重鎮、張昭。
意見が通らなかったことを理由に引きこもった二人。
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