03-07-09 漢十 劉備 1
反董卓連合が解散となったころ、劉備は
呂布が再び劉備を攻撃。劉備も再び曹操のもとに逃げ込んだ。呂布が曹操にくびり殺されると、曹操とともに
その許では、
「いま天下の英雄は、そなたさまとこの曹操くらいのものであるな」
折しも会食のさなかのことであった。劉備はつい箸とさじとを取り落としたが、そこに突如雷鳴が轟く。劉備はあわてて身をかがめて言う。
「聖人は申しておりましたな、迅雷や風の激しき折に、人は顔色を変えずにおれぬものだ、と。なるほど、合点がいき申した」
その後劉備は
荊州に出た劉備は
「わしは常に馬に乗りっぱなしで、内ももに肉がついたことなぞござらぬ。だのにここしばらく乗らぬ間に、すっかり肉がついてしまった。このまま月日が流れて老いゆき、まともに功績も立てられずにいるままなのかと思い、悲しくなったのです」
三国蜀が魏の支配する
挑発する英雄、応じる英雄。
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