03-05-02 漢十 霊帝劉宏 下
さらに、宦官の
同じく
「お前の名は、いまここに李膺様、
范滂はひざまずいてその言葉を聞き、それから今度は息子の方に振り返り、言う。
「お前には宦官どもと結託させたほうがいいのか、とも考えはした。だが、悪事をなさせるわけにもゆかぬ。お前には善なる行いをしてほしいのだ。だから、わしは悪と最期までつるまなかったのだ」
この挨拶を聞いている者たちはみな涙した。
この疑獄にて刑死した人士は百人、死刑の他、流刑や永久罷免の処分を受けたものを合わせれば六、七百人にも及んだ。
「
郭泰は人物評論こそなしたが、暴言や誹謗などはなさなかったため、この混濁した世の中をも泳ぎきり、災いに遭わずに済んだのだ。
朝廷では儒者らに五経のテキストを検証させて正し、そのテキストを「
こうした振る舞いが示すように、
こうした流れの中で、三国時代の画期たる
十八史略の時代区分に合わせると三国志がぼやけてしまうので、ここでいったん節を区切ることとしよう。
『韓詩外伝』に、周公旦は来客があれば、例え洗髪中でも髪を握ったまま応対に出たと書かれている。それだけ人材を逃したくなかったのだ、と。
一方の
得難い人材のためになりふり構わぬ二人、という感じですね。
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