03-03-05 漢八 安帝劉祜

 安帝あんてい、名は「劉祜りゅうこ」。清河せいが王「劉慶りゅうけい」の子で、章帝しょうていの孫にあたる。元服を迎える前に即位し、皇太后のとう皇太后が臨朝、その兄の鄧隲とうしつを大将軍とした。


 鄧太后が死亡すると、鄧隲は罷免され、直後自殺した。


 安帝は幼いころより聡明で知られたが、即位すると徳を疑われるような振る舞いも多かった。在位十九年で死亡、この間に改元は実に五回にも及ぶ。永初、元初、永寧、建光、延光である。


 安帝の在位期間中に太子は側仕えらの讒言にかかり廃位され、済陰王に降格させられた。「閻皇后」が臨朝し、その兄である「閻顕」と共謀して章帝の孫の「劉懿」に安帝のあとを継がせたが、宦官の韋「孫程」らが共謀して等、閻顕を殺害の上、閻皇太后を蟄居させた。そして済陰王を皇帝に推戴した。「順帝」である。

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