03-01-21 巻七 光武帝劉秀17
当時の州牧・郡守・県令はみな良吏であった。
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「桑には余分な枝も着かず、麦の穗からは更に穂が出ている。作物もこの統治を祝うかのようだ。張堪の政のおかげで、我らが安楽の尽きることはない」
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「どんな徳を施せば、このような結果を招けるのだ?」
劉昆は答える。
「ただの巡り合わせでしょう」
光武帝はコメントする。
「なるほど、これがと有徳のひとの言葉なのだな」
そうして、この言葉を記録させた。
後漢
寛大な恩徳を示した名地方官たち。
張堪(後漢)&周鎮(世説)
後漢の時代に
清貧を貫き、志を全うした二人。
後漢の役人、孟嘗は南方の町、
同じく後漢の劉昆は有徳の人であった。あるとき火事があったのでそちらに向けて叩頭すれば火事がやむし、別のところで虎の害が激しかったのにかれが赴任すると虎は逃げ去った。「どうすればそんな真似ができるのだ」と光武帝が聞くと「ただの偶然です」と返した。
際立った治績をおさめながらも、どこまでも謙虚であった二人。
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