02-09-04 蒙求 中2
前漢
このひとのためにならば、と行動を起こす女性ふたり。
後漢の趙壹はずば抜けた才人でこそあったのだが、なにぶん激しく傲慢であった。もちろん時の名士の中には彼のすごさを実感するものも多かったのだが。そんな彼のすごさは役人の元にも届いたため、招聘の便りが幾度も届く。しかし趙壹、すべてはねのけ、貧乏暮らしの中で死んだ。
前漢の武帝が役所に訪問したとき、かなり険阻な顔の老人が働いていた。聞けば文帝の時代から小役人としての働きのままであったという。その理由は顔が恐いから。武帝は彼をあわれみ、会稽太守に任じた。
不遇の暮らしを甘んじるふたり。いや趙壹さんはやや隠者気味のような気もしないではありませんが。
前漢
若き頃から助け合った友人二組。
前漢武帝の治世、地方反乱があった。暴勝之は斧をぶん回して思いっきり地方反乱を駆逐した。
後漢順帝の時代、張綱は中央で奸臣が跋扈する中地方風俗の視察に出向かされることになった。そこで巡察に当たって乗る車の車輪を洛陽に埋め「中央の虎狼をどうにかしなまま地方の狸狐を見てどうするのだ」と、奸臣たちの弾劾状を提出した。もちろん奸臣たちからは煙たがられて左遷させられた。
強すぎるふたり。ひとりは武、ひとりは悪を憎む心。
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