第415話 イコライザーの9800圧しの意味

これは主人公であるデンゼル・ワシントンが、若い娼婦アリーナと話すようになり、


徐々に打ち解け合ってきていた。彼女はロシアの組織から逃げ出す事は夢だと言い。


客に殴られ暴力を振るわれた。そして反抗して客である相手を殴った。


そしてロシアの男は、見せしめに彼女の顏の半分に重度な傷を負わした。


いつも来ている彼女が24時間営業の飲食店に来ないので、辺りを見回した。


店長に「病院にいるみたいだよ、酷い怪我を負ったらしい」と言われ、


彼は病院に足を運ぶ。彼女の近くに独りだけ女性が立っていた為、


彼はアリーナが見える位置まで離れて、しばらく彼女を見つめた後、


廊下にある長椅子に腰かけた。アリーナの友人はコーヒーをカップに注ごうとしたが


手が震えてコーヒーが溢れかえっているのを見て、彼は話しかけた。


当然、彼女は最初、警戒した。しかし、友人だと聞かされ現状を知り、


彼は9800ドルを持って、ロシアの経営しているクラブに行き、一番奥の部屋に行った。



意味深な映画は私は、私なりに納得するまで見る。1年前に見た映画でも、1年後に見れば、また違った思いが生まれるからだ。


数多くの映画やドラマを見て、私はたまたまこの映画をAmazonプライムで見た。


最初に見たのはもう何年も昔だ。だが何故かこの映画を見た。また序盤だが。


デンゼル・ワシントンが9800ドルで手を引けというと、ロシアンマフィアは9000ドルでか? と聞くが、デンゼル・ワシントンは9800ドルだと言う。


ロシアンマフィアは最後のほうで9800回マスでもかいてろと仲間たちと笑い者にした。


私が不思議に思ったのは、何故9800圧しをしたのか? 9000でも1万でも無く、


9800ドルだと言い張ったのかを、考えてみた。


私が思うに、奴らにとっては9800ドルも、9000ドルも違わない程度の額であるが


デンゼル・ワシントンは闇の世界から抜けて、一市民として生きようと努力していた。殺しの技を使えば簡単に稼げる額だが、彼は一生懸命に働いた有り金9800ドル

の重みと人をゴミのように扱い、逆らえば殺すような奴らだったから彼は言い張った。


ワンシーンごとに変化をしていくのが映画であるが、私が昔見た時には思いもしなかったシーンであり、9800ドル圧しであった。


駄作を好む人もいるが、私は映画の途中で駄作だと気づいたら、もう見る事は無い。


時間の無駄だからだ。見る前から駄作だと分かるようなものも見ない。


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