第356話 経済制裁の恐ろしさ

 アメリカが制裁追加としてロシアを徹底的に叩き潰す勢いを見せだした。

正直、怖いほど追い詰めている。ロシアの原油輸入もアメリカとイギリスが禁止し、その他、高級ウォッカや車なども全面的に輸入を禁止にした。


そしてゲーム業界にも派生し、経済的打撃は恐ろしいものである。

軍事行動を起こしているロシアに対して、経済を徹底的に叩くつもりのようであるが、ロシアはウクライナに対して攻勢の構えを解かず、ロシアの占領下を増やしている。


よく分からない立場である中国は、ウクライナを支援している事から、ロシアと完全に縁を切ったとしても、あくまでもウクライナ問題に対しての支援であり、ロシアがこのまま衰退したとしても、アメリカと中国が手を組むとは思えない。ウクライナが自軍の損害を発公表した事から、人道的支援を直接求めず、損害を公表する事によって支援を求める様子である。これは現時点で、被害を公表していなかったが、世界から予想以上に人道的支援が多かった事が背景に見られる。正式に公表する事で更に支援者は増えるだろう。ウクライナ将兵は現在で1300名の戦死者を出していると発表した。


しかし、双方の損失や被害は全く違う事を言っている。どちらも正しくない可能性もある。ウクライナの大統領は、ロシア軍の被害は1万2千人の損害を出していると言っているが、自国の損害と比べてあまりにも多数すぎる。ここには間違いなく何処かは分からないが、嘘があるだろう。そしてウクライナは100%勝つと発言した後に、再びロシアに対して停戦交渉を再び求めた。あまりにも矛盾すぎる。仮に100%勝つならば、今後の為にも交渉はロシアサイドからさせるようにしなければ意味を成さない。


停戦を求めている時点で、相当な譲歩を覚悟している事がわかる。


ウクライナはロシア軍の将兵被害は1万2千人。自国被害1300人。

ロシアはウクライナ将兵2870人以上殺害したと主張し、自国被害は489人。

アメリカはロシア軍の人的損害は2千~4千人に達していると分析している。


この数値を見ても分かるように、どの国も全く嚙み合わない。

戦争にはつきものであるが、ウクライナは言いすぎだ。敢えて強きの姿勢を示して、停戦交渉に持って行こうとしているが、これでは交渉はこじれるだけであろう。


問題は経済的な制裁によって、予想以上に被害が拡大していることだ。それはロシアだけでなく日本や他の国も同じである。ロシア在住の日本食を出している人の話では輸入が全面的に禁止になった為、材料の殆どは日本からの輸入で成り立っていたが、戦争が終わらない限り、経済的制裁の被害が拡大していくことがわかる。ロシアがこのまま軍事的行動を止めない場合、軍事兵器を使う可能性が出て来る。それを一番恐れているのはウクライナは勿論であるが、アメリカも当然恐れている。


しかし、この戦争で分かった人は多くいると思うが、現地にいない人にはハッキリ言って私も含め、分からない事が多すぎる。実際問題どうなっているのかが、表に出る事は殆ど無いと言える。戦争だから仕方がない事ではある。


日本はアメリカの報道規制がかけられる事は、よくある事なので仕方はないが、ここまで公表されている内容が違うと、逆に恐ろしい。


アメリカ大統領のケネディ暗殺も、公表すると言いながら、延期に次ぐ延期で現在では2039年に公表すると言ってはいるが、何度も延期しているのが現実である以上、相当な問題なのだという事を示している。


今回の戦争で多くの事を日本人は知ったと思う。現実問題としてアメリカ軍が日本から撤退したら、即攻められるだろう。それ故に、アメリカの言う事には逆らえないのが現実だ。

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