第236話 吉田松陰

“一日一字を記さば

一年にして三百六十字を得、

一夜一時を怠らば、

百歳の間三万六千時を失う”



彼の死で、日本は動き出したと言ってもいい。


よく、残念ながらあまり理解していない学者などが


この幕末の時代に一番貢献した人をあげることがあるが


理由としては最初に始めた人だからだと、皆、口を揃えて言う。


時代を動かすのは、そう単純な話ではないのだ。


魅力があり、その時代に生き、出会い、色々な複雑な世界の中で


彼らは共に生きたから、時代は変わるのだ。


織田信長でもそう言える。徳川家康が隣国にいたおかげで、


彼は東に対して安心し、西の京の都へと俊足のように制圧できた。


そして、織田信長と同等並の知恵者である豊臣秀吉と運命の出会いを果たした。


歴史的に一人の人間だけで何かを成しえた人はいない。


必ず誰かが助けに入っている。それは運命としか言いようがない。


私は吉田松陰の言葉から実践を始めた訳ではない。


自分自身で気づいたからこそ日々実践出来ている。


そう思いつくまで当然時間はかかったが、現在も欠かさずしている。


言葉だけを知るのは意味がない。必ず日を追うごとに忘れるからだ。


何かしらの欠片でもいいから経験すれば、皆、実践するはずだ。


実践すること自体は難しくない。毎日続けることが大事なのだ。


一分以内に終わることを実践するだけで、日々色々知る事になる。


それは仕事や恋愛、トラブルなど数多に渡って活用できる。


ネットが無い時代に、多くの賢者たちは言葉を残した。


遥か昔に、現代でも通用する意味のある言葉を残した彼らこそ

最大の功労者と言えるだろう。

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