第77話 アルファ・ゴールデン
”逆境はまるで強い風
剥がせるものはすべて剥ぎ取り我々に本当の自分を見せる”
本当の自分かどうかは私としては何とも言えない。
私の場合は確かに一生で一番厳しい時期だったと
まだ人生半ばにしてそれは断言できる。
それほど辛く厳しく己を正気を何度も疑った。
これはカウンセラーや相談員に聞いた話だが
私のように誰にも相談せず自分自身で答えを見つけ
立ち直ろうとしている人は実際の所いないらしい。
保健士さんに私は人生で始めて相談というか
答えは出ているが何が起きたのかを話しきるに現在でも
至っていないほど難解で人間関係図も作り色々な考察をしたが
やはり答えは変わらない。
死こそが本当の答えなのだろうが、今の時期にしても意味はない。
今死ぬのはただの無駄死に終わるだけだ。
では生きるのかと単純な話ではない。だからこそ悩むのだが
数年前よりはましになった。それが理解できるほどまでに
再び復活するとは実際の所無理だと思っていた。
私はこの先の人生で誰にも言えない事実を体験した。
どんな悪党でも愛はある。それは矛盾していると思う人も
いるとは思うが、”愛”はお金と同等なほど世界にある。
私はここまで生きてきて”愛”の無い人生だったことが
はっきりと証明されてしまった。
人間は良いほうに考える時と悪いほうに考える時がある。
愛はまさに良いほうに考えることが多いのが人間である。
疎遠で仮にそのまま死に目に会えず死んだとしても
実は言えなかった、本当は違ったと後から言える。
しかし、私は最後の最後まで戦いそれが無いことが
実証された。
それは親と私にとっては正直どうでもいいことだ。
父親の若い頃は本当に何でも可能だった。それだけのコネと
お金があったからだ。何もかもが可能になる世界で生きてたら
どうなるか考えてほしい。
死ぬ1年前ほどにキャッシュカードでお金をおろす事を知った老人。
逆の意味で恐ろしい。それほどの家系だった。
私はある日、タクシーに乗り〇〇の自宅までと言ったら
あそこの人ね? と振りかって聞かれた。
私はそうですと答えると。貴族だと言われた。
思わず笑いが出たが、世間から見たらそうなる家だった。
そんな世界で生きてきたからだろうが
思想は正直いって恐ろしい。
完全に愛がない人は今後、私の父親以上の人を見ることはないだろう。
可愛がっていた愛犬を毒殺し、弟を私に殺させようとし、
一生続くであろう裁判に私を出させようとし、死ぬ数カ月前に
医師会の掛け捨て保険六千万円を解約した。
母親も父親と同じくらい危ない危険な人だ。
法律というものを無視して生きていた。まだ生きているらしいが
遺言書があったことも開封後3カ月たってから立会人から
連絡してきた。うちの税理士だったから何とも信用はできない。
これに触れたらまた長くなってしまうので名言とされる
この言葉に戻ります。
本当の逆風に合えば死が連想されます。
軽い逆風なら理性が残るから本当の自分が残ります。
私は逆風に合う前が本当の自分であり
今再び、あの頃とはまた違った自分を見つけ
基本は変わらないことは十分に理解できました。
だからこの言葉には私は同意しかねます。
本当の自分とは何かという問題から取り組まないと
しかしそれは大変なことだと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます