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2021年11月6日 05:43
自立という視点ではイマイチ役不足かも知れませんが、サリーちゃんのことも忘れないであげてください。白黒テレビの時代、少なくとも親元を離れて生活してたんですから。ハイジもペリーヌも、原作にない自立への過程を丁寧に描いているところが素敵です。ペリーヌの原作にない1クール、そしてハイジでは主人公が夢遊病に追い込まれたり、車イスを投げ捨てる少年のように、人の心の弱さを強調する原作から、「クララが立った!」と喜ぶあのアニメオリジナル名シーンに至るまでの演出。ああ、何という素晴らしい時を我らは共有できたのか。しかし、こうして自立という観点から考えると、やはり真の自立とは、決して自分勝手に生きることでなくて、他者の自立を助けてこそ輝くものなのですなあ。
作者からの返信
そうですね、サリーちゃんがありました!魔法で生活を助けられていたといえ、一人で頑張っていましたね。ハイジもペリーヌも、当時ナマで視たのではありませんが、後にDVDで感動。おっしゃる通り、人間の強さも弱さも、苦難を乗り越える勇気も、リアルに丁寧に描かれていたものだと……惜しむらくは、ちばてつや先生のマンガ『ユキの太陽』(1963)。和製ハイジのような雰囲気もちょっと漂う、名作だと思います。宮崎駿監督の手でパイロットフィルムが作られながら、幻に終わったとか……当時の“自立する少女”のイメージは、戦後の焼け野原生活の記憶から発祥しているようにも思えます。実写の『キューポラのある街』(1962)の姉と弟に観るように、あのころ、女性の強さは今よりも光っていたのかもしれません。
自立という視点ではイマイチ役不足かも知れませんが、サリーちゃんのことも忘れないであげてください。白黒テレビの時代、少なくとも親元を離れて生活してたんですから。
ハイジもペリーヌも、原作にない自立への過程を丁寧に描いているところが素敵です。ペリーヌの原作にない1クール、そしてハイジでは主人公が夢遊病に追い込まれたり、車イスを投げ捨てる少年のように、人の心の弱さを強調する原作から、「クララが立った!」と喜ぶあのアニメオリジナル名シーンに至るまでの演出。ああ、何という素晴らしい時を我らは共有できたのか。
しかし、こうして自立という観点から考えると、やはり真の自立とは、決して自分勝手に生きることでなくて、他者の自立を助けてこそ輝くものなのですなあ。
作者からの返信
そうですね、サリーちゃんがありました!
魔法で生活を助けられていたといえ、一人で頑張っていましたね。
ハイジもペリーヌも、当時ナマで視たのではありませんが、後にDVDで感動。
おっしゃる通り、人間の強さも弱さも、苦難を乗り越える勇気も、
リアルに丁寧に描かれていたものだと……
惜しむらくは、ちばてつや先生のマンガ『ユキの太陽』(1963)。
和製ハイジのような雰囲気もちょっと漂う、名作だと思います。
宮崎駿監督の手でパイロットフィルムが作られながら、幻に終わったとか……
当時の“自立する少女”のイメージは、戦後の焼け野原生活の記憶から
発祥しているようにも思えます。
実写の『キューポラのある街』(1962)の姉と弟に観るように、
あのころ、女性の強さは今よりも光っていたのかもしれません。