第26話 タコ焼き

私は大阪在住であり、粉モンは頻繁に食べます。

妻は元関東圏の人間ではありますが、眼鏡とお笑いと粉モンを愛する人でした。


そんな二人なので、デートでタコ焼きというのはよくある選択肢だったのですが、実に様々なお店がありその日は【激辛ハバネロソース】が置いてあるお店に行きました。

ちなみに私は激辛平気で、妻は激辛好きだったので、辛い物もよく食べます。

タコ焼きは今から焼くというタイミングで、焼き立て熱々を激辛ソースで注文しました。


妻はお茶目さんで私によくイタズラをします。

目の前には【出来立て熱々】【激辛ハバネロソース】バージョンのタコ焼きがあり、【猫舌】の私がいます。さて、妻は何をするでしょうか……?

答え:私のお口にあ~んしてくれます。フーフーせずに丸ごと一個特大のやつを。

満面の笑みで見つめる妻悶える私。

まぁ大丈夫なんですけどね。普通の人はやっちゃダメだよ?

あ~んしてもらえるなら自然とお口を開くでしょ?

ま、そんな感じでいつもの如くデートしたのですが、後日……妻は関西のママ友にその話をしたら、絶対にそれはやったらあかん!と怒られましたとさ。


私にとってはとても楽しく素敵な思い出です。

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