第25話 ヒーローショー

息子の誕生日のお祝いにとある施設へ行った時の話

その当時【シンケンジャー】が流行っており、息子も激ハマりしていた。父も初体験だったのたが、所謂ヒーローショーというものをやっていて、運良くシンケンジャーのヒーローショーに参加できたのだ。

開始前から盛り上がる会場。

子どもたちはテンションアゲアゲモード。

そこへ登場して来たのは、敵役の怪人(司会的な感じで盛り上げ役)であった。

適役らしくシンケンジャー共を始末するから会場のお友だち手伝ってくれ!的な無茶振り……が本来なら「お前たちの手伝いなんかしないぞ!」

的なはずが、おかしいテンションの子どもたちは

「おおお!シンケンジャー倒すぞ!!!」

と大盛りあがりノリノリで一緒に倒すと言うのだ。

息子もノッていた。

いやあかんやろ!

司会役もまさかの事態に困り……

「お前たち本当にいいのか!」

とか方向修正にはしるというカオスぶり。


最終的には皆で適役をやっつけよう!的な流れに戻り、無事にヒーローショー終了。

お楽しみとして、グッズ販売があり何とカレンダーへのサインもあると言うのだ。

しかし、大人から見て中のアクターは別人。

どうなるのか?と思いつつもサインを貰いに行くと、殿(レッドですね)が直々にサインをしており、

カレンダーに

【シンケンジャー】

とサインしてくれました。

うん。嘘はついてない。息子も満足気。

色々と大人の事情を察しつつ大人の対応で帰宅したのでした。

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