第2話
二人の少女とシャーシャンが家に帰ると、妹の方がお母さんに、
「お友達を連れてきたよ」
と言った。
お母さんは、シャーシャンの顔を見ると思わず笑ってしまった。その大きな瞳と大きな口を開けて笑う顔に。
早々に妹はシャーシャンを連れて自分の部屋に入り、何やら遊びを始めた。そして姉は、応接間で母親に今日の経緯を告げると、母親は、
「まぁ、そうなの、お父さんが帰ってきたら相談しなきゃ」
と言った。
お父さんは、村で一人だけのお医者さんで、診療所から帰ってくると、食事の前にシャーシャンの事を聞いた。
「兎に角、捜索願が出ているはずだから、駐在さんに連絡しよう」
ということになり、シャーシャンは一晩を此の家で過ごすことになった
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