第3話・宇宙世紀のウソ

「地球はエリートに独占されている」「資源の枯渇した地球はスペースノイドに養ってもらっている」など、冨野ガンダムには様々なデマが飛び交っています。

 カイの言う通り、エリートが独占しているのではなく、地球に住んでいるからエリート、という強引な理屈まで飛び出す始末。

 おまけに地球の資源はマ・クベが採掘しています。ちょっと掘っただけでジオンは十年戦えます。

 そんなデマゴギーを誰が撒いたかって、それは軍か政府と相場が決まっているもんですよ。

 もはやスペースノイドの方が多いのに、差別なんてされる訳がないじゃありませんか。被差別民はアースノイドなんですよ。

「特権階級が地球を汚している」なんてのもありましたね。アニメの閃ハサでは庶民が汚していましたが、原作にそのネタありましたか? 私は読んでないのでしりませんが、あれを見た時、私は「よくわかっているじゃないか」と感心したものです。

 ではなぜ地球連邦はそんな真似をするのか?

 それはですね……

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