『あやかし法廷 ~妖怪弁護士ホワイトウルフの事件簿~』

前説

本作について(2021年11月)

 本作『あやかし法廷 ~妖怪弁護士ホワイトウルフの事件簿~』は、2019年1月より、「カクヨムコン4」への応募作品として執筆・公開を開始しました。

 先述の『妖怪だって有給が欲しい! ~弁護士ホワイトウルフのあやかし労働法相談~』の執筆打ち切りと同時に、流行りの「あやかしモノ」のテイストを取り入れた新作として始めたものであり、原作の主人公・不動ふどう志津しづ(作家志望)が白山白狼をモデルに書いた作品という体裁を取っていました。

 作中で活躍するのは、白山ならぬ白白狼であり、主人公は「自分が主人公に向かない性格であることを気にしている志津が、自分と真逆のキャラクターとして創出した」想定のお嬢様となっています。

 また、コンテストの〆切まで日数が限られていたため、ストーリーは原作の換骨奪胎で妥協し、本文の大部分を原作から流用することとしました。


 ……しかし、そのような姑息な手段を用いてまで、特に書きたいわけでもないジャンルを書いている自分とは何だろう?との自己嫌悪から、本作の執筆は第3話にして早々に打ち切り、かくして「ホワイトウルフ×あやかしモノ」のコンセプトは露と消えました。


 当時の板野にとっては一つの黒歴史とも言える作品ですが、今さら恥を気にする立場でもないので、主人公・琴音子ことこのためにも再掲しておきます。

 志津がシーズーなので、こちらは子猫という安直なネーミングですが、名前自体は気に入っています。



 ◆◆◆ 作品データ ◆◆◆


【公開当時のキャッチコピー】

(記録がなく復元不可)


【公開当時の紹介文】

親戚の手引きで妖怪の会社に勤めることになってしまった旧家令嬢・琴音子(ことこ)が出会ったのは、正義の味方を名乗る真っ白スーツのイケメン弁護士。彼の正体は、「法曹界のホワイトウルフ」の異名を取り、人間と妖怪の調和を乱す悪に正義の牙を突き立てる妖怪弁護士だった!

人とあやかしが行き交う現代日本を舞台に、弁護士・白河白狼(しらかわはくろう)の辣腕が冴え渡る!


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