『4.6billion ～宇宙アイドル共栄圏～』

前説

　本作『4.6billion ～宇宙アイドル共栄圏～』は、2017年4～5月頃、『48million ～国民総アイドル社会～』（https://kakuyomu.jp/works/16816700428482664020）及び『48million ～アイドル防災都市戦記～』（当時はタイトルに「2」なし）に続くアイドルシリーズの長編第3作として企画していたものでした。

　前2作が25世紀の話であるのに対し、本作は31世紀を舞台とし、さらなる管理社会化が進んだ日本（らしき国）のアイドルと、ロシア（らしき国）の宇宙技術者達の物語が展開される予定でした。

　また、前2作がAKB48グループをモチーフとしていたのに対し、こちらは地球の年齢である「46億年」と掛けて乃木坂46をモチーフとし、メインヒロインは生駒（いこま）里奈（りな）のイメージを引用した「梅屋敷（うめやしき）カスミ」としていました。

　メインテーマとしては、かつての人類が宇宙に流した放送電波を時空歪曲で観測する「タイムテレビ」の実現を通じて、電磁的記録の断続した21世紀のアイドルの映像を今（31世紀）に再現するという話を想定していましたが、結局、多忙などの事情により執筆は断念しました。

　唯一完成していた第1話の前半部分は、後に仲間内でも公開していたので、ここに再掲しておきます。