『妖怪だって有給が欲しい! ~弁護士ホワイトウルフのあやかし労働法相談~』

前説

本作について(2021年11月)

 本作『妖怪だって有給が欲しい! ~弁護士ホワイトウルフのあやかし労働法相談~』は、2018年12月より、「カクヨムコン4」への応募作品として執筆・公開を開始しました。

 コンセプトとしては、『ブラック企業をぶちのめせ!』(https://kakuyomu.jp/works/16816700428483728427)の白山しろやま白狼はくろう弁護士が、妖怪の労働問題の解決に奔走するというものであり、登場人物や世界観は原作から地続きとなっていました。

 しかし、第1章を書き上げたところで、どうも流行りの「あやかしモノ」とはこういうことではないらしいぞと気付き、本作をこれ以上続けても伸び代がないとの判断から、コンテストへの応募を取り下げ、未完・非公開としました(以降のことは『あやかし法廷 ~妖怪弁護士ホワイトウルフの事件簿~』の解説を参照)。


 その後、翌2019年の『あやかし特区のワーキンガールズ!』(https://kakuyomu.jp/works/16816700428533464833)の執筆にあたり、コンテストの〆切までに余裕がなかったため、眠らせていた本作第1章の内容を書き換え、人妖共生社会の新潟市を舞台に、白山白狼ならぬ白白狼が活躍する話として再公開することとしました。

 ゆえに、本作の本文と、『あやかし特区のワーキンガールズ!』番外編「いつか私も、この街に」の本文はその大部分が共通しています。


 思えば滅茶苦茶をしていたものですが、二度の出版検討を経て没を食らっていた「弁護士ホワイトウルフ」は、それだけ板野にとって捨てきれないキャラだったのでしょう。



 ◆◆◆ 作品データ ◆◆◆


【公開当時のキャッチコピー】

妖怪だって有給が欲しい! ~弁護士ホワイトウルフのあやかし労働法相談~


【公開当時の紹介文】

ブラック企業の撲滅を誓い、白スーツで街を駆ける変人弁護士、白山白狼(しろやまはくろう)。

彼が救いの手を差し伸べるのは、人間だけではない!

ブラック陰陽師に無給で使役される妖怪達、ブラック企業への恨みを抱いて死んだ幽霊、

妖怪の会社に間違って入社してしまった人間の女の子、エトセトラ、エトセトラ。

人とあやかしの平和的労働関係を守るべく、弁護士ホワイトウルフの辣腕が冴え渡る!

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