第365話 【深層地帯攻略準備・2】

「それじゃ、次はクロエだな」


「は~い」


 クロエは軽く返事をすると、自分のステータスを見せてくれた。


名 前:クロエ・フィストル

年 齢:16

種 族:獣人

身 分:平民

性 別:女

属 性:風・水


レベル:88

筋 力:5947

魔 力:7001

 運 :81


スキル:【剣術:5】   【体術:5】  【身体強化:5】

    【夜目:5】   【魔力探知:5】【気配察知:5】

    【罠解除:4】  【警戒心:5】 【風属性魔法:5】

    【水属性魔法:5】【魔力強化:4】【魔力解放:5】

    【瞑想:5】   【集中:5】  【魔力視:5】

    【並列思考:5】 【冷静:5】  【闘志:5】

    【嗅覚覚醒:5】 【威圧:4】

固 有:【獣化】 【覇気】

能 力

称 号:英雄の子  加護持ち 金級冒険者

    獣人魔導士

加 護:獣神の加護


「クロエもなんだかんだいって、もう直ぐで90レベルだな」


「それにクロエちゃん、スキルが殆どスキルレベル5なの凄いね」


「獣人族で魔力が7000ってのは、本当に凄いと思う」


「えへへ~」


 クロエは皆から褒められると、嬉しそうに笑った。

 レイも凄いが、クロエはクロエで本来、種族柄苦手な魔法をここまで上手く使えるようになってるのは本当に凄いと思う。

 ましてや魔力が7000なんて、同じレベルでもクロエ程の魔力を持つ獣人はほぼいないだろう。


「それじゃ、最後はジン君だね」


「ジン君の事だから、また凄いステータスになってそうだね」


「いや、流石にこんな短期間だからそこまでは変わってないと思うよ」


 そう俺は言って、自分のステータスを皆に見せた。


名 前:ジン

年 齢:15

種 族:ヒューマン

身 分:平民

性 別:男

属 性:火・水・風・土・光


レベル:105

筋 力:20014

魔 力:31478

 運 :76


スキル:【鑑定:5】   【状態異常耐性:5】【剣術:5】

    【魔力強化:5】 【火属性魔法:5】 【水属性魔法:5】

    【風属性魔法:5】【土属性魔法:5】 【光属性魔法:5】

    【魔力探知:5】 【身体強化:5】  【瞑想:5】

    【体術:5】   【気配察知:5】  【刀術:5】

    【魔力視:5】  【剣気:5】    【空間魔法:5】

    【空間把握:5】 【魔力強化:5】  【使役:5】

    【調理:4】   【挫けぬ心:5】  【魔力譲渡:5】

固 有:【成長促進】【異空間ボックス】

能 力

称 号:神童 加護持ち 金級冒険者

    魔女マリアンナの弟子 リウスの主 救世主

    英雄 

加 護:魔法神の加護 武神の加護 剣神の加護

    聖神の加護  


「いつ見ても、やっぱり凄いね」


「筋力2万超えって、ジン君と握手したら手潰れそうだね」


「化け物だな」


 三人は俺のステータスを見ると、そう感想を言った。

 まあ、でも改めて自分のステータスを見ると、桁数がおかしいなとは思う。

 その後、ステータスを確認を終えた俺達は深層地帯での動きについての話になった。


「深層地帯の攻略だけど、どうするクロエは90レベル目指す為に前衛に来るか?」


「ん~、どうしようかな? 2レベル位なら、今のままでも上がるとは思うけど、魔法も使いたいんだよね」


「それなら普段の狩りの時は前に出て、ボス戦の時は後ろに下がったらどうかな? 私も久しぶりにクロエちゃんと一緒に前で戦いたいし」


 そうレイが提案すると、クロエは「あっ、それ良いかも」とその提案にのった。


「それならクロエは前に出すとして、レンはどうする?」


「今のままで良いよ。採取に集中したいし」


「そっか、なら俺とクロエの場所を交代で良いかな」


 そう言うと、レイとクロエは嬉しそうに返事をして、レンは「わかった」と落ち着いて返事をした。

 話し合いが終わった後、それぞれの部屋に戻り俺達は休んだ。

 そして翌日、俺は王都のリーザの店へと向かい、整備を頼んでいた装備を受け取った。


「随分と使い込んでいたけど、素材が良いから壊れていなかったわ」


「そっか、まあ素材も良いけど作り手も良いからな」


「あら、褒めても何も出ないわよ?」


 そうリーザは笑いながら言うと、「そう言えば、お爺ちゃんには会ったかしら?」と聞かれた。


「ルバトさん? いや、最近は王都に居ないから知らないけど、どうしてだ?」


「あら、言って無かったかしら? お爺ちゃんも迷宮に挑んでるのよ。仲良くなった冒険者と挑んでくるって言ってたわ」


「そうだったのか、いるとは思ってなかったから探そうとも思ってなかったな……」


「そうだったのね。第一探索者で入ってるから、会ってると思っていたわ」


 入ってる事すら知らなかったけど、第一探索者で迷宮に入ってたのかよ。


「まあ、今も挑んでるって事は5層の試練を攻略して、住宅街に入れる権利は持ってると思うから、もし中であったら声を掛けてみるよ」


「ええ、お爺ちゃんの事よろしくね」


 それから俺は装備の受け取りも終わったので店を出て、迷宮の家へと帰宅してクロエ達に装備を渡した。


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