第182話 【三カ月・2】
そして俺は三カ月振りにリウスのステータスを見て、目を疑う程にリウスのステータスは激変していた。
✤
名 前:リウス
年 齢:0
種 族:無魂獣
身 分:従魔(主人:ジン)
性 別:雄
属 性:火・水・風・土・光
レベル:67
筋 力:15487
魔 力:21047
運 :81
スキル:【火属性魔法:5】 【水属性魔法:5】【風属性魔法:5】
【土属性魔法:5】 【光属性魔法:5】【空間魔法:5】
【魔力強化:5】 【魔力探知:5】 【気配察知:5】
【瞑想:5】 【魔力視:5】 【状態異常耐性:5】
【竜魔法:5】 【竜眼:5】 【威圧:5】
固 有:【成長促進】【異空間ボックス】
能 力
称 号:ジンの従魔 無慈悲な者 竜王ヴェルドの弟子
加 護:魔法神の加護 竜神の加護
✤
「うん、マジでヤバい変わりようだな……【成長促進】と加護のおかげだろうか? まあ、リウス自身の頑張りもあるだろうけどな」
俺はそう言いながらリウスの頭を撫でていると、部屋の扉が開いて師匠が部屋に入って来た。
師匠は俺が起きてるのを見て「体調はどうかしら?」と心配され、何処も異常がない事を伝えた。
「ふふっ、流石は弟子ちゃんね。魔力の回復速度もかなり上がったわね」
「そうですね。修行を受ける前とでは今の回復速度はかなり上がったと、自分でも感じるほどに成長出来ました」
修行で成長したのは数値やレベルだけではなく、魔力の回復速度もかなり成長出来た。
最初の頃は【瞑想】で時間を掛けなければいけなかったが、今じゃ時間を掛けずに回復させることが出来るようになっている。
その後、師匠は俺にもう少し寝ていなさいと言うと部屋を出て行き、俺は師匠の言葉通りもうひと眠りする事にした。
修行が終わった翌日、俺は久しぶりに一日休みの日として十分な休日を過ごす事にした。
長い間、頑張り続けていた体へのご褒美としての休みは一日寝て過ごし、ここ最近感じていた怠い感じが一日休みんだ事で解消された。
「うん、やっぱり体がだるい感じがしたら休むのが一番だな、かなりスッキリしたな」
一日休んだ事で体の疲れも無くなった翌日、二日振りに空島へとクロエ達と共にやって来た。
王都で休んでいた二日間、リウスはヴェルド様の所に行き修行を続けていた。
リウスの底を知らない元気には、俺は驚くしかなかった。
「あいつの底をしらない体力は俺はこの数ヵ月で驚かされてばかりだな……」
「そうだね。リウスの体力は本当にヤバいと思うよ。スカイさんが言ってたけど、普通のドラゴンよりも異常な体力をしてるって言ってたね」
「……厳密に言えばリウスはドラゴンではないけど、ドラゴンからそう言われるってリウスは一体どこまで強くなるんだろうな」
そう俺がリウスの事を考えていると、待っていた場所に師匠達がやって来た。
「ごめんね。待ったかしら?」
「いえ、大丈夫ですよ。それで師匠、今日は空島に集まって何をするんですか? 修行は一昨日終わりましたよね?」
「ええ、修行は終わったわよ。でも最後に、やり残していた事があるでしょ?」
「やり残していた事? えっ、なにかあったっけ?」
師匠の言葉に俺はクロエ達にそう聞くと、クロエ達も首を傾げて分からないといった様子だった。
そんな俺達に対して、師匠はニコリと笑みを浮かべた。
「弟子ちゃん達は厳しい修行を三ヶ月もちゃんと続けたわ、それのお疲れ様会をまだやってないでょ?」
そう師匠は言うと、パチンッと指を鳴らすとテーブルと調理台、そして大量の食材が現れた。
そう言えば修行が全部終わったら、皆でお疲れ様会をやろうねって師匠が最初の頃に言ってた気がするな。
「さあ、皆で楽しみましょう!」
師匠がそう言うと、大勢のドラゴン達が集まってきた。
料理が得意な者は食材を選んで調理をはじめ、実力が同じもの同士で軽く戦ったりと各々の楽しみ方でお疲れ様会を楽しんでいた。
そして俺は、俺と戦いたいというドラゴンに行列が出来たり、久しぶりにレンの作った料理を食べる事が出来て、本当に楽しいお疲れ様会を行った。
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