戦国SLG風に描いたリアルがけっぷちライフ

鮫六五助

第1話 2021/11/01(戦国SLG風の世界に飛ばされる)

 ある日いきなり戦国SLG風の世界へと飛ばされた。

 無理やり転移させた自称神によると一年以内に100金貨を貯めないと人生が詰むらしい。


 抵抗を試みたが、自称とはいえ神。

 さっさと転移で姿を消されていまい何も出来なかった。



(転移させられたのではなく、単におぬしが現状を理解しただけじゃよ・・・)



 自称神が消える際に何か言っていた気がしたが、よく聞こえなかった。

 うん。全く何も聞こえなかった。




 とりあえず、まわりを見渡してみる。

 荒野がひたすら広がっていて何もない。


 いや、足元を見ると地面からチョンマゲが生えている。

 そっとチョンマゲをひっぱってみると、低予算で作った様な30cm程のゆるきゃら風さむらいが引き抜けた。

 しゃべれたので、話を聞くと自称神が用意してくれば『サポートAI.キャラクターの軍師くん』であるらしい。


 とりあえず、軍師くんに100金貨の貯め方を聞いたところ「知らん」という返事が帰ってきた。サポートキャラクターとは。。。


 詳しく話を聞くと「今のお前の力量がお話にならないくらい小さいというかゼロなので、金貨の貯め方なんて夢のまた夢だ」らしい。この軍師くん、なかなかの毒舌だ。。




 戦国SLGといえば、本城を起点として領地や資源を増やしていくものだと思い、軍師くんに聞いてみると、また厳しい答えが返ってきた。


 「はぁっ!? うっせわ!? お前に最初からそんな贅沢なものが与えられてるわけねぇだろ!!! 自分で作れ!」


 若干、流行りに乗ろうとしつつマジギレしている軍師くんに若干引きながらも話を良く聞くと本城から始めるという考え自体は間違っていないらしい。

 また、本城の作り方を聞くと、こちらはすんなりと教えてくれた。


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【本城作成に必要な資源】

木材:25本

石材:25個


※木材と石材の生産方法は自由。

※但し、品質や大きさ次第では本城作成に失敗する。

※本城作成に失敗した場合、品質や大きさが不足している資源の交換や再加工が必要。

※本城の建築開始~完了までの時間は約3日前後。

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 ちなみに、荒野の真っただ中での資源生産方法を聞くと「魔法で作り出す」「銅貨で他人から買う」の二択らしい。

 ログインボーナスで資源が貰えたりしないかを軍師くんに聞くと、今後は本気で「真面目にやれ!」と言葉通り(刀で)切れられかけたので、これからはタナボタを期待せずに地道に頑張ります。

 もちろん、魔法での資源の作り方を聞いたら「自分で考えろ!?」と言われました。サポートキャラなのに厳しすぎる。。


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【現状】

銅貨: 1000枚

糧食: 0個

木材: 0本

石材: 0個

鉄鉱: 0個

本城: 0個(建設準備中)

支城: 0個

領地: 0個

勢力: 0個

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 とりあえず、魔法で資源(木材・石材)を作る方法を模索します。

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