冬の寄港;死の淵へダイブする

立冬 想像と創造のあわい

 物語はどこにでも存在する。星の数ほどに。


 ビカビカと目立つ物語もあれば、仄かに浮かび上がる物語もある。夜空に瞬く星の光のように、遠い過去に潰えた紡ぎ手の物語が、今もなお輝いていたりもするのう。


 物語職人メイソンには誰もがなれる。


 が、誰もがなるわけではない。

 想像と創造のあわいを行き来するような物好きが、いつの間にか物語職人メイソンとして振る舞っていることが多い。ごく自然な流れとして、其処に逝き着くものなのじゃ。

 そして閃いては流れ去っていった物語の種に、繰り返しセンチメンタルを感じてきたことじゃろう。



 して、『おかしな話』はまもなく発散する。

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