秋分 その菓子はリリック
問いかけてハッとした。今朝、何を食べただろう。
確か、カスタードクリームパイ。昨晩はミルフィーユだ。そして今晩はバウムクーヘンの気分で……あれ? 俺はいつの間に甘いものばかり食べるように……こんなおかしなことってあるだろうか。
「今や多くの人がスイーツに傾倒し、ご飯を食べません。おかしな光景は今やメディア〈サイフォン〉を埋め尽くす勢いです」
「確かに皆、甘いものに夢中だな」
ザッハがやれやれと肩をすくめた。
そう、ただ夢中になっているだけだ。そういう時だってあるさ。なんだってスコーンはこんなにもオロオロしているんだ?
「大体『パンデミミック』に練り込まれたマリー・トツォの
「ですが、
§
ワシの好物はガトーショコラじゃ!
甘いものが得意なわけではないけれど、ビターな珈琲と合わせてなら……執筆の手が止まること間違いなし。
貴方にもそういった執筆のお供があるじゃろう。
『おかしな話』はそんなことを言いたいがための前フリでもある。
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