異世界イコール流行の既存の概念を持つ世界とは、いい難い気がします。私もオンリーワンな異世界を書いている気がします。
作者からの返信
いすみんさん、コメントありがとうございます。
拝読して気づいたのですが、もしや『異世界ものが流行ってるから、みんな書きがちだよね』と揶揄するような意味合いと受け取られてしまったのかなあと。
これはもう私の筆力の至らなさだと思うのですけれど、『わかり易い言葉を借りると、意識が引っ張られがちだよな、にっしっし』という狸の声が聞こえてきそうでもあります。
(スミマセン。おふざけです)
ここでの〈異世界〉は〈作品〉と置き換えて読んでいただいても差し支えありません。『作者の数だけ作品(世界)がある(なんならもっとあるけど)』なんですね。本文を引用すると『それぞれに個性を備えた創造の世界』としている部分です。
これは平行世界とか、多重世界とか、SFやファンタジーで『あるかも』なんて空想されがちですが、作家連中にとっては『あって当然。だって自分たちで創ってるんだもの』と、この爺さんはつぶやいているようです。
また『アナロジー(類推)』を埋め込むため、別の言葉に置き換えて展開しており、特に後半への布石にもなっております。
その視点でも眺めていただけたら、この作も少し違った印象になってくるやもしれません。
ちと長くなってしまいました。
>誰しも〈自分の世界〉を持っているにもかかわらず、知らずの内に、もしくは甘んじて別の〈異世界〉に飲み込まれ、大衆に染まろうとする者も多い。
創作界隈ではよく見かけることかもしれませんね。自分が書きたいものより、人気の要素を真似たものを書いてしまったり。そういう柔軟さも時には必要だとは思いますが。
そもそも闇鍋の中から一つの物語を掬い上げることが、簡単じゃないですもんね。
作者からの返信
陽澄さん、コメントありがとうございます!
確かに、創作界隈でも系統が似てくる傾向はありそうです。
あと流行を取り入れているつもりが、みな同じような格好、髪型をしていたり。
なんと言いますか、自然界で起こっている進化の成功例にまずは倣って、密かにオリジナリティを模索しているかのようでもあります。同時に独立した流れも確実に生まれる。そう考えると、人間も大きな潮流の一部でしかないなあと思えたり。
近いところで起こっている僅かな差は近づけば良く見えるけれど、距離を取るとどうしても根元を分かつ違いの方へ目が行ってしまいます。
闇鍋から摘み上げたその一つは本当に未知数…… (゚Д゚)
冬から春になる変化。
子どもの時より大人になった今、より敏感になりました。
僕もまた蒼翠様の異世界に好んで訪れているわけでして。
ところで落語家も大きく二種類に分けられるとか。
パワーと勢いと演者のキャラクターの強さでその世界にお客を巻き込んでしまう者。
対して、いつのまにかお客を渡し船に乗せるように心地よくその世界に運ぶ者。
カクヨムも当てはまるかもしれません。
作者からの返信
なみさとさん、コメントありがとうございます!
なんと!そのようなお言葉を頂戴できるなんて!
嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o)))
はなしのプロ、落語家さんたちの異世界が展開した場合、その領域からそそくさと立ち去るのは容易ではないですよね。聞き入ってしまいます。
カクヨムもまさに様々な異世界が展開する好例ですね(^^)
曼荼羅のような世界ですね。
似ているようで違う、違うようで似ている。
近くに寄ってみているとひとつずつの世界だけど、ずーっと引くと一枚の絵。
最後の下り。
仏教だったか、この世は仏の一睡の夢…(不正確かも)、を思い出しました。
作者からの返信
小烏さん、なんと曼荼羅ですか!
その例えは思いつかなかった〜!凄いです。確かに!
〉この世は仏の……
知識不足ですが、瞬きと共に泡沫となって消えてしまいそうですね。