第2話 六才の誕生日
六才の誕生日に僕は
あっ、
地下室には色んなモノが並べられていた。武器や防具、書物も勿論なんだけど、入口の近くにはワインや蒸留酒が並べられていた。ワインは
そこまで見て
そして地下室の奥に扉を見つけた僕は
二人はとても若くて、男性は
そうして僕を暫く見つめていた二人は、今度は僕の少し後ろに立っていた
『『マルコか? 二年ぶりだな、会いに来るのは。我が息子ながら老けたなぁ······』』
その言葉で僕は気がついた。
「父上、母上、久しぶりに見た息子に大層なお言葉ですね。お二人が若いのは霊体だからでしょうに······」
『ハッハッハッ、気が短い所はマーヤに似たな』
『あら、貴方に似たんですよ、サラシ』
僕は呆気にとられてそのやり取りを見ていたけど、不意に
『貴方がコルクね。私の
僕は首を横に振ってから
「その~なんだ、コルク。コルクが私の父上と母上を見たら怖がるだろうと思ってな······ お二人を見たお前の兄であるボトルは地下室に入れなくなった位だから、コルクもそうなるんじゃないかと心配したんだよ」
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