自主企画「第1回ベニヤ杯 アイドル・ヒーロー小説コンテスト」終了後のクロスオーバー作品

前説

本作について(2021年11月)

 本作は、2018年2月から3月にかけて板野が主催した、「第1回ベニヤ杯 アイドル・ヒーロー小説コンテスト」のエンディングエキシビジョンとして執筆・公開しました。

 この「第1回ベニヤ杯」とは、匿名短編コンテストの形式を取り、「アイドル」または「ヒーロー」(両方も可)をテーマとする短編小説を募集し、読者投票及び主催者の審査で順位を決めるものでした。企画当初より、結果発表後には応募全作のクロスオーバー作品を板野が執筆・公開する旨を告知していました。

 応募作と作者名、順位は以下の通りでした。


【1位】菖蒲あやめ氏『インディーズより、拳握り締めて。』(アイドル)

【2位】オリーブドラブ氏『流星のルヴォリュード』(ヒーロー×アイドル)

【3位】オリーブドラブ氏『鉄人拳帝ガントレットセブン』(ヒーロー)

【4位】ながやん氏『銀河の果てでロックを叫べ!』(アイドル)

【5位】@redpost氏『Crystal HERO 第1話』(ヒーロー)

【6位】白里りこ氏『Shine On the Dream ~ブルー昇進試験~』(ヒーロー)

【7位】甘味亭太丸氏『浪速の猛虎・稲妻列伝オーバンサー』(ヒーロー)

【8位】藤城零氏『バーチャルアイドルは狂気の夢を見るか?』(アイドル)

【9位】クファンジャル_CF氏『アイドル』(アイドル)


 企画当時は、カクヨム運営の事前承諾を得て、これらの作品を板野のアカウントで公開していましたが、今回はその再掲は見送り、クロスオーバー作品のみを再掲することとしました。

 なお、クロスオーバーの執筆にあたっては、応募作の順位によって作中での優遇度に差をつけています。菖蒲氏の『インディーズより、拳握り締めて。』の主人公・カナがアイドルサイドの主役、オリーブドラブ氏の『流星のルヴォリュード』の主人公・流星と、同作のヒーロー・ルヴォリュードがヒーローサイドの主役をそれぞれ張っているのはそのためです。また、ながやん氏の『銀河の果てでロックを叫べ!』も、読者投票の平均値では最上位だったため、狂言回し的なポジションで厚遇しています。

 ちなみに、菖蒲氏の作品は「ももいろクローバーZ」モチーフを本人が公言していたため、クロスオーバーでもそれを匂わせる描写を多く取り入れています。

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