指×康トップ会談 2
「超時空アイドル公演……。康元さん、もうちょっとオシャレで格好いいタイトルないですかね?」
「いいんだよ、お前。歌詞でも何でもそうだけどな、30点くらいの方が却ってウケるものなんだよ」
「はいはい。
「というわけで、『超時空アイドル公演』、出演メンバーはどうする」
「あ、マジでマジなんですね。んー……。どうするって言っても、各作品のメインキャラを放り込んだらそれで16人埋まっちゃうでしょ。『
「お前が入れたきゃ入れろよ、お前の公演なんだから」
「あー、ズルイなー、責任の押し付け。政治家かよ。……じゃあ、これで4人。『
「新潟コンビな。今話題の新潟な」
「そうそうそう、この二人、『Project TOKI』の読者さんから票貰ったりしてますからね。ズルいなって思いません?」
「お前は一番それを言っちゃダメだろ」
「炎上案件ですね。……あと、外せないのが、『電脳歌姫シリーズ』の
「ほぉ? 瞳ちゃんがセンターじゃないのか」
「そこまで親バカじゃないですよ。……この公演、時を超えて色んな時代のアイドルが相見えるってコンセプトでしょ。それなら、色んな時代で活躍してる
「いいな。流石は名プロデューサーだな」
「はぁい、名プロデューサーです。……レナちゃんはどうしましょ? バランスを考えたら『伝説のアイドル』より、
「俺なら迷わず両方入れるけどな」
「えぇぇ……。じゃあ、わたしは康元さんが行かない道を。豊橋レナちゃんをピックして、ここまでで8人」
「半分来たな」
「来ましたね。じゃあ、ここで隠し玉として……」
「お?」
「『駄作バスターユカリ』より
「ほぉ。リリぽんを」
「リリぽんって作中で呼ばれてないですけどね。面白くないですか? 炎上系アイドル。あの子のエピソード、わたし好きなんですよ。アイドルが知名度を利用して小説コンテストを席巻しに来るとか、ホラ、ちょうど現実でも――」
「やめろやめろ、板野の死体を蹴ってやるな」
「てへぺろですね」
(続く)
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