第15話 命名!パートナーは子ドラゴン

「……恐れていた最悪の事態が、起こっちゃったのかもしれなぁいですねー……」


 真っ白なベッドに身体を横たえたまま、マッド女はくったりした声で言った。先程の戦いで魔力を放出しきって倒れた彼女は、王宮に戻るなり病室に寝かされ、やっと目を覚ましたところだった。


「トルひゅティ……あのふぃれ者め」


 ベッドの傍らに立つパルス王子が、白い布の奥でぎりっと奥歯を噛み締めている。先程まで別の戦場に出ていたというポリーナ姫も、今は神妙な面持ちで腕を組んでいた。

 あの男の素性を知らないのは俺だけだ。俺が「あの」と口を開こうとしたとき、マッド女はゆっくりと俺に顔を向けてきた。


「ヤツは……パヴァロート・トルスティは、研究者としてはアブナすぎる性向がアダになって、生物研究室主任の座を追われた男でねー。平たく言えば……トチ狂ったマッド野郎さ」


 彼女の言葉に俺はごくりと息を呑んだ。男の素性自体は概ね予想通りだったが、二言目には俺を解剖したいと言い出すこのマッド女をして、そんなふうに言わしめる人間がいるとは……。


「……フェーヤさんにマッド呼ばわりされるとか、よっぽどですね」

「あぁ、よっぽどなんだよ。……ヤツの生涯の夢はぁ、人間と他の生物を掛け合わせた合成獣キメラを作ることだった」

「キメラ……!?」


 瞬間、俺の頭をよぎったのは、子供の頃に何かの漫画で見たキメラの話。確か、人の道を踏み外した魔法使いだか錬金術師だかが、研究に行き詰まった末、自分の娘と動物を掛け合わせてしまうのだったか。


「そ、そんなことできるんですか!?」

「できるわけないじゃぁん。キメラなんて、おとぎ話じゃあるまいし。我々は魔学者であって手品師じゃないんだよぉ」


 彼女の答えに俺が一旦ホッとしたのも束の間、彼女はベッドの上からすうっと俺を指さしてきた。


「だけど……ヤツの狂った夢を体現するような存在が、この世界に現れた」

「それって――」

「キミ達のことだよぅ、改造人間のトカゲくん。魔学の常識を超えた存在……その実在を目の当たりにして、ヤツは確信しちゃったんだろう。、と……」


 ぞわっと凍てつくような悪寒が俺の意識を侵食する。あの男、まさか、自分自身を実験台にして……!?

 だが、俺の活躍を伝え聞いただけで、いきなり改造手術の模倣に踏み切れるとも思えない。そうなると、やはり――。


「やっぱり、敵側にも、俺の世界の改造人間が……?」

「間違いなぁいねー……しかも、ソイツはきっと、南の勢力に協力的だ。繋がっちゃいけないもの同士が繋がってしまった……だから最悪の事態なんだよ」

「……」


 彼女に真剣な目で見つめられること数秒。俺は、バイカーマスクとの戦いでメインを張っていた、あの怪力自慢の怪人ゴリノコングの姿を思い出し、じわりと嫌な汗が背中を伝うのを感じていた。

 Zザコ部隊のザコトカゲに過ぎない俺でさえ、この世界では無敵の用心棒なんて言われているのだ。ジャアッカーの主力怪人がこの世界にやって来たら、単身でどれだけの戦力に匹敵するのか……。


《《いざとなれば、貴様には同族殺しもやってもらわねばならん》》


 王子の声が、重たい響きを持って俺の意識に響いた。


「同族殺し……」


 王子の横では、ポリーナ姫も張り詰めた表情で俺を見ていた。

 南のボスが二人の実の叔父なのを俺は思い出す。王子の呪いの傷はその叔父から受けたのだとも。本物の肉親を討つことを強いられている彼らの前で、同じ世界の出身だとか、同じ組織の怪人だとかいうだけで俺が戦いを拒むなんて、出来るはずもないが……。

 問題は、ランクZの俺が、主力怪人になんて勝てるはずがないということ……。


「……俺には」


 無理ですよ、と言いかけたところで、病室の外からバタバタと騒がしい物音が聞こえてきた。


「こら、待てっ、大人しくしろっ――」

「クオォッ!」


 咄嗟に入口に目をやると、30センチほどのサイズを保ったままの子供ドラゴンが、ばさばさとせわしなく翼を羽ばたかせて病室に飛び込んできた。


「わっ!?」

「クルゥ!」


 俺が避けるいとまもなく、ドラゴンはまっすぐ俺の胸にぶつかってきたかと思うと、ズルズルとずり落ちて、足元の床から「クゥ」と俺を見上げてきた。

 若い男の魔導師が慌てた顔で後を追ってきて、王子達とマッド女にぺこぺこと頭を下げている。


「申し訳ありません、目を覚ました瞬間暴れ始めて、自分の手には負えず――」

「ふむ? トカゲにはなひゅいているようだな……。ご苦労だった、ひゃがれ」


 王子に言われて若い魔導師が退室する。俺が恐る恐る身をかがめてドラゴンを抱き上げると、ドラゴンはくりっと丸い目を俺に向け、クルゥ、と嬉しそうに一声鳴いた。


「ドラゴンを城に入れるなんて。危険ですわ」


 姫が言うと、ドラゴンは彼女にじろりと目を向け、威嚇するようにシャアッと舌を出して吼えた。

 どうしたものか分からず、俺がとりあえず彼を抱いた腕を横に回して姫から遠ざけていると、ベッドからマッド女の声。


「わたしには懐いてくれないものかなぁ。おぉーい、さっきキミに魔力をあげたのはぁ、このチェリたんだよー」


 マッド女はドラゴンを軽く手招きするが、ドラゴンは二秒ほど彼女をじっと見ていたかと思うと、ぷいっと首を背けてしまった。


「えぇ! それはないでしょぉ! キミのためにわたしは数日ベッドから動けないんだぞぉ」

「フェーヤさんの魔力が美味しくなかったんじゃないですか」

「そんなコトあるかっ!」


 俺の発言にしっかりツッコミを入れてから、彼女はぱたんと手を落とし、いきなり眠りに落ちてしまった。えっ、と俺が目をしばたかせたところで、姫が「大丈夫ですわ」と静かな声で言った。


「彼女ほどの魔力量の持ち主なら、三日三晩も眠れば回復しますわ。……でも、ドラゴンを敵に渡さないためとはいえ、聡明な彼女がなぜこんなムチャを」

わたふぃがやらふぇたのだ。他に手が無かったからな」

「……そうでしたの。確かに、ドラゴンに自分の魔力を送り込むなんて芸当、フェーヤにしか出来ませんわね……」


 俺はドラゴンを抱いたまま、二人の会話に黙って耳を傾けていた。

 コイツを敵に奪われずに連れ帰れたのは、本当に紙一重の成果だったのだ。ここまでして奪還したのだから、この先、再び敵の手に落ちることがないようにしなければ……。

 いや、それより何より。


「クルゥゥ」


 死んだ親の代わりのつもりなのか、なぜか俺にだけ懐いてしまったこのドラゴン。俺はコイツをどうすれば……。まさか、ペットとして飼うわけにもいかないだろうし。


「……あの、コイツ、どうしたらいいんでしょうね」


 俺がおずおずと切り出すと、王子と姫は揃って「ふむ」と腕組みして首を傾げた。


《《貴様にそれだけ懐いているのなら、訓練して戦力化すればいいだろう。火焔竜フレイムドラゴンを自在に乗りこなせるようになれば、単なる機動力だけでなく、並外れた攻撃力をも得ることになる……》》

「え、乗るって、俺がコイツに!?」

「どの道、城には置けませんわ」


 青い瞳に俺とドラゴンを映して、姫が言う。


「ロージュノエの町であなたが飼っておあげなさい。そうすれば、オレーシャも喜ぶんじゃなくて?」

「……ですね」


 不思議ちゃんのあどけない笑顔が、脳裏にふわりと思い浮かんだ。



 ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



「トカゲさんが、トカゲさん連れてきた……」


 小さなテーブルに突っ伏して眠っていたオレーシャは、俺がドラゴンを抱いて帰宅するなり、目をぱちくりとさせて呟いた。

 時計が無いのでよくわからないが、時刻はもう真夜中のはずだった。


「コイツ、ドラゴンの子供だよ。なんか俺に懐いちゃったから、屋根裏で飼おうと思って」

「ホント? すごいね、トカゲさん」


 眠そうな目をこすって彼女は立ち上がり、俺の前にトテトテと近付いてきて、すっとドラゴンと目線を合わせる。


「よろしくね」


 ドラゴンは二度ほどまばたきしてから、彼女を見て「クゥル」と鳴いた。俺には、彼がオレーシャに「こちらこそ」とでも挨拶したように見えた。

 ポリーナ姫やマッド女には心を開く様子がなかったのに、オレーシャのことは平気なのか……。ひと目見て害がなさそうなのが分かるからだろうか?

 オレーシャもオレーシャで、少しもドラゴンを怖がる素振りもなく、そっと手を伸ばして彼の頭を撫でたりなんかしている。成長すれば町を焼き尽くすほどの生き物だというのに。


「怖くないのか?」

「だって、トカゲさんのお友達でしょ?」


 彼女は邪気のない目をして言った。……カンタンに物事を信用しすぎな気がするが、なんというか、一周回ってこの子はこれでいいような気もした。

 一日外で戦っていただけなのに、ここに戻ると何だか落ち着く。オレーシャの気質がその理由の多くを占めているのは、きっと間違いないだろう。


「トカゲさん、ご飯食べてきた?」

「ああ、俺もコイツも満腹」


 王宮でたらふく食べ物を詰め込んできた腹をさすり、俺は椅子に腰を下ろした。それから、城の人に渡されたドラゴン用の干し肉などが入った麻袋を広げる。


「これ、コイツの食料だって。もうちょっと大きくなったら、自分で獲物を獲りに行くらしいけど」

「へぇー。でも、大きくなったらこの家には入らないよ?」

「……だよなあ」


 俺達の言葉が分かっているのかいないのか、ドラゴンは「クゥ?」と首をひねっている。

 お前の話だよ、と俺がツンと彼の鼻先をつついたところで、オレーシャが出し抜けにぱんっと手を叩いて言った。


「トカゲさん、疲れてるよね。お背中流してあげる」

「はぁぁ!? だからダメだって!」


 俺がのけぞって声を裏返らせると、彼女は「しーっ」と唇に指を添えるジェスチャーをした。


「お父さん、もう寝てるから……」

「おっと、ゴメン」


 ちらりと父親の寝室の方を見て俺は口元を覆い、それからふうっと息を吐いて、声のトーンを落とす。


「……ダメだって、そういうのは。俺は男で、キミは女の子なんだから」

「えー。トカゲさんは正義の味方だから問題ないよ」

「そういうことじゃなくて……」


 はぁ、とひたいを覆って溜息をつく。顔を上げると、俺の目元をオレーシャがぴとりと手のひらで覆ってきた。


「目、閉じてたらいいんじゃない?」

「それでもダメなものはダメだって」

「だって、トカゲさん、身体の中、ケガしてそうだもん」

「え……?」


 言われて初めて、俺は胸に何かがつっかえているような違和感に気付いた。息が苦しいのは戦いの疲れのせいだと思っていたが、ひょっとして、あのカニ野郎のはさみに思いっきり締め付けられた時に、人工骨やら何やらが歪んでおかしくなってしまったのだろうか……?


「ほら、トカゲさん、服脱いで。お風呂行こー」

「えぇ……」


 俺は困ってしまってドラゴンと顔を見合わせたが、彼は「行ったら?」とでも言いたげにクルルと唸るだけだった。




 結局、俺はオレーシャに言われるがまま服を脱がされ、風呂場に連れ込まれる羽目になった。正義の味方の看板を掲げている以上、固く閉じたこの目を開くわけにはいかないが……。

 洗い場の小さな椅子に座った俺に、オレーシャが背中からばしゃりと浴槽のお湯を浴びせてくる。人間態の皮膚に外傷はないが、ひとたびダメージを自覚してしまったからか、肺のあたりに感じる痛みは時間につれて増してきていた。


「大丈夫?」

「イヤ……あんまり……」


 内部からきりきりと身体を締め付けてくるような痛みに、俺が背中を丸めて歯を食い縛っていると、オレーシャが温かい片手をそっと背中に乗せてきた。


「治癒魔法……〈生命萌芽ズンジー・クトスラー〉」

「……!」


 彼女の優しい声に続いて、暖かな光が背中にじわりと広がるのを感じる。俺の身体の内部構造がどうなっているのかなんて俺自身も知らないが、歪んでいたフレームが修復され、不調だった人工心肺が働きを取り戻して、流れの淀んでいた人工血液が再び活発に身体を巡り始めた……ような気がした。


「お……おー。ありがと、楽になった気がする」


 目を閉じたまま伸びをして、身体を左右に曲げて動きを確かめていると、オレーシャはふふっと声に出して笑った。


「トカゲさんが機械でよかった。わたしの治癒魔法、人間の患者さんには全然効かないもん」

「あぁ、俺もキミが居てよかったよ」


 何気なく言ってから何だか気恥ずかしくなって、俺は血流の良くなっていそうな顔を無意識に手で隠していた。

 固く目を閉じたままでいる俺の手を、オレーシャがすいっと取ってくる。


「あとは、湯船であったまりましょうー」

「おー……って、一緒に入る気かよ!?」

「目閉じてたらいいんでしょ?」


 改造人間には生身の男の身体機能がどこまで再現されているんだろうと心配しながら、俺は彼女に手を引かれるがまま浴槽に身体を沈めた。

 小さな浴槽の中、今にも触れ合いそうな距離に一糸まとわぬ彼女の身体があるという異常な状況に、俺の人工心臓はバクバクと高鳴る。これでは風呂の温かさを味わうどころではない。


「トカゲさん、明日からは外で水浴びなんてしないで、毎晩一緒にお風呂入ればいいよ」

「それはカンベンして……。今日だけだって」


 この家に帰ると落ち着くと思っていたが、毎晩こんなことになるなら、城から戻りたくなくなりそうで……。


(……あ、そうか、お城で風呂入らせてもらえばいいのか)


 そんな簡単なことを俺は今更ながら思いついたが、口に出すとオレーシャが寂しがりそうだったので、とりあえず黙っておくことにした。


「……ねえ、トカゲさん」

「はい?」

「あのドラゴンちゃん、もう名前ある?」


 考えもしなかったことをぽつりと言われ、俺は「えっ」と言葉に詰まった。

 名前が必要だなんて今の今まで思いつきもしなかったが、これから俺が面倒を見るのだったら、確かに何か呼び名があった方がいいのか……?


「……名前ねえ。つっても、この世界の言葉なんか知らないからな……。何かある?」

「じゃあ、トカゲさん2号」

「それは却下!」


 俺が即答すると、オレーシャは「えー」と不満げに声を伸ばしてきた。ぷくぅとほおを膨らませている姿が、目を閉じていても分かるようだった。


「何かこう、せっかく付けるなら、もっとちゃんと意味があるやつ……」

「オレーシャは、森の娘って意味なんだよ」

「へえ?」

「トカゲさんの名前はどんな意味?」


 言われて、はて、と俺は首をひねった。俺の名前、十影とかげ竜平りゅうへい……。正直意味なんか考えたこともなかったし、小学校の宿題で親に聞いた時にも、「おじいちゃんが付けたのよ」くらいの適当な答えしか返ってこなかったが……。


「名字は、十の影で……」

「トカゲさん、名字あるんだ。偉い人?」

「……イヤ、俺の世界では皆あるよ。そんで、下の名前は……。竜が、平ら……?」

「平らなの?」


 聞き返され、自分でも何が何やら分からなくなってきた。竜平の平に意味なんかあるのか?


「……なんか、俺の世界だと、名前の後半には決まった字が来たりするんだよ。男だったらヘイとかロウとかスケとか。特に意味とかないの」

「あのドラゴン、男の子?」

「たぶん?」

「んー、じゃあ、リュウロウ?」

「リュウロウはヘンだって」

「じゃあ、リュウスケ?」

「リュウスケねえ……。まあ、それなら普通かな……」


 ドラゴンの名前が普通であっていいのかどうか、俺には感覚が分からないが。


「わぁい、じゃあ、リュウスケ。トカゲさんの名前と似ててちょうどいいよ」

「それってちょうどいいのか……? まあ、キミがいいならそれでいいよ……」


 俺が言うと、オレーシャは「わぁい」と嬉しそうな声で繰り返し、俺の手を取ってぱしゃぱしゃと浴槽で跳ねさせていた。

 この世界で生まれたドラゴンに日本人みたいな名前を付けてしまうのって、何だか違うような気もするが……。まあ、ペットみたいなものだと考えれば何でもいいのか……?


(いや、そもそも、ザコトカゲが「弱い蜥蜴トカゲ」に聞こえるとか言われてたくらいだし、リュウとかスケとかもこの世界の言葉に翻訳されて伝わってる……?)


 翻訳魔法の仕組みを考え始めると頭が痛くなりそうだったので、俺はふるふると首を振って、面倒な考えを打ち切った。

 とりあえず、あのドラゴンをリュウスケと呼んでおけばオレーシャが喜ぶということだけ、今は分かっていればいいだろう……。




 お風呂から出て、ごわついたタオルで身体を拭き、俺は王宮支給の寝間着に手足を突っ込んだ。オレーシャが確実に服を身に着けたのを見計らって、やっと目を開き、彼女とおやすみの挨拶を交わす。

 リュウスケと名付けたドラゴンを抱いて屋根裏に上がり、簡素なベッドに身体を投げ出すと、すぐに眠気が襲ってきた。

 明日もどんな戦いが待っているのか分からない。しっかり身体を休めておかないと、と思ったところで、リュウスケが床からばさっと飛んで俺の寝床にもぐり込んできて、クルゥと一声寂しそうに鳴いた。


「……お前も、本来の住処すみかじゃないとこに連れてこられて大変だよな」

「クゥ?」

「なんか、お前も戦わなきゃいけないらしいからさ。ちゃんと寝て休んどけよ」


 訓練して戦力化を云々……と言っていたパルス王子の言葉を思い出しながら、俺はリュウスケを腕に抱き、泥のような眠りに落ちていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る