第382話  私バージョンアップ!


9月3日(風曜日)


治癒士ギルドで歓談した後、10時過ぎにはルウムリアの盗賊狩りに行った。


メルデス10時>ルウムリア15時


盗賊狩りが好きとか嫌いで行って無い。何故かルウムリアの盗賊が多いのだ。疑問に思って盗賊狩りをしながら俺に捕まるまでの経緯を視た。田舎の後進国で冬はナレスより寒い地域。針葉樹の原生林が多く耕す耕地も氷に閉ざされ、それでも開拓しないと手に入らない。


(魂の入る)器の生まれた場所で国を選べず生きて行く。それ自体がくじ引きの様な気がした。南国のエネイ、エスジウ(ムンから続くパリス教国までの国)では子供が生まれたら、密林に畑を作ってバナナやパイナップル、芋を植えれば勝手にどんどん増えて行く。子供が腹減ったら勝手に密林に入って食べる(笑) それぐらい生きる場所で意識も生活も違った。 


貧しい村を出て冒険者になっても甘くない。これでは食っていけないと諦め、安易に冒険者崩れの札付きになって末は盗賊だった。


生きるのが厳しい場所で育ち、盗賊も人生と戦っていた。アルが普段は見ない人の人生に入り込んだ分、更生村で幸せになれと盗賊狩りに身が入った。そんな中で盗賊に捕まった売られる前の奴隷予備軍も沢山いた。午前中にも八人いたが、午後にも囚われの奴隷予備軍がいた。そりゃ検索から漏れるわ(笑)


追い詰められて盗賊で食っていく奴らも生きるのに必死。隊商襲って護衛と斬り合い死んでいく。盗賊も必死なら冒険者も身体を張って生きるのに必死。そんな危険な場所を生きる為に渡り歩く隊商も必死。


秩序と混沌は隣合わせだった。


生きる為と考えたら、共食いしてでも生き残る世だった。現に盗賊だって食料調達に動物や魔獣を狩っている、行き会った隊商も狩っている。


アルには混沌衆の一生が分かった様な気がした。盗賊になるのも仕方が無いという土地への理解が生まれた。それはいけない事だけど生きるには仕方が無いという諦めが土地全体を暗く覆って縛っているのだ。


それはまるで蟻地獄の様な生きざまだった。不毛の地で飢えながら耐え少しずつ大きくなり大人になると世に羽ばたいて刹那の時を満喫して、同じ不毛の地で子を成し短い一生を終えるウスバカゲロウ・・・。


耐えた期間があるからこそ刹那の時を自由に過ごすのかもしれない。混沌衆も磨いて無い訳では無かった。その母は不毛の地で授かった小さな命を大切にした、そんな地だから病気や飢えや災厄に倒れるまで自分の子を大切に育てるのだ。その子も自分が食う為に世に揉まれて堕ちても必死で生きる。


盗賊で殺しに慣れた者は躊躇ちゅうちょなく殺す。それは獲物だからだ。俺達がオーク狩って殺すのと同じだった。ただ貧しいだけあって先進国の盗賊の様に享楽きょうらくの為に殺すとか、成り上がる為に害悪を撒き散らす存在とは少し違っていた。貪欲さが違う、生きようという執念が違う。殺さねば自分が死ぬ事を知って何でもやる自転車操業の盗賊稼業だ。


感じてもサクサク狩って行くアル。


それとこれとは話が違う、真面目に生きる者が生き辛い世を少しでも良くしたいのだ。そんなので見逃してたら本末転倒だ(笑)


更生村でハッピーにするために余計に狩ってやるわ!


奴隷売買用に捕まってる人で検索してガンガン更生村とマリンのナノに任せて行く。奴隷商を狩っちゃった結果、奴隷が売れず溜まってる可能性があった。大慌てで一般人を捕まえてる盗賊から最優先で狩って行く。


(ロスレーンのグレンツ様から相互通信です)


「はーい、お願い」


「お兄様、何でした?」

(アル、今日ヒルスンと王都行くぞ!)

「え!」

(三兄弟で領都で遊んでは目立ち過ぎる)

「あ!え!はい、分かりました」


(ヒルスンが午後に騎士団に来る。仕事帰りの18時に三番街の銀行前広場に集合だ)


「お誘い感謝します」


(夏の別荘は悪かったな、サルーテの仕事はフラウと週末に行って帰りに別荘で一泊するんだが、フラウに誘われてヒルスンとモニカが付いてきたんだ。膨れたお前を見てフラウが気にしててな(笑))


視て知ってる。成り行きで膨れただけだ(笑)


「あー!・・・かしこまりました!」


(そんな訳だ、フラウに他意はない。旅行は安心する様に笑顔を見せてやってくれ)


「分かってますよ!(笑)」


(それならいい。出来たら今回も家に言い訳を頼む(笑))


「承知しました!(笑)」


体育会騎士団は上の命令は絶対だ。


(アル様!アロアでございます)

「なんだった?」

(19時の食事はキャンセルでよろしいですか?)


「今、そこに住んでないだろ!」


(王都行きのご用意があると思いまして)



「アロ助!そんな連絡はメイドから初めて聞いたぞ!(笑)」


(アル様には身体を磨き上げて頂く時間が必要です。最近はお手入れをされておりません、アル様にお仕えするアロアとしましては・・・)


「取って付けた言い訳がお前だ!(笑)」

(14時にハウスにおいで下さい)


「・・・」

「・・・」


切った。


ルウムリアとメルデスは時差-5時間。

まだこっちは17時前なので14時なら2時間ある。捕えられた者優先で探して一気に盗賊を減らして行った。捕えられた者に男が多く元気のある場合は鹵獲品を積んだ荷馬車に乗せて最寄りの街道まで逃がしてやった。道中の障害となる盗賊もいない。


朝から盗賊を千人ほど狩って、めぼしい大勢力はルウムリアにいなくなった。鹵獲品の武具やら衣類やら商人の日用品。荷馬車や馬がホント始末に悪い。貧乏性でその場に捨てておけないのだ。文句タラタラに持って帰った。


19時に夕食を取ろうと最寄りの街に寄った。

お昼が軽いミッチスのパンケーキだったのでお腹も減ってたのだ。丁度陽が落ちて冒険者ギルドも混んでたがオークの魔石を2個出して大銅貨6枚に換金はすぐだった。


ギルド食堂へ向かって・・・やめた。そのまま外の露店へ向かおうとギルドを出た・・・がやめた。スッと路地に入ってメルデスの導師ハウスに跳んだ。アロちゃんが「おかえり・・・」と言った瞬間にアルはまた消えた。


先程の街に戻って言った。


「僕を探してんの?」


クソったれ共が。俺がギルドカウンターで金を受け取ったのを見て豪華な夕食を俺に集ろうとしたのだ。大銅貨五、六枚は受け取ったと見ている所が小憎こにくらしい。ギルドで一人大銅貨一枚あれば豪華な食事になるさ(笑)


ムカついたけど許してやろうと帰った直後に戻ったのは、ルウムリアの金を換金したのに食事を邪魔された事を思い出したからだ。そもそもギルドから追って来るなんてのは常習犯だ、ヤキを入れないとりないだろうと思い直した。


「おーい!居たぞ!」

「お!いるじゃねぇか(笑)」


「お兄ちゃんなぁに?」

「お前が換金してたからおごってもらおうと思ってな」


「自分で稼ぎなよ、バカじゃないの?」

「お前、この状況で良く言えるな(笑)」


「盗賊が言いそうなセリフだね」


「なんだとぉー!(笑)」

「ちびっ子が言うねぇ(笑)」


もうおごるどころじゃねぇ。楽しみながら痛めつけて有り金や装備まで奪う気満々だ。!じゃねぇよ、盗賊になってるじゃねーか(笑) を知らねぇな?


あーあ、悪い奴は人生終わるまで甘い蜜のクジを引くんだよな。まぁこんなのはアホ共のに〆るの一択だ。


ボコボコに〆て帰って来た。


引き続けたクジに当たったことを後悔して、二度と致しませんと改心するまで〆た。言って聞かないけものは叩いて教えるしかない。


それは動物の母親が子供をガブッ!って噛んでじゃれ合いの作法を教える様なもんだ。


アルが教えた作法は厳しかった。


顔が大きく膨れ上がり手足が変な方向に折れて屋根の上でシクシク泣いてる獣(の子供)を救出するのが大変だ。街の者が大変だった分だけ野次馬が取り囲んで充分なしつけと見せしめになっていた。



・・・・



ルウムリア19時半>メルデス14時半


その間、アロちゃんは顔を見るなりすぐに消えてしまったアルの思考予測を何千回も繰り返した。高空観測ではアロアを見てムカついたアルが暴れ回ってる様に見えたのだ。


ハウスに帰ったアルを見たアロちゃんは泣きそうだった。


「アロちゃん、チキンバスケットー!(笑)」


声が弾んでいる。やっと何かお腹に入れられるとウキウキ。すでにアロアとのやり取りすら頭にない。


「ただいま!お待ち下さい」


「食べたら王都行く準備をお願い。18時だからあと3時間半ね、髪をやってもらったら、お風呂も入る。用意が出来たらタナウスに一回行ってファーちゃんに薬術と錬金術を教えてもらう様に頼みに行くからそう思っておいて」


「かしこまりました」フィオちゃんが風呂に走る。


髪の毛を漉いてから襟足まで剃ってもらい、爪までツヤツヤのテカテカに磨いてもらった。


時間調整をして17時になるとタナウスに跳んだ。


タナウス19時にアルムハウスの夕餉に乱入した。皆が揃う食堂で治癒士の必要性を説いた。薬術と錬金術をファーちゃんに教えてもらう様にクルムさんに頼んでいるとそれは良いと協力してくれると言ってくれた。


・・・・


タナウス19時50分>ロスレーン17時50分。


18時10分前に領都の銀行前広場に転移した。朝から跳び回って疲れていたがハイテンション。四カ月ぶりの王都にアルの心は弾んでいた。


木陰から夕暮れの広場に出た。広場の角から人がスッと動いたのを見たらマーフ(21)だ。


「アル様ー!」

「マーフ!待っててくれたの?」

「アル様が早く来るかもとヒルスン様が(笑)」

「ありがとう!これ飲んで待とう(笑)」


葡萄ジュースを二つ出す。


「冷たい!美味しい!」

「まだまだ暑いよねぇ(笑)」

「夏は書類に汗が落ちない様に気を付けてます」

「あ!事務所に冷房紋付けてあげようか?」

「よろしいのですか?」


「いいでしょ?うちの屋敷だけじゃ不公平だよ。ってかゴメン!詰所にも欲しいよね?」


「それ詰所じゃ無くてうちの家!(笑)」


「寝る時も涼しいよ。ついでに暖房紋も付けてあげるよ」


「ホントです?」

「ホントホント!マーフはもうクリーン行ける?」


「毎日母様かあさまに教えてもらいますがまだ全然」


「帰ってからなのね、四か月じゃ無理だ(笑)」

「そんじゃ、トイレもクリーン付けちゃおう」

「やった!アル様!ありがとう!」

「どうせ庁舎の人もS.A使ってるよね?」


話しながら並列思考で領都の執政官事務所、騎士団、守備隊の執務室に冷暖房門を付けて行く。詰所にも付けて寝所の暖炉も皆付けた。ついでにロスレーン家のメイド達の部屋にも全部刻んでやった。気が付いて調理場には強力な冷房紋を五つ、食堂にも冷房紋を五つ付けておいた。


「全員使ってますね、辻クリーンの魔法士はロスレーン領には居ないと言う話です(笑)」


「え!そうかぁ、そうなるのね・・・」

「だから今は洗濯屋が流行ってますよ」


「え?」


「貧民が始めたんですが、毎日S.Aに銅貨三枚はキツイって言う流民、貧民は賤貨三枚で服の洗濯を頼むんです。洗濯屋はS.Aの鑑札持って一日何十人分のクリーンをするんです」


「あはは!そうなの?」

「そうそう!洗濯ありませんかと歩いてます」

「色々考えるねぇ(笑)」

「今は貧民も綺麗な服で水浴びしてますよ(笑)」


「お!もう来てるな。アルー!」


三人が貴族服に帯剣で揃って来た。


久しぶりの五人衆、皆がそれぞれに昔を思い出す。まさかこの五人で大人の社交場に行くとは・・・王都は4月29日以来の四カ月ぶりのアルだった。


「サルーテから帰った週明けにヒルスンと仕事があってな。アインもマーフも居たから急に誘ったぞ(笑) 明日がキツくなるから今日は22時には上がるからな」


ALL「はい!」


「王都のこないだの店の近くに頼む」

「はい!跳びますー!」


ロスレーン領都>王都コルアノーブル。


「はい!着きました。王都です」

「凄い魔法だな・・・」

「今日はこっち行くぞ!」

「あ!店が違うんですね?」


「覚えておけ。何度も同じ店に行くな、網を張られてたくらむ奴もいる」


「え?」


「アル様、貴族相手のこういう店は貴族も多いんです、何処の派閥の者と繋がるか分かりません。一夜限りで済ますのもたしなみです」


「足を引っ張る奴に協力する事も無いって事だ(笑)」


「ご注意を」

「はーい」


色々教えてもらったレティーちゃんに今日も会えるかも?と楽しみに思ってた俺は貴族落第だ。


先頭にグレンツお兄様とアイン、次にヒルスン兄様とマーフ、その後に俺が付いて行く。昔から決まった序列順だ。


「ここは・・・昔と変わらないな(笑)」

「ここは街路灯わざわざ点けてないですね」

「折角建てたのに意味なかった(笑)」

「でもこっちの方が風情があるな」

「はい、確かに!」


「風情が無くなるとクレーム入ったかもな(笑)」


ALL「(笑)」


街路灯が無くても魔法ランプが提灯の様に建物に並んで街路灯が無くても周囲が明るい。街路灯は昼光色。魔法ランプは昔ながらの炎の光源が揺れる分に風情もある。



今アルは魔法ランプ灯るあやしい桃源郷に踏み込もうとしている。


グレンツを先頭に探検家川口浩に勇猛な若武者たちが付き従う探検隊のごとく挑む!


(アルだけ未知の)桃色ダンジョンに踏み入れた。


・・・・


入った直後にあやしい香料でもいているのではなかろうかという蠱惑こわくの香りが鼻を突いた。スススと寄って来た執事にお兄様が慣れた口調で注文を伝える。


「こいつは見た通り小さい、小柄な子を頼む」


「後はサロンで選ばせてくれ」

「かしこまりました」


「えー!僕だけ?」


「アルは学院に上がった位なんだよ、グレンツ兄様の言う事聞いておけ。こういう所の執事は目が肥えてるから任せた方がいいんだよ(笑)」


皆がうなずくのでそうした。


俺が執事に通された三階はまるでラウンジだった。ダンスを踊るような花開くドレスではなく、華やかなワンピドレスの子ばかりだった。


執事が好みを聞いてくれたのであそこのカウンターの二番目の人と言うと、執事に伝えられたお姉ちゃんが俺にウインクして小さく手を振り支度に消えて行った。


ここは多分、学院の下級生が来るラウンジだ。皆が頷くのが分かった、しかし執事の眼が肥えているかは分からない。


噂に聞いたキャバクラってこんな感じ?と思いながら小柄なお姉さんに両脇から肩の触れ合う距離で接待された。ワインとチーズの良い感じの組み合わせを出されて余りに美味しくて驚いた。さすがお貴族様の社交場だ。


しばらくして執事が呼びに来た。


「コニーさんの用意が出来ました」

「お名前は何とお呼びすれば?」


「アキラです」俺の方が源氏名になっている。


執事に案内された部屋に行くと「アキラ様が到着なされました」と執事がノックする。扉を開けると貴族の面倒臭くて華々しいドレスを着たコニーさんが居た。


そりゃそうだよ!こんなドレス来てラウンジもクソもないわ(笑) 指名されたら貴族のドレスに変身だよ!


「お待ちしておりました!アキラ様!」


抱きしめられてブチュー!とされた。


「アキラ様、最近お越しにならないので首を長くしてお待ちしておりました」


学院生はそっからかよ!お決まりかよ!


シチュエーションプレイか!


「僕も会いたくて仕方が無かったけど仕事だったんだ。許しておくれ、愛しのコニー!」


ツッコミながらも負けじと返す。


「まぁ!お仕事が?」

「そうなんだ、ごめんよ」盗賊狩りだ。


お互いに見つめ合ってブチュー!と誰でもやる事はやった。


・・・・



---しばらくおまちください---


 BGM「愛情ナウアップデート」




・・・・


アルはVer.2168.9.3-15にバージョンアップした。


22時に示し合わせた通り待合で合流。お会計はグレンツお兄様だった。


グレンツ探検隊の桃源郷探索は終わった。フニャフニャのツヤツヤになった探検隊は銀行前広場に無事に帰還した。


「アル、少し盗賊狩るか?」

「今回は違う趣向で」


「策があるのか?」

策と来た(笑)


「今回は冷暖房紋を詰所とロスレーン家、執政官事務所、騎士団、守備隊に刻んであります。皆で私を連れて各場所の暖炉に冷暖房門を付けたとお爺様に報告したら済むと思います」


ヒルスン「詰所!(笑)」

アイン「詰所?(笑)」

アル「詰所」


「アル、執政官事務所、騎士団、守備隊の暖房紋は消せるか?」


「え?」


「領都の庁舎で使う暖炉の薪は専任の部署がある。出来るなら暖房紋は消してくれ」


「あ!気が付きませんでした!」


視たら乾かした木の買い付けや薪割りも含めて一年通して冬に備える吏員(事務所に雇われる平民)が居たので慌てて消した。


「今消しました、メイドの部屋は?」

「屋敷は付けておけ、さして影響もない」

「分かりました」


「詰所のトイレはS.Aと一緒だからね?」


「アル様!ありがとうございます」


「あ!お兄様、厨房と食堂にも冷暖房紋を五つ刻んでありますので温度を注意しながら使う様に伝えて下さい」


「お、そうか、そう伝えておく」


「それでは、今日はありがとうございました」

「おぅ!またな」


「アル、また行こうぜ!(笑)」

「はい!(笑)」


「次はヒルスン、お前持ちだ(笑)」

ALL「(笑)」




次回 第383話  異世界の腐った蓋

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