第364話  それぞれの決着


8月17日(土曜日)


深夜未明から放火騒動で動き回った一日の終わり。ベルの話を聞いた後にロスレーン家に顔を出した。春にヘクトの別荘に泊った話が出た時に、夏にライツ湖の別荘で兄妹で夏休みを取ろうと言っていたのに話も無く、サルーテで忙しくて延びているのか聞きに来たのだ。


聞いてびっくり、サルーテに仕事に行くついでにグレンツお兄様、フラウ姉さま、ヒルスン兄様、モニカ姉さまの四人でライツ湖で遊んで帰って来てた。フラウ姉さまとモニカ姉さまがライツ湖の小型魔動船で運転しまくったと笑う。


ムスッとしてジト目で見ると「仕事のついでだ!」「帰りに寄っただけよ!」とヒルスン兄様とモニカ姉さまが俺を責める。俺が悪いみたいじゃん!そんな中お爺様が今年も海を見に行こうと言い出した。


9月9日の第二光曜日にサントに行く事になった。うちの家族の五兄妹とお付きの四人(モニカ姉さまはアネットをギシレン家から呼ぶと言うし、アリアもジョゼットも今回は王都から連れて行くと言う)あとはシュミッツ、ジャネット、海を見た事のない執事とメイドも合わせて三十一人にうちのPTの四人だ。


早速サントのレストランへ予約して、王都の別邸経由で宿に帰って来た。


・・・・


森のたき火亭で少し遅い夕食を取っていると、すでに騎士団からリケットマスクの嫌疑が晴れた事を大将は伝えられていた。


ホッ! 森のたき火亭が炎上しなくて良かった。


冒険者親子のエドモントとクロスは食事を食べ始めたらすぐに帰って来た。


「おかえりー!馬?」

「ただいまー!馬!」


ALL「(笑)」


「まぁ。お上品な会話ですこと(笑)」女将さん。


「二つ溜まったよ」見せるカードに完了印六つ。


「食事はどうするね?」

「おぉ、出してくれ」


「あと二十四だから十二日だね?」

「休みぐらい一日くれ(笑)」エドモントが言う。

「十二日の馬で一日休みね(笑)」


ALL「(笑)」


「十三日の宿泊まいどありー(笑)」

女将さんが夕食のプレートを二人の前に置く。


「あんた昨日と今日が有るだろ?うちは五日単位で泊まると安くなるのさ。十五日分で計算してあげるよ!(笑)」


「本当かい!守備隊め、良い宿紹介しやがって!(笑)」


「だろ? あんたー!良い宿だってさ!(笑)」

「当たり前だー!(笑)」大将が厨房で叫ぶ。


「女将さん!五人で一日泊っても五日分じゃん!(笑)」


「何組も同じ事言われるよ。だからあんたらの部屋は最初からお安いの、残念だったね!(笑)」


「やられたー!」おどけて叫ぶ。


ALL「(笑)」


「二日分の宿代、安くなった分返しておくよ」


エドモントとクロスの前に頼んでもいないエールとツマミがドンと置かれた。


「やられたー!」

ALL「(笑)」


「何言ってんだい!仕事上がりに飲まなきゃ何を楽しみに仕事するんだい(笑)」


エドモントとクロスはと目の前のエールを親子揃ってゴキュゴキュ飲んだ。


会話が楽しいのでエールが進んだ。



・・・・


8月18日(光曜日) 深夜未明。


深夜の喧騒で起きた。


「あなた達は何者です!」

「うるせえ!やっちまえ!」

「泥棒です!火付けです!助けてー!」


視るとコアさんとニウさんが宿の横で四人相手に大立ち回りしてた。振り回す剣に当たらず逃がさず翻弄しまくって、やられそうでやられず、敵の四人の手を取って宿の板塀に優しく誘導してゴッツンコしている。たき火亭の元二位冒険者に任すつもりだ。


すぐに寝巻のままの大将と女将さんが棍棒を持って参上した。え?と視ると宿の騒ぎや街の喧嘩騒ぎを押さえる用の使い込まれた木刀を持っている。早々剣などでは斬れないあり得ない棍棒だ。しかも女将さんのは短槍たんそう張りの棍棒だ。お爺さんとお婆さんは?と検索で視ると、大将が黙らせるだろと二度寝してる。


ソレ豪傑過ぎだろ!俺には絶対出来ない。コアさんとニウさんが対応してても心配で視ちゃう。


「この人たちが火付けを!」コアさん。

「おぅ!分かった、任せな!」大将。

「ありがとうよ!助かったよ!」女将さん。


女将さんが高速に呪文を唱えて火魔法で守備隊の方へ曳光弾を五つほど打ち上げた。上空へ昇って降下し魔力切れで消えていく火魔法だ。


大将が棍棒で敵をボコボコに殴りつける。肩が折れたり肘が折れたり可哀想。あっと言う間に制圧して足蹴に顔を踏みつける。


「手前ぇら、昨日のはらいせか?」


獰猛どうもうな笑みで聞いている。



視たら、昨日の冒険者のお父さんを呼びだして袋にしてた。俺は慌てまくった、リケットマスクのピンチにそっち方面がぽっかりと抜け落ちていたのだ。追視で追うと薬師のお婆さんの所で手当てされていた。とりあえず生きてた。ホッ!



「まぁいい。二度も来たら守備隊が拷問するだろ(笑)」


殊更に脅す大将。女将さんが足腰立たない奴らを縛っている。


守備隊が駆け付け、コアさん、ニウさん、大将、女将さんが事情を話して四人の放火魔を守備隊に引き渡した。また事情聴取と言われて大将がガックリしてる(笑)


でも宿は騒然。

全部で十四人ぐらいしか泊ってないけど全員起きて寝巻のまま、窓から鈴なりの野次馬になって見ていた。クロスがチョコンと窓から顔を出して犬顔がとても可愛い。


俺は横に寝るシズクとスフィアを見てそのまま寝た。



・・・・



8月18日(光曜日)朝。


6時に目が覚めた。連夜の騒動で騒がしい町だなと寝る時アラームを一時間ずらした。


起きて伸びをしたら少し寒い。やっぱ緯度的に朝と晩は冷え込むみたい、秋が迫ってるのかも知んない。コアさんが桶の水を差しだしてくれる。顔を洗って起きてる四人と挨拶して食堂に降りた。


エドモントとクロスが朝食を取ってる横の席へ挨拶しながら座ったら、女将さんが昨日はありがとうねとコアさんとニウさんにお礼を言いに来てくれた。


昨夜はコアさんがトイレに行ったら外で物音がするので格子から見たら着火の魔道具で火を付けようとする者がいたので旦那のニウさんを起こして誰何すいかした言い分だ。


実際はちゃんと火を付けさせて焦げ目を確認してから誰何すいかして消火した。俺はコアさんを視ても何も見えないので朝に交感会話した情報だ。


女将さんはお爺さんとお婆さんに宿を任せて四人で守備隊に行くよとコアさんとニウさんを仕切って7時前に大将と二人を連れて出て行った。


宿に誰もいなくなったので裏の空き地でリルを振り、シズクとスフィアに螺旋波動拳を教える。俺を読むだけあって飲み込みが早い。俺の型すらも具現化してる?と思うほど形になっていた。


10時前に守備隊の詰所から皆が帰って来たので食堂でお茶をしながら聞いて驚いた。四人の放火魔は冒険者のお父さんにお礼参りしてから森のたき火亭に来たという。守備隊はそっちの件もすでに耳にしていた。


あ!と思い出して慌てて視たら・・・薬師の婆さんの所に運ばれた時に暴行の目撃者が守備隊に通報していた。


昨夜は薬師に運ばれたの視て安心してから忘れてた。


俺は聞くなり席を辞し教会に向かって走った。


教会の回復は有無を言わさず回復のヒールで、どこの国でも程度によって銀貨三枚から十枚が相場なので、けが人は安い薬師か治癒士をやってる町医者的な所に運ばれる。


現代の様に保険治療制度など無い事を考えると妥当な値段かも?とアルは思っている。地球ですら救急車一回呼ぶのに有料(国によって一回十万円もある)で、一晩の救急治療の代金(高い国では百万円)を払うまで病院に軟禁される、払わなければ監獄だ(笑) 世界では医療保険は高額な医療費から身を守るために必要な保険だ。医療保険が未整備の国では人が医療や薬価の安い国へ治療に雪崩れ込む。つまりはこの世の薬師と同じ立ち位置だ。


教会に運ぶとお金が払えず借金奴隷になる可能性もあるので運んだ者がうらまれる。町医者的な所に運んで死んでも、それはお医者に掛かって死ねばそれはしょうがないね?とみなが納得する常識。(親の薬代が無くて遊郭へ身を売る娘や医者に掛かれずそのまま死んでいく江戸時代みたいなもの)


リケット教会の司祭に怪我人が居ると告げ、それは今までの己の罪を神に贖罪する事で負った怪我だと言った。治療費に銀貨八枚の布施を渡し、けが人がリケット教会への感謝とここの孤児に贖罪したい事があると言っている事を伝えた。司祭様はそれを受け入れて、孤児の女の子を呼び診療所に連れて行った。


お金を集めて司祭様に来てもらったと薬師のお婆さんに治療代を渡す。全身の打ち身と発熱の塗り薬、体力の飲み薬で銀貨二枚大銅貨六枚だった。


案内された小部屋のベッド。

体中に粗末な包帯を巻かれた男の脇に女の子を連れて行く。片腕は折れていた。


『この子に言いたい事を言いな』


そう言って小部屋の前に立つ司祭に向かう。


「司祭様、贖罪しょくざいの告白が終われば治してあげて下さい」


「先程の薬師の方とは話が済んでおりますね?あのお方をこのまま治せばよろしいのですね?」


「はい、薬師のお婆さんには治療費を払いました。よろしくお願いします。お布施は足りますか?」


「充分です(笑)」

「よかった!お願いします」司祭様にハグをする。


うけたまわりました(笑)」背中をポンポンしてくれる。



帰り際にのぞくと病室で親子二人は泣いていた。



・・・・


帰りに馬糞を拾うエドモントを見てワロタ。


この人、体躯たいく立派な犬獣人だぞ。ステータスの体力、力、敏捷、生命なんて基礎数値は人の冒険者なんか目じゃねぇよ。馬糞やる姿では分からないがその体に内包されるその数字に誰もが驚く事請け合いだ。


まず見ない光景に笑ったの(笑)


お父さんは大変だわ、息子のクロスにも冒険者の下積みをやらせる意味で街の馬糞拾いの依頼を受けている。三位冒険者が馬糞をほうきで転がして砂まみれにしてはチリ取りで袋に入れて行く。それは仕事以上に尊い仕事に見えてしまった。


エドモントはいい男だわ。惚れるわ。

息子もその背中を見て育つよ。


馬糞拾いは単純労働で時間単位で働けるから固い依頼だ。検索したらこの街では毎日十枚の依頼票があるな。一日大銅貨六枚(為替換算4800円)


おれもやったけど、クリーンで街を歩き回ってやっただけで俺はそもそも拾って無い(笑) 馬糞拾いとどぶさらいは定番だが、中でも屋根に上ってロープ付けて下に降りながら行う煙突掃除と煙突の蓋かぶせ(冬が終わるとある)は割が良いのですぐ取られちゃって俺は依頼票を見た事もない。


煙突は期間限定で山ほど出るが取れない。どぶさらいなんて一回依頼票が出たら同箇所は1カ月以上出ない。荷馬車や騎乗で馬や大鹿やヤク(寒冷地や高地にいる大きな牛)なら沢山いるから毎日馬糞の依頼表は出る。けど狙ってギルド行かないと取れない。


自然と雑草の始末や木の剪定せんてい、ゴミ穴掘り、ガレージセールの店番、倉庫番、収穫や露天商の手伝いなど多種多様な雑用依頼を選ぶ事となる。しかし固い仕事は狙っても取れない(笑) 大工さんの補助とかもあったな。レンガを脇に置いたり、板を押さえて釘を打つのを待つの(笑)


クランのブラスとアマリの兄妹の兄ブラスは自分の体一つで出来る7位の手伝いの依頼をやっと見つけては大銅貨4枚~6枚を稼いで兄妹で食べていた。依頼票を取れるか取れないかは運だ(笑)


俺は魔法系の依頼は残ってるから取れたし、無い時は馬糞や手伝いに行った。神聖国で水車小屋の前で待って小麦、大麦を持って来る人の名前を袋に書き入れる仕事もした。報酬は一日大銅貨5枚だ(笑)


※読み書きできる人専用依頼:読めない人には袋に記号を書いてやる。×とか△とか〇や◎とか書いて交換札の紙に同じ記号を書いて麦袋から粉袋に変わっても自分の物と区別する。


そんなの冒険して無いよね?俺もその時そう思った。


特技を何も持って無い冒険者はそんなもんだよ。日本のシルバーさんや便利屋さんがお金払うと草刈りや網戸の補修、買い物代行とかしてくれるでしょ?あんな感じなの。


ただ、この親子は犬獣人だ。クランのキツネ獣人の姉弟リネとマルスに匹敵する身体基礎数値は持っているクロスなので前途は洋々だ。間違いなく冒険者一本で食っていける。


そんな事を考えながら宿に帰ると昼だった。


・・・・


食事を食べ終わって部屋に帰るとコアさんと交感会話。


「異世界のジャンを助けようかなって(笑)」

「アル様の趣旨しゅしに反するのでは?」

「反するけど・・・まぁ、知った以上は(笑)」

「そんなお話があっても良いかもしれませんね」


そんな物語を知る超科学のコアさん。


「ここから40km程はあるよ、ニウさんをここの留守番に皆で行こう、誰か来たら呼んでね、すぐにこの部屋に帰るから」


「かしこまりました」


多かれ少なかれこの世には不治の病がある。地球でも治療法が見つかって無い病気で歴史上多くの人が死んだ。病気にかかると風貌が様変わりする病気などは無知であるがために風評や悪評により施設に押し込められた。施設では雀の涙の食事の為に奴隷さながらの苦役を強いられ、それでも生きて行くために涙を流して働いて死んでいった。


日本で普通にあった話だ。余りに施設の待遇が差別的で暴動まで起きている。


未知の死病に侵されるというのは、そういう事だ。周りの者は感染する可能性を考えて近付かない。隔離する場所が必要となる。


姥捨て山に口減らしで親を捨てにいく話。隔離された村で静かに死んでいく話。間引きで生まれたばかりの子を沼に沈めてしまう話。悲しくも生きる為には歴史が示す通りにそうやって子孫を繋いで来たのだ。おれはそういうのを否定してない。人が考えて掟にしてその掟にすがって生き永らえて来たのだ。


そんな歴史に俺が干渉しても、俺がいなくなったらまた元に戻る。その様な無責任な事はしないでおこうと思っている。社会が病気に立ち向かうシステムが構築されるまで手を出してはいけない。世に病気に対する犠牲が増える事で地球は研究が進み色々な病気から解放されてきた。


例えば俺が神から授かった力で一気に治す。そしてその人達を養う仕事や食料を用意する。


俺の生きる何年間だけ。


俺がいなくなったら終わりだ。問題に俺が干渉して解決しても社会が解決できなければ意味が無い。


健常者でも簡単に命が奪われる世界だ。俺のいた日本の優しい社会システムなど無い。病気を皆に振り撒くぐらいなら自分で死んで行けの世界だ。


そんな病気を持つ者が静かに死を迎える村があった。口にするのも呪われると思われるぐらい秘匿されている。秘匿されているが公然の秘密だ。死を待つだけの者はそこに行くと自分で言い出す。誰も止めない、言い出せばなにかしら村なり町なり周りの者に餞別せんべつをもらえる。


そんな村に入った死病の姉(26)は食事もままならぬ。


そんな母親代わりの姉に育てられたジャン(16)は日々痩せて行く姉に食べ物を届けていた。姉は村に来ると自分だけでは無く他の雑多な病気をもらうので来るなと言う。弟は姉が死ぬまで出来るだけ食べさせて幸せに死ねるように盗みを繰り返す。自分が死病をもらって死ぬのもいとわない。


救いの無い悲しい話だった。


俺が視ると肺結核みたいな病気だな。栄養不足と過労で抵抗力が落ちて感染したと思うが肺真菌症と出る、もうかなり症状が進んでる。その姉を助けようと思った。


そのまま姉に面会した。

病気は治せるが姉と弟で治療代を何年かかっても返すと言うなら治療すると言った。弟はそのつもりだぞ?と言って初めて姉はうなずいた。


治療費は金貨5枚。(200万円)奴隷確定である。


ピューリファイを肺にお見舞いし、癒しのヒールで魔力と体力を元に戻し光のヒールで元の健康な体に戻した。健康で免疫力が高ければ駆逐できる病気だった。


病的に痩せた姉の身なりを整え、金を握らせて弟を迎えに行かせた。近隣の村で焼き立てパンを盗んでとっ捕まった泥棒だ。そんなのは家族が願い出て保釈金を出せばなんとでもなる。金を出さないから強制労働三年とかになるのだ。まぁジャン・バルジャンはパン一本盗んで脱獄を繰り返したため十九年牢獄だったが(笑)


歩いている姉を呆然と見る弟。

弟に治療の話をすると目をいて驚いたが納得した。約束通り姉弟で働いてもらうとタナウスに連れて行った。タナウスのコアさんに預けて終わりだ。


村でも街でも家と仕事を与えて銀貨十枚稼ぐだろ。

移民は二人で銀貨二十枚の支度金だ。月に二枚返せば百回払いの八年払いだ。ナノマシンが体に入るから病気もせずに働き、取りっぱぐれは無い。



・・・・



その日の晩の交換会話で銀級3位教官キツネ獣人:マル(43)とインダ(41)。その子供、魔鉄5位教官子ギツネ:姉リネ(20)マルス(18)が家族四人で2位金級と4位銅級に昇位したと聞いた。


俺はお昼に姉弟の事考えてたと訴えて虫の知らせっぽいファンタジーをコアさんに訴えたが、親の二人を考えなかった時点でこじつけだとコアさんに決めつけられた。


納得いかん。




次回 365話  神速の昇進

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