第301話  神教国の公式見解



1月2日の朝。


教会で6神と会ってから近くの馬車ターミナルに行った。平民服に布バラライカの子供が石畳が凍る街を早足で歩く。


二頭立ての馬の吐息で白くけむる馬車ターミナルに6軒の屋台。馬車の客の寒さしのぎと小腹の足しになる物を売っている。新年2日で人の移動も少ないのかお客もまばらだ。


朝の6時に4軒の露店が開いていた。餡子あんこの蒸し饅頭、ぜんざい、鶏肉のタコス、ソーセージ(サラミ)の串焼きがキヨスク風の店で並んで売っている。俺が白い息で店に駆け寄ると火鉢から腰を上げてくれる。


「この蒸し饅頭いくら?」

「一個銅貨二枚だよ」

「2つ頂戴」

「熱いよ、気を付けてね」紙に包んでくれる。


「これに入れるから大丈夫(笑)」

マジックバッグに入れる振りしてインベントリへ。


全ての露店で2つ頼んで買っていく。ぜんざいは竹の器とスプーンが付く。サラミソーセージを検索したら寒さで乾燥させるこの国ならではの製造法だった。ナレスではうまみ成分のダシを取るのにスープに入れる。干し肉と一緒の扱いだが一級上の値段だな。


だけ食べて帰った。息の白さが倍になる。


・・・・


朝食の後のお茶で、昨晩の御料食材の話にソーセージやサラミの既製品が欲しいとお願いした。南国では肉が傷んで作れない事、塩漬けの干し肉が精一杯と話すと皆が興味深く聞いてくれた。


食事を終えたら王家を迎えるタナウスの準備と断ってご無礼し、部屋に帰ってコアさんと交感会話で話す。


カラム王国、東経62度、北緯37度。

ハーヴェス帝国、東経63度、北緯20度

https://www.pixiv.net/artworks/103781828


「ネロ様の話はこんな感じなの」

「海戦は1月20日前後なのですね?」

「うん、戦争難民の受け入れ準備を早急に」

「かしこまりました」


「戦術は海から砲撃と強襲は変わらないよね?」

「海を使うと費用対効果で陸は使いません」

「カラムの王族は大陸に逃げると思うけど」

「ハーヴェスに当然追われるでしょうね」


「ハーヴェスも怒ってるから、僕知らない(笑)」

袁術えんじゅつでしょうか?(笑)」

「戦争の大儀知ったら周辺国の無視もあるね」


「地の果てまで追うだろうね。海上戦力が弱った途端にハーヴェスと属国の商船を襲ったからね、近くって事もあるけど間違いなく武力が無いって知ってるから襲うわなぁ。憎さ百倍、王族殺して傀儡かいらい作るかなぁ?」


「征服してハーヴェス領になります」

「あ!そっか、植民地と一緒か」


「周辺国に姫を出してよしみは結んでるはずですからカラムの同盟国の動きは予測できません、ハーヴェスに対して参戦は無いでしょうが、王族をかくまうか逃がすかぐらいでしょうか?」


「もういいの、関係ない」


「関係ないです?」

「海賊やった奴が責任取るだけだよ(笑)」


「今一度確認をよろしいですか?」

「なに?」


「ハーヴェス、ミランダ、リンダウに見舞われた海上戦力喪失そうしつ大災厄だいさいやくについてです。神教国タナウスが三国に大災厄だいさいやくの根源と疑われ、その真偽しんぎを問われた場合の神教国の公式見解をお聞きしたいのですが」


僕も海賊と同じってか(笑)


「公式見解はその様な事は知らぬ。その様な不思議な事件がまことに起こったならば、まさしくネロ様の奇跡である。その奇跡は一体いつ起きたのか貴国に問う。我が国を疑うならば兵を寄せればいつでも受けて立つ」


「かしこまりました」


「個人的見解は、未開国を丸ごと侵略して富を奪う盗賊が自分が奪われたら怒ってアホみたい(笑)」


「(笑)」


「その理由として、タナウスは外国の富を欲しがらない。そもそもタナウスは宗教国家で仲裁はしても戦争や紛争しませんからね。武器は持っても・・・対海賊用なら売りもするけど、基本は他国が攻めて来たら迎え撃つ専守防衛です」


「タナウス裏の教会部を除いて専守防衛(笑)」

「タナウス裏の教会部は?」


「神教国タナウス最高幹部のコア、ニウ、ナノ、アクア、アポロ、ガイア、マーニ、シェル、シズク、スフィア、シャド、受け継ぐタナウスの遺産は国主の矛、精霊は国主の盾」


「かしこまりました」


「何があっても、その幹部でタナウスの責任を果たす。それがコボルさんの人に寄り添う遺志を継ぐ僕の考え。他の者には一切の責を負わせない。表の教会部は分かるね(笑)」


「分かります」

「表の教会部も反射魔法で負けないと思う」

「効果範囲外の揚陸ようりくはどうしましょう?」

「うちのメイドや執事が揚陸させないでしょ?」

「そのように」


「心配いらないよ、うちは世界最強の袁術よ?」


「アル様は袁術えんじゅつなどではありません!」


「タナウスという玉璽ぎょくじを持った袁術よ(笑)」


「それなら大丈夫ですね(笑)」

「宇宙船で逃げるのよ(笑)」


「後で劇場へ行くついでに北方の作物か植物の本を手に入れて、作物のサンプルをお願いしていいかな?」


「その様に王都を回ります」


「今からタナウス行くから後はお願いね」

「かしこまりました」


・・・・


1月2日


ナレス8時>タナウス10時。


アルムハウス。


「お!来たな!」

「二人共教義を色々聞いた?」

「聞いたわよ、人として当然の事じゃないの」

「良い事が書いて有ったな」

「その教義書銀貨3枚だからね!」

「金取るのかよ!」

「えー!」

「何をお大臣が言ってるのよ!さっさと払う!」


ALL「(笑)」


「アルムさん達持ってるよね?買ったよね?」

皆が机に出す。賢者達も(笑)


「私たちは聖教国版ですが中身の教義は一緒です」

「分った、分った!会員証みたいなもんだな(笑)」

「払うわよ!」

「ファーちゃんに渡してね(笑)」


「両替はファーちゃんがしてくれます」


一昨日おとといしたよ!むしり取る気か!(笑)」


「こんな安い国でお大臣が言いますね(笑)」

「クリームソーダ銅貨3枚は安過ぎよ!」

「ソーダ水が銅貨1枚なので妥当だとうでしょ」

「メイドのお姉ちゃんの給金出てるのか?」

「皆、お金持ってるので出てると思います」


「それでタナウスに協力してくれますね?」

「おぉ、そのつもりだよ」

「私は最初から住むって言ってるでしょ?」


「ファーちゃん、候補の家を案内してくれる?」

「かしこまりました」


・・・・


「こちらの物件は如何いかがでしょうか?」

「大きい家だわねぇ」

「街の中心、商店街も海も近くお勧めです」

「少し大きくねぇかなぁ?」

「クレアさんとお二人なら丁度良いかと」

「あ!」

「え?」


「お二人はまだタナウス国民ではございませんので、長期滞在の扱いでタナウス~ワールスを往来おうらいすると聞いていますが違いますか?」


「私は国民になっても良いわよ!」

「おーい!アル!」


「えー!何かあった?」住民と話してて呼ばれた。


「俺とクレアが同じ家って言うんだよ」


「だって、ワールス行くとき転移装置無いと行けないよ?タナウスしかない貴重な転移装置を・・・ダンジョンと同じやつね・・・個人に預けられないもの。ベガの家に付けてワールスのベガの店に付けるなら同じ家で住んだら自由にワールス行けるのよ」


「・・・」

「分った?」


「馬車で行けないのよね?」

「島だって言ってたぞ!」


「そもそもそんな距離じゃ無いから(笑) 馬車のレベルじゃ無いの、大陸が違うの。ワールスとタナウスじゃ多分1万km以上あるからね、魔動帆船で直行しても1か月以上は掛かるの。あの宮殿まで4kmだよ、あの距離の2500倍以上の距離ね(笑)」


「時差8時間あるからね。ワールス今19時だよ」

「・・・」

「どうやって来たんだ?」今か!(笑)

「魔法大国タナウスの大魔法で来たの」


「・・・」


「アル君!私、この国の国民になれる?」

「そりゃ1位だし、あっちに友達とかは?」

「帰ると面倒臭い奴にからまれそうなの」

「そりゃそうだろ!(笑)」

「もういいの? ワールス行かない?」


「いいわ!行かない!」

「おいぃ!本当か?」


「今の家はどうするの?」 

「勿体無いけどベガに売って貰うわ」

「分かりました!家ごと持って来ましょう」


「え?」


「土地だけベガに任せたら良いんです」

「出来るの?」

「大魔法で出来ます」

「ホント?そうしよ!そうしよ!」

「ベガさん、こっちでも店やる?」

「え!」

「ファーちゃん、お店もあるよね」

「ございます」

「そりゃ、家より店の方が落ち着くが・・・」


「そんじゃ、ベガだけお店選んでて、クレアさんの家取って来る。ベガの店の二階の奥の部屋に転移装置置いて来るね?」


「え!そういう感じ? 二階がダンジョンになるんじゃないよな?店が変な事にならないよな?」


「大丈夫!あの赤と青の玉の台が付くだけ。場所が気に入らなかったら自分で動かしてもいいし」


「大丈夫なんだな?」

「大丈夫だって!」


「クレアさん、行こう!」

「うん!」


シャドがクレアさんを巻いてワールスに跳んだ。


クレアさんの家の前に建つ。道行く人がクレアさんのアロハと短パン姿に注目してる(笑)


「そんじゃ仕舞うね?」

「え?仕舞う?」

「うん!」


家が消えた。一緒に塀や門も仕舞っておく。


「え?うちの土地ってこんななの?」

「知らなかったの?」

「家ごと買ったもの、知らないわよ(笑)」

「家が無いと小さく見えるね(笑)」

「うん、ビックリした(笑)」


話をしながら、土魔法で売地と書いてロラン街三本目の魔法道具屋ベガの店の扉の下に連絡メモを入れる事を書く。冒険者なので不在が多い詫びも書いておく。


「まぁいいや、ベガの店行こう」


シャドが巻き付く。


ベガの店2F


「凄い魔法ね!」

「大魔法なの(笑) ちょっと待ってね」


奥の部屋に転移装置の赤と青を置いた。


「終わり!タナウスに行くよ!」

「うん!」


シャドが巻き付いてタナウスに跳んだ。


「僕が案内してあげる、大通りがいいならこっち、隠れたこじんまりした小道はこっち、ダイナミックな景観なら断然だんぜん坂の上の方」


「ありがとう!どこでもいいの?」

「空いてる所なら(笑)」

「そんじゃ、坂の上ね!」


ズンズン歩いて行く、アルムさんみたいだ(笑)


「ここよ!ここ以外無いわ!」


そこは宮殿近くの噴水のそば、上水レールと海が窓から一緒に見えて、坂下に緩やかに伸びて行く街並みが海まで一望できるロケーション最高の場所だった。


「そんじゃ置くね」


建物をポンと置き、塀と門を埋めて硬化する。


「土地が大きくて塀が足らなかったね(笑)」

「いいわよ!こうするわ!」


呪文を唱えながら精霊魔法でみるみる足りない分の塀をつなげていく。


「おー!やっぱエルフ、精霊魔法上手いねぇ」


「こんな綺麗な街を見た事が無いわ、キラキラと噴水が目の前の窓の下で吹き上げてるのよ!あそこ見て、人が絶えず行き来して必ず噴水を見るわ。あんな綺麗な海が窓から見えるし夢みたい」


「クレアさん、仕事したくなったらアルムさんに言ってね、エルフ姉妹は護衛騎士やってるから」


「聞いた。普段自由な仕事って何よ!(笑)」

「仕事の時は命張って戦うから良いんじゃない?」

「そんな仕事ないわよ、冒険者より自由よ(笑)」

「そう言えば、冒険者ギルドどうしようかな?」

「まだ無いの?」

「冒険者いないもん(笑)」

「いるじゃない!ここに!」


お互いに指を指す。


「あはは、いるね(笑)」


「取り合えず、ベガの方へ行こう」

ベガを検索して二人で海の方へ歩いて行く。


「あ!いたわよ!」

ベガが店を外から眺めている。


「え?これなの?」

「おぉ!」

「ワールスの店と趣味が違い過ぎ!」


「あそこは下町だろ?あんなもんだよ魔道具屋は」


「ここは?」


「ワールスより明るいだろ?道が広いし、建物も間口が広く窓も多いからな。客商売なら何でも行けるぜ」


「え!魔道具屋じゃ無いの?」

「俺、趣味が料理なんだよ(笑)」

「「え!」マジで?」


「マジってなんだ?」

「真面目に言ってんの?ってこと」

「大真面目さ(笑)」

「本当に?あはは!しんじらんない!(笑)」


「そんじゃさぁ、新しいスイーツ売らない?」


「お!なんだよ?」

「お休み中にアルムハウスで教えるよ」

「おぉ、美味いのか?」

「この家にするのね?」

「この店にした」


「ファーちゃん、街区に二人の家の登録お願いね」


「かしこまりました」

「そんじゃ転移装置付けるよ」


「そんな簡単に付くのか?」

「鍵開いてるの?」

「おぉ、カウンターに置いてある」

「2階に付けるね」


2階の小部屋に置いた。


「このキーを首から下げて無くさない様に」

「そのまま赤台でワールスへ行ってみて」

「念じるんだな?」


「直通だから魔力通せば跳ぶよ」


クレアさんとサークルから出るとベガがフッと消えた。クレアさんと二人で顔を見合わせて笑う。


ベガが帰って来た。


「本当に時間が違うんだな!」

「もう陽が落ちてたでしょ?(笑)」

「おう、初めて知ったぜ(笑)」


「古代魔法だから知られない様にね」

「おぅ、でも秘密があるって怖いな」


「1位の証をもらいに行くから冬服にしてくれる?」

「ちょっと待ってくれ」向かいの部屋に消えた。


向かいの部屋で着替えながら会話が続く。


「なんだこれ?シーツも布団も付いてんのか?」

「そうそう(笑)」

「なんにも要らねぇなぁ」


「そうだ!私の家の土地売っておいてね。仲間には森に帰ったって言っておいて」


「お前!森って・・・エルフだなぁ(笑)」


「元々斥候が見つかるまでって約束なの。私を見たら探さなくなったんだから自業自得よ(笑)」


「あのPTで稼いだ癖によぅ(笑)」


「人数割りなら当然よ!ベガの方が稼いでるわよ!」


「・・・」


「黙ったから稼いでる!(笑)」

「ベガは冒険者じゃなくて商売人よ(笑)」

「てめぇ何言ってんだ(笑)」

「鑑定で荒稼ぎって言ってるのよ(笑)」


「そこまでは荒稼ぎしてない」

「荒稼ぎはしてるんだ(笑)」

「お前が荒稼ぎさせてんだよ!(笑)」

「そこまでは?良く言うわよ(笑)」


ベガが冬服の冒険者装備で出て来た。


「そんじゃ行って来るね?クレアさんは家はあれでいいね?ほかに用事無かったら解散。ファーちゃんはご苦労様、ハウスに戻っていいよ」


「かしこまりました」

「下の店から出るけど、店の鍵はどうすんの?」

「まだいいよ、何もねぇし」


シャドが巻いたのでメルデスのハウスに跳ぶ。



タナウス12時>メルデス10時


ハウスに跳んだ。


「アロちゃん、ギルド行くだけ」

「はい(笑)」


カウンターでベガの1位の証とタグをもらってギルド長の所に行くと居なかった。検索したら代官のニールセンさんと新年の挨拶で会ってた。


「タナウスは昼だから食堂で食べて行こう」

「おう!」


折角冒険者の街なのでベガに提案してみる。


「メルデスの魔道具屋に行ってみる?」

「おぉ!見たいぜ、頼む」


「ここ3万人冒険者居るけどショボイと思うよ」

品揃しなぞろえを見るだけだよ(笑)」

「換金なら言ってね」

「ありがとよ!一応魔石も持ってるしな」

「さっすがー!」


魔道具屋3軒回って、自分の店に品揃しなぞろえが薄い魔道具ばかり買い集めていた。ワールスは最先端の貿易港だからメルデス価格はだいぶ安いみたいだ。


買い物してからタナウスに戻って来た。


メルデス13時>タナウス15時


「アル、ありがとうよ」

「ん?」

「こんな不思議な生活が待ってるとは思わなかった」

「(笑)」


「胸に手を当てて考えると良いですよ」

「なんだそりゃ?(笑)」

「相応しい事してたから縁が出来たんですよ(笑)」

「なんだそりゃ!(笑)」


「アル!今日からここで住む。今からワールスから道具持って来て用意するからここで良いぜ。ありがとうよ!」


「え!新年からやるの?」

「秘密基地が出来たら整備するだろう?」

「あぁ!分かります(笑)」

「そうだよ!動きたくて仕方がない(笑)」

「あはは、分かります(笑)」


・・・・


ベガの家の近くに後光が無い市民が二三人居たので交感会話でカラム王国の難民対策の具体的な指示を出す。


「神都から50km程の海の近くに2~3万人の都市を複数作れる土地を確保。カラム王国と似た海山地形に同様のダンジョンを作って冒険者の受け皿にする。難民が出る前に避難勧告を出して、信じる者は仕事場や家ごと移住させる。各ギルド職員も希望者はそのまま移住させて同じ職に就かせれば難民の混乱も少ないと思う」


「用意を始めます」


「僕はそのままコルアーノの街路灯の注文を付けに行くから晩まで帰らない。明日の朝はナレス王家がタナウス時間の9時頃に来ると思うからお出迎えをお願いね」


「かしこまりました」




次回 232話 テズ教のプロローグ

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