第290話 寄生生物
9月5日(光曜日)
今日は王宮広場で鈴虫の鳴き声大会決勝が行われる。
9時に張り出された予選通過順位を大群衆にもみくちゃになりながらサリーさんとはぐれない様に手を繋いで見に行った。俺の鈴虫は1100のエントリーの中62位で予選落ちだよ。ってか街の草むらで検索しただけだからな。大森林でやったら決勝行けたかもしんない。
でも、サリーさんが大喜びで褒めてくれる!62位はこの国の鈴虫の今年度の序列が62位だから凄い事なんだって。鈴虫まで序列だよ!てか貴族も冒険者も剣術大会も序列だわ(笑)
視るとさぁ、素人は決勝無理だよ。お貴族様が鈴虫の養殖場にお金を出して鍛え上げた血統の鈴虫出してるのよ、勝てる訳無ぇ!俺は恩寵の強化人間の秘密施設を見て、今度は虫のそんなの見て複雑だった。鈴虫の強化施設で選ばれたエリート鈴虫と恩寵強化人間が一緒に見えちゃったのよ。
錦鯉、優良馬、優良犬の品種改良、鈴虫の優良種まで交配が絡んだ同じ所業だった。あっちの世界の優良品種を知る俺は同じ様にタナウスの作物も同じく優良種を作るために品種改良してる。そんな事を考える人間はこの王都に俺しか居ない。
この国の貴族が優雅に虫の音を
それで来年こそは!と奮起する虫ブリーダーがいる。それで磨いてるのを視たら何も言えない。
そこに愛があり、誠意を持って育てているからだ。大会はそうやって寄り添って大事に育ててきた者を
虫の品評会・・・寄り添う心がそこにもあった。
複雑な背景を視ながら、自分の鈴虫を取りに行った。
取りに行って
順位別に並べられた俺の鈴虫の籠の前に入札の札がベタベタと張られていた(笑) 1100エントリーで62位って価値あるみたい。他の籠にも沢山付いている、視ると貴族付きの養殖業者の商会が高い値を付けていた。
俺は先程考えていた事を放り投げて一番高値で張り付けてある入札の札を持って受付に行き6匹を叩き売った。銀貨10枚だぞ!(9万円)
売られた鈴虫も磨かれた美人さんの
鈴虫だけど種馬になって来い!
・・・・
帰って来たエフトさんに聞いたらマツムシの決勝最下位20位は
頑張って生きてるの。
まぁ、売った奴が今更何を言ってんのって話だ。
夕食の後に二人が目にする様にナノロボ錠剤を飲んだ。何か病気か?と聞いて来る二人に、婆ちゃんが
第一門で夫婦のアソコも大回復してやったし。この錠剤も飲んで子供出来ないなら知らん。少なくともナノロボットが魔素を吸って夫婦とも子供が出来にくい原因があればやっつける筈だ。ついでに風邪になるとか無くなるしな。
・・・・
9月6日(風曜日)
翌日朝、エフトさんとサリーさんに丁寧にお礼を言って守備隊に行く。預けてあった馬と馬車を返してもらってエスジウの首都を出た。
心は決まっていた。
パリス教団に行く、俺の答えは出た。誠意を持って民に寄り添う者を助け、欲に踊る者は排除する。厳しい事を決断しても民に寄り添う決断ならそれもヨシだ。正解不正解など問わない。犠牲を出してても良い。そこに誠意を貫く芯があれば俺はどんな
王都の東へ向かう街道は大会後は帰省する人の波。前後がクリアになるまで1時間以上掛かった。跳ぶと思った瞬間にシャドが馬車を巻く。冒険号の格納庫に跳んだ。
「ニウさーん、コアさーん」
たちまち二人が生成される。
「アル様、ライナ王国から補給艦が2隻帰って来てます」
「あ!もう往復して来たんだ」
「5日前に。岸壁より格納しないと老朽化します」
「はーい。それを仕舞ってからでいいか」
「ストイ商会長からの手紙と調理人が6名来てます」
「え?」
「次男を救ったお礼にと会長自ら何が良いか聞かれまして、ライナ料理を食べ歩きさせてくれと申し出ましたら、教皇様と皆さまでお召し上がりくださいとライナの誇る料理人と香辛料を積んで派遣して下さいました」
「うわ、なんか凄い!」富豪っぽい返礼だ(笑)
「宮殿の調理場に案内して5日間、朝昼晩と宮廷料理を作って頂きアルムハウスの賢者と司祭様、ベルン代官以下の政務官、執政官の家族に振舞い喜んで頂いてます。一週間の宮廷料理の後、神都の飲食店に6人を案内してライナの家庭料理を観測し、住民に提供して頂きます」
「宮廷料理と家庭料理の二重取りだね(笑)」
「横にお手伝いのメイドが数人付いております」
「完璧!」
「これからは各国の料理人を呼ぶのも良いでしょう」
「食べたいけど、そっちは後だな」
「いかが致しましたか?」
「シズンとシーズの村関連は収まってるかな?」
「村人同士の婚姻を禁忌と誓約したので以後は血は薄まると思います。皆秘儀の事は忘れ農業に励んでいます」
「それでは、対パリス教に動いても良いかな?」
「受け入れも整っておりますが?」
「わかった、今日パリス教の教祖に会ってみる。コアさんとニウさん付いて来てくれる?」
「かしこまりました」
「まず、高空からパリス教国を一望して、私欲に踊る上層部と恩寵部隊を無力化してから直接乗り込む」
「それはまた強硬策ですね?」
「もう、言い分を聞くの止めたの。心を
「アル様、今一度交感会話を。強硬策の問題点を予測出来るかも知れません」
「分かった、お願いします」
「・・・」
「そういう事だと思うの」
「三賢者や教会部の者は戸惑うでしょうが、アル様が裁きに対する皆の承認を不要とする意思が有るなら、コアがその中身を教会部に説明する事で誤解はなくなります。少なくとも強権を振りまわす暴君と思われる危険は無くなります」
「その辺はお願い。少なくとも神教国の権威を見せつけて尊大に皆で芝居をする必要もなくなるのよ」
「筋道を
「恩寵を取った上にポヨーン魔法は付けて行くからそんなに危険も無いと思う」
「油断はなされません様に」
「うん」
・・・・
昼食を済ませてパリス教国に行った。
南の中央大陸のパリス教国は2000m程の台形の山の麓から天辺までが総本山。半径10kmにも及ぶ城下町が麓から平野に続く。その威勢を示すまるで十手か音叉の様なアシンメトリー(左右非対称)形の金ぴかのマークが施設の屋根の至る所に高く掲げられている。
俺はパリスのお山を見降ろす大山脈の中腹に位置して20分ほどでパリス教国の中枢を見終えた。とりあえず宗教国にそぐわない邪念を持って働く者から全ての恩寵を取り、国の諜報や謀略方面を行う情報部的な暗部から身代わりの珠や武器も取り上げた。
やっぱシズン教国やシーズ教国の様に政治は綺麗事だけじゃ済まない様で教皇直属の恩寵を利用した特殊作戦部隊がいた。
宮殿の上位セクションにしか存在しない高位の枢機卿始め大司教やメイドも侍女も全て麻痺させた。
乗り込む前に宮殿を再確認の最中にギョッとした。
一旦倒れた教皇以下22名の重要ポストに就く者がゆっくりと立ち上がったのだ。今まで麻痺して倒れていた筈なのに何事もなかったかのようにムックリ起き上がった。
そして驚愕した。
視た、そして固まった、一人に二つの命令系統があった。余りに慌てて二つ目の命令系統を昏睡させた。
てか睨む麻痺って運動系統の神経系を麻痺させてるんじゃないの?今まで頭がピンピンに動いて、考え見て聞いて匂いを嗅ぐのはさせていた。そうやって相手の思考を視ていたのだから。
口も利けないから運動系統の神経を麻痺してると思ってた。そして心臓は動いてるから自律神経系は麻痺してない。
初めてそんな麻痺の理由を視た。
頭からの運動命令は遮断されてる。けど脳から遮断された四肢の神経に運動信号を送る奴がいた。
人一人に魂が二つあった。人の中に他の生物が入ってる。間違いなく守護の魂じゃ無い、器が二つの魂の入れ物になってる。
なんじゃそれ!聞いてないよ!
簡単に言う、パリス教はタナウスが手を出す前に
寄生生物によって。
寄生されてる教皇以下22名を拉致するのに、寄生されてない枢機卿や大司教など関係者を隷属してパリス存亡の危機の会議中という名目で教会内部の上位セクションを封鎖した。
22名をタナウスのユピテル(検体収集船)の実験室に連れて来た。コアさんが棺桶に入れ思考論理観測を行った。
・寄生し宿主の脳で思考する生物。
・宿主を通じて世界を知る。
・宿主の病気や怪我を自己修復する。
・宿主と共生し思考交換と誘導を行っている。
・寄生の隠蔽で宿主の価値観で擬態行動する。
・寄生した宿主の種族寿命と同化する。
・それは血の色に擬態したアメーバ状生物。
・成体になると体液を通じて子に卵を移し、元の本体は宿主と一緒に死んでいく。それは寄生する宿主の子に一子相伝の己の命を伝える。
・集団内の宿主の個体数が減ると寄生生物はメスに変異し無性生殖で卵を産みつける、一子相伝から多産の寄生生物に変わる。
・メスが生み出す粘性の卵が生物に付着すると皮膚から浸透して血液まで達して
スライムの進化種かもしれない。
コアが観測した事が事実であることを実証するために拘束した人間の腕を斬った。治せるとは言え流石にそれは・・・と思ったが
骨も断たれた腕を肘の横に置くと流れたドロリと粘性のある血が切れた肘を結びつけて行く。
見て気が付いた、俺はそれを知っていた。
自己再生能力だ。やった事は無いが恩寵を付けると分かるのだ。再生するより早いから繋げようとする。
見た事実と聞かされる情報を念仏のように刷り込む。
人の脳を利用するこれは知的生命体?
人間の体の中で共生してる。
人間を麻痺させたら関係無く操って立った。
人間の恩寵も操る寄生生物。
教皇始め国の舵を取る者に寄生していた。
人に寄生すると飲まず食わずに1カ月以上生きられ、寄生するが故に宿主の社会を壊さずに宿主の意思も生活も体をも守る寄生体。宿主も自分の中にいる者と自分の脳を通じて意志疎通する、もう一人の自分と話してる。
観測結果をコアさんに聞かされてフリーズした。想定外にも程が有る。もう人間じゃねぇよソレ。
だから魂が二つある。
ちなみに寄生体の卵や細胞が俺の体内に入ると生物的な設計図の遺伝情報(アミノ酸塩基配列)から異物判定されナノロボットに分解されると言う。
ホッとした。
・・・・
9月7日(
22人を5番艦ユピテルの生体経過観察室(体育館4つ分程ある)に入れ、アメーバ状生物の昏睡を取るとゆっくりと立ち上がって当たりを見まわす。宿主は麻痺の上昏睡状態。
あちらからこちらは見えない。
観察室のスピーカーから呼びかける。
「みなさん、普通の人じゃ無いですよね?」
「・・・」
「喋ってなるかとか止めて下さい、そこのパリス教皇に入ってるあなたが一番偉いなら何か言って下さい」
「・・・」
「あなた方、人に入るなら滅ぼしますよ?」
「・・・」
---スピーカーOFF---
「滅ぼせるなら滅ぼせって強気だよ(笑)」
「分身がいるからでしょうか?」
「そうかも」
-----------
「全員ばれてんだから素直にしゃべって下さいよ」
なんか口が裂けても言いたくないらしい。防衛本能かな?人間の思考から寄生発覚で処分されると思って喋らない。
「しゃべらないとコミュニケーションも取れないです。あなた達を知りたいのでこの部屋から出られませんよ、お腹が減りますよ?」
「・・・」
「あなた方を滅ぼすのは簡単ですよ?」
部屋の隅に火炎竜巻を小さく作ってやったら隅に逃げた。
音声スピーカーを切った。
「コアさん、親玉の場所は検索で分かった、南の中央大陸のすぐ下の大陸が生息地。こいつら宿主の脳ミソ使って色々考えて宿主とお互いに情報共有してる。話しかけたら話しかけるほどイメージで色々分かる。一つのコロニーで15~30個体居たらそのコロニーでは増えない。パリス教団の上層部をコロニーとするのと一緒でオークだろうがウルフだろうが何だろうが、寄生してその種族になったメス化した奴がトップの集団に卵をなすりつけるみたいだ、こいつらはメス化してないけど本能的にそういう行動をとる」
「コアさん、一応思考観測したんだよね?」
「昨日、教皇以下を観測筐体に入れ、2時間程行いました。深層心理までは観測しておりませんが、寄生生物の知識を皆持っております。それを踏まえた上で各人の擬態を行う普段の行動や言動までは観測しました」
「こいつらに成り変って教団に入り込んでくれる?」
「ただちに」
「恩寵取った欲の集団は隷属したからコアさんの思う通りに動かしてこいつらの決着を付け次第に教皇からの辞令で皆をタナウスに連れて来るね」
「かしこまりました」
「取り合えず、どんな奴らか分かったからパリス教国で産んだこいつらの子供達を狩って来る。人に限らずオークとかに入ってたら、魔法士しか勝てないオークだよ?危険過ぎてシャレになんないよ(笑)」
「オークに寄生してたら、一緒に入れてみる?」
「観測しないと予測できません」
「生餌になっちゃうけど死ぬまでに止めたら再生するし、思考を読めるからやってみるよ」
晩までに自己を増殖させた子供や孫を拉致してきたら最初の22人が超驚く。殺してみるが良いと思考するのはそう言う事だ。己がもう分身として居るのだ。自分達を殺して安心して子供達を見過ごすと思って強気でいた。
寄生した種族の寿命だけ生きるからオークの子が成人して子供を作ってその子供も成人して子供を作ると、孫の代まで同一の自分がいるという認識で滅びとは思って無い。
76名の子供や孫達が全部寄生された人間だ。最初の22人と合わせて98人のナノロボットをパリス教国に置いて来た。思考観測が終わりがてら性格も似せて行く。
「今日は尋問したり誘拐したり偽関係者を作ったりヘビーな一日だった。もう遅いからユピテルで寝るね」
「お疲れさまでした、艦長室をお使い下さい」
「うん、分かった」検索で見つける。
「アル様?」
「ん?」
「岸壁の補給艦を」あ!昨日の話、忘れてた。
「今から行って来る!」
「それまでにお部屋の準備をさせて頂きます」
「お願い」
俺は街路灯に浮かび上がる夏の岸壁に跳んだ。
・・・・
9月8日(水曜日)
寄生生物の来歴や正体の予測が付いた。
1憶2千万年前に魚に寄生していた生物だと推測された。当時は特定の魚にしか寄生しなかったが、生物が多様化するうちに魚が環境に適応できず、衰退した弱者として捕食される一辺倒になって分化した。陸上の知的生命への寄生に進化した種だとコアさんが予測したのだ。
進化の予測モデルケースを見て背筋が凍った。魚に寄生して捕食者に食べられると体内に持つ卵1個が自動的に捕食者の中で
それがどうやら海から陸上に上がり更に進化して来たらしい。
寄生生物は寄生生物なりに本能で分かっているのか宿主の種族に寄生しつくしたりしない。固有種が自由に繁栄する陰で生きて、寿命を全うするみたい。
俺はその日、実験棟に入れる宿主をピンポイントで検索し寄生生物に侵された種族を狩りに行った。大体一種族15匹から30匹の寄生を限度にコロニーを作る。恐るべき生態も見た。知能の高い種族、とりわけ本能で群れを作る種族に寄生する。
狼、オーガ、オーク、何でもかんでも知性があってコロニーを作る種族に寄生していたがゴブリンには居なかった。野生の中ではとりわけ弱者だからだろうか?(笑)
宿主と一緒に学ぶだけあって、天敵となる者のいる土地は避けて隠れ住んでいた。いくら捕食者に子孫を残して種は安全と言っても死にたくは無いらしいのだ、不定形生物なのに宿主と脳を介して痛みを共有してるから痛いのは嫌いなの(笑)
捕食されるよりも子供を残して自分は寿命で死にたいと思う寄生生物。とにかくそんな奴らを大陸で見つけて麻痺して昏倒、実験室送りにした。
寄生された生物同士は、襲わないし食わない事が分かった。
狼さえも人間を食わない。みんな実験室の隅っこに寄って大人しくしてる。
でも最初の反応が凄かった。
人22人の中にオークを19匹入れた。グオー!ガー!と襲いに行くオーク。人の方も
違う場所でコロニーを作って面識もない初対面のオークと人が20mで驚き
そこにジャイアントウルフ(魔獣:強さの序列は分からない)を20匹入れたら人に向かったが途中で襲うのやめる。
寄生されてた宿主の族長オークの率いるコロニーにいた(寄生されてない)オークを入れたら族長は助けるかな?と3匹入れたら、オーガと狼に襲われて助けを求めても助けない。隅に固まって微動だにせず襲われて食われるのを眺めてる。寄生した宿主の種族よりも、自分達の寄生生物種族を優先する。
寄生生物同士は襲わないが寄生されてない固体は生物的強者と弱者の関係で襲って普通に食う。
俺は思考の動きを全部視させてもらった、危機に対して警戒信号みたいなモノを出して仲間に知らせてた。仲間に知らせると言ってもここにしか仲間いないから手を繋いで恐怖と闘った。寄生されたオークもオーガもウルフも危険時に同じ振動?周波数?恐怖信号?を出すから仲間と分かった。
・・・・
「それはそうと、どうしよう?」
「アル様の思うままに。神の許しをお持ちでは?」
「あいつら人に害あるの?なんか体に住んでるナノロボットの様に思えて来た。オークもオーガも食う以外の活動して無いのよ、そのまま生のオークとオーガってどう思う?(笑)」
「種族の支配層に卵を産むのが凄いですね」
「討伐して食ったらまた人に寄生するよ(笑)」
「オーガのコロニーなんて山の神扱いされて、大山脈の目印から向こうに行っちゃダメとかその地域で神話になってるクラスだったよ」
「それはそれは(笑)」
「殺すの簡単だけど、宿主ごと殺しちゃうよね? 少し様子を見てから決めるね」
「かしこまりました」
「夕食にライナの宮廷料理を用意してございます」
「ホント!」わーい。
「今日が最終日でございましたのでアルムハウスの方々と宮殿の方でお召し上がり下さい。アル様はお辛いのが苦手と伝えてございます」
ココイチの2辛の限界から予測される俺。イヤ、子供だからもっと弱い気がする。
「ありがとうー。辛いのね?(笑)」
「スパイス的に辛い物もあります」
「助かります!」
ライナは赤道近くだからジャワカレー系の辛さか?
そのまま宮殿に跳んだ。
次回 291話 愛に変わった世界
-----------------
この物語を読みに来てくれてありがとうございます。
読者様にお願い致します。
応援ポチ。☆も頂けたら嬉しいです。
ポチをしてくれる事。それはとても励みになるのです。
一期一会に感謝をこめて。よろしくお願い致します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます