第262話 バルトロム部族連合国
1月19日。
朝からチリウ王国でジャムやハーブティーを買った後、近くにあるハーヴェス帝国(聖教国~神聖国程の距離は有る)まで行って色んな物を買って来た。さすが栄華を誇る国、長年溜め込んだ威信に富や技術を切り売りして国内の安定化に力を入れている。
当然今までの実績があるから陸続きの周辺国もいきなり
周辺国も頼みにしていたハーヴェスありきの海の秩序はなくなり威信は失墜した。当初は大混乱しても一年経ってみると今まで
国民は国の
強い自国通貨による取引が無くなったと言うのは、強権も鳴りを
俺は換金用の宝石でハーヴェス通貨にしたら手数料取られても換金額が一年前より多いので視たらそうなっていたと言う話だ。
十時頃、ロスレーンに購入した油を届けに行った。
オリーブ油に椿油、今回見つけた菜種油を二十リットルの樽で六本ずつ届けた。お土産に各種ジャムとハーブのお茶。
年末から頭にあった予定や心配していた大嵐が全部片付いたので気も晴々して表情も明るい。机に並べたお土産を料理長に受け渡す。調理員達が地下の倉庫に油を抱えて運んで行く。
「今朝、野菜の行商が来ましたよ(笑)」
「え?ホント?」追視したら、買い物してた(笑)
「あそこの台に買った物が乗ってます」
「ホントだ!買ってくれてありがとう」
「いいえ!新鮮な野菜は美味しいですからな」
「美味しい?」
「トマトの甘さが凄いですな。オリーブオイルと塩コショウ、ワインビネガーで野菜はシャキシャキの生食にしております、奥様達がお喜びになるので来たら買います(笑)」
「よかった!」
リード師匠を検索すると演習場にいた。聖教国の
色々と気になる事を視て行く、開門村はもう通常営業に戻ってる。そうだよな、皆は街に向かって来るのに門前で露店出したって早く街に入りたい人は止められないよ。止められる程美味いなら街中で開いた方がもっと売れる(笑)
教会も守備隊の隊員と一緒に寄付箱開けたみたいだな。まぁ三番街の教会から守るとか物騒な事が無いならなぁ、毎日休憩に寄る見知った守備隊員と開けたらいいさ。良い感じでバトンタッチ出来たわ。
十一時かぁ
もうちょっと働いておくか。
冒険号の格納庫に跳ぶ。
格納庫の一画で贋金作りの鹵獲物を分別する。インベントリで分別できるが贋金を純度分けしても意味が無いからまとめないとダメなのよ(笑)
金は金、銀は銀、鉄は鉄、銅は銅。ナレスの財宝も全部塊に変えて行く。細かい物では
すべて100%の塊に変えて行く。
鹵獲品はインゴットだけではない。
新年にナレスで捕獲した悪人の鹵獲品をメイド隊は分別しおわっている。
なんせ北の騎馬盗賊団が村民に紛れこました子供の服まであったのだ。襲われた隊商の鹵獲品、荷車、武具、ツルハシやスコップや魔鉄と鉄の武具はそのまま大山脈の倉庫に保管されている。
盗賊の服ですら雷鳴商店の商品に丁度良いと取っておく。
俺が格納庫にぶちまけた贋金シンジケートの鹵獲品でインベントリがだいぶ軽くなった。
・・・・
冒険号からタナウスに跳んでやり掛けの事をやる。
チノ共和国やシリング共和国、ムストリウ王国の贋金シンジケートが経営してた食堂、酒場、風俗を更生村と神都の裏街に置く。
店に勤めていた女の人がそのうち思考観測されて適正認定でお店を紹介されるだろ。農業よりも綺麗に着飾った女の人が酒を売った方が村のお父ちゃんのやる気も出る。酒が無い時点で(配給制で少しは回る)人の生活的には不健全だと思うしな。
今後の事も有るので罪人村の開墾地を見て、村からほど近い中心に酒場や食堂、風俗を置いて行く、神聖国みたいに華美な物は買わなくても家族と
国的には
手持ちの商業建物が無くなると倉庫に行って村セットを取って来る。開墾が終わった場所にポコポコと村の家を置いて行く。
ふと視界の端に映った10人程のお母さんの集団を視ると、土手の向こうの小川で子供達が遊んでた。膝までの小川で大喜びで水遊びするのは南国ならではの風景かも。
シレッとお母さんにも子供にもナノロボットが普通に混じってる所がホラーやな(笑) まぁ絶対事故は起こらないわ。オーガが何かの拍子に出て来ても大丈夫だわ、流石コアさん。
のどかだなぁ・・・。
思わず空を見上げると真っ青な空に鳥が飛んでいる。夜明け前からチリウの王様ぶっ飛ばして来たとは思えない。なんて生活してんだ俺は!(笑)
15時までタナウスで頑張って村の
ふと気になったので聞いてみた。
「コアさんさぁ、滅んだ種族の遺跡知ってる?」
「現存していますね」
「そうなの?」
「神を崇めて復活を信じて遺跡を作ってます」
「ピラミッドみたいな?」
「神殿型が良くございますね」
「宝物あるの?」
「遺品は有るかと、タナウスは種族進化を促進しましたが文化には介入せずその詳細は分かりません」
「そっか、観測出来てる場所は分る?」
「表示いたします」
「なんでこんな所ばかりに(笑)」
「当時の温帯が南北に移動してます」
「これが1億2千万年から1億年前までのデータです」
「当時は本当の中央大陸だ(笑)」
「今は切れて島の様になってますから」
「バルトロムのここに何かあるみたいよ」
「何がですか?」
「遺跡の宝みたいなの?」
「只今観測確認します」
「・・・」
「・・・」
「多数の獣人が遺跡を警護しております、観測データにはありませんので1億年よりは新しいかと思います」
「やっぱな!」
「何がでございますか?」
「チノのアホ貴族が遺跡の宝物狙ってたから」
「どちらでそれを?」
「命知らずの応援を集めてた(笑)」
「それで?」
「うん?今はまとめて岩塩鉱山にいる(笑)」
「(笑)」
「獣人が危ないかも?コアさんとニウさんと行くか」
「助けにでございます?」
「うん、何でもやる悪党で獣人の家族が危ない」
「かしこまりました」
「悪いのは叩きのめして、獣人の前に突き出そう」
「獣人に裁かせるのです?」
「獣人も死んでると思うよ。貴族が家来殺されてやったるつもりで追加のならず者を集めていたからさ、獣人もタダでは済んでないと思う。正義は勝つみたいな感じで獣人に突き出す(笑)」
「獣人は正義です?」
「獣人が平和で静かに暮らしてるのに、平和を乱して殺しに来たアホを殺すのは正義でしょ?(笑)」
「交感会話で見てね」
「こんな手紙が視えた」
「結構です」
・・・・
「手紙見えた?」
「はい」
「大森林に腕自慢の兵士が60人で行って18人死ぬって多分激戦よ。とりあえず戦って転ばしたらシャドが縛ってくれるからそのように」
「かしこまりました」
「そんじゃ行こう」シャドがニウとコアに巻き付く。
バルトロム部族連合国に跳んだ。
「こっちだな、あ!もう終わっちゃった。ゴメ!」
「え!」
「もう恩寵取って麻痺させた。転がってる(笑)」
「アル様(笑)」
「走って・・・じゃなくて近くまで跳んで走る」
「はい」
貴族の家来たちのベースキャンプの1km程近くに跳んで3人で駆け出す。跳んでもいいけど見られるのがイヤ。獣人側に斥候で見張ってるのが居る。冬色の大森林が視界を流れて行く。
盗掘のベースキャンプに来た。遺跡から5km程の場所になる。
転がってる奴らを隷属して言う。
「おまえら全員立て!武器を捨てろ!」
捨てた者からシャドが縛る。
視たらこいつら、いつもの調子で子供
貴族の組織にたてつく奴らが居るなんて思ってねぇ!こんな大森林の野生の王国(バルトロム部族連合国だ!)で何考えてる。お坊ちゃん兵士はそうなるんか(笑)
獣人は暴力、恐怖、人質とかで屈服したら誇りをへし折られると思って全力で戦いそうだ、こいつら獣人は子供取られたら死ぬまで戦うぞ。兵士の対応が間違い過ぎで笑える。
元々の発端がしょーもなさすぎて笑える。金で力仕事の人夫を雇おうとして拒否されてる。上から目線で族長に獣人
獣人は土地にある過去の歴史的遺跡にしか思って無かった。お土産渡して手伝って下さいと頼めば終わりじゃないのか? 悪人に子供
(野生の獣人×。村で文化的な生活しています)
視えた事。
・獣人の現地語を研究した者が居た。
・村に滞在していたら、未発掘の遺跡を見た。
・スケッチして資金提供に悪徳子爵に話を持ち掛けた。
・チノの悪徳子爵が兵隊を送り込んだ。
・現地の獣人と揉めて死傷者多数で応援要請の手紙。
こんな感じだ。
「捕まってる子供を助けに行くよ」
「はい」
ゾロゾロ悪人の兵士を連れて奥の天幕に向かう。60人がベースキャンプ張ったんだからそれなりに大きい。
天幕の中に粗製の丸太で組んだ大きな檻があった。虎獣人の子供に厳重過ぎて笑う。こんな子供なら杭に縛っておけば良いんじゃないのか?
(動物じゃないんだからその発想は危険過ぎる)
八人入ってた。男の子も女の子も小さい虎獣人ばっかだ。三歳から五歳でおれでも抱えて逃げられる。
獣人は大きくて見た目強そうで怖いしな。普段やってる様に子供しか狙わないのがミソだな(笑)
捕まった子供に言う。
「助けに来たよ」子供らしく言う(心声:部族語変換済み)
「・・・」人族怖いよな(笑)
「村に帰るよ!」檻を開けても奥から出て来ない。
お菓子と
「両手に持って食べながら行くぞ!」
がっつくのでなだめる。
「六人の偵察が出てたから全員麻痺したよ」
「かしこまりました」
「こんにちはー」(部族語に変換済)
森に隠れて
「こいつら、悪い奴ら。子供助けた!」
何故か片言になる。
斥候は返事もせず部族が守る遺跡の方へ走って行った。
「この方向にお父さんいるの分かるか?」
「わかんない」動物の勘とか匂いとか無いのか!
(アルは虎獣人を犬と勘違いしてる)
「こっちにいるから、お父さんに会って来い!」
「うん!」子供達は全力で駆けて行った(笑)
獣人に警戒される前に子供達を先に行かせた(笑)
遺跡の方へ行くと獣人混成軍がいた、100人ぐらい居る。そりゃ勝てんわ!応援呼ぶわ!てか応援来ても無理だわ。
先程の5歳の男の子が虎獣人に抱っこされてる。虎獣人もいるが見た目がそのまま阪神タイガースみたいのいる(笑) あ!いや旗についてるあのままだよ。ぱっと見で見分け付かないじゃん!六甲おろしに反応したらウケるな。
「聖教国の御子様!」
変な事考えてたら狼獣人に呼ばれて戻って来た。
「あ!僕の事知ってる?よかった~」
視たら、匂いで覚えられてる俺って・・・ガーン!
「忘れる筈もございません」
六万人居たら覚えてる奴も居るか(笑)
「これ!やっつけて来たから」
「子供達は八人しかいなかったよ」
「おい!村に帰れるな?無事な姿を見せてやれ」
「あとね、この方向に二人倒れてる、この遺跡のあっち側400mに二人倒れてる。後はこっちに300m、二人いるから捕まえて来て」
肉体派獣人(虎、豹、狼の獣人)が数人ずつ向かった。
「もう敵は居ないから安心して!」
「聖教国の御子様だ!村に知らせて来い!」
「折角来たから敵をやっつけたお祝いしなくちゃね」
「これ、ここにいる人達で飲もう!」
「良いのですか?」
「いいよ、聖教国儲かってるから(笑)」
「ここを襲ってたそいつらね、凄く悪い奴らで人族でも困ってるの。こっちも殺された人いるでしょ?好きにしていいからね?」
族長が連れて行けと三十六人を連れて行く。
「この方向にこいつらの陣地が有るの知ってるよね?物資が沢山あるから皆で分けると良いよ」
大壺から
穢れの事が解った!
遺跡の宝に良い物が有ったのでパクった。そして墓泥棒した(笑) そのままにして置いたら大変なモノだった。墓そのものと言うか石棺が
遺跡は墳墓だった。
アレだ!王家の谷や仁徳天皇陵みたいなもんだ。中国の皇帝陵には宝を守る兵馬俑が沢山あるな。シュウが完成させたオウガイを
但し、盗掘がエグイ。
当時の権力者(神の化身扱い)の墓を暴くと
墓泥棒ホイホイじゃん。
良く今まで無事だったなと苔むした遺跡を見上げる。まぁ巨大なブロックで出来た
これ、他でも潰さないと危ないな。
それは地球で聞いたことの有る儀式だった。王が死ぬと生贄だ。死者の書を持って無いと死の国へ行けないとか、復活には健康な者の肝臓が30個要るとか色々な理由で殺されたり一緒に生きたまま埋葬される。地球でもそうなんだ。この世は魔力がある世界だからやってるわ。闇のどす黒い魔法で生きたまま一緒に埋葬される者の恨みつらみを増幅して神の墓を暴く者を囚われる亡者に変える魔法陣。盗掘者をとんでもない
万里の長城で何メートル置きに
三つほどの魔法陣が連動してる。
一つ踏むと次のステップに行かざるを得ない高揚感を与えてマーキング。マーキングを中心に魔法効果範囲内に引きずり込む。盗掘者全員を墳墓の王の間に誘う魅了のお誘い。絶頂のエクスタシーを絶望の闇の叫びに変える罠。
盗掘で
凄まじいな。当時の権力者は神だった。神の墓を
俺はトラップ解除して石棺を強奪した。
最終兵器の核爆弾級だぞ(笑) バイオハザードの世界だよ。闇の魔術が噛んでるからエコエコアザラクかもしんない。
遺跡は封印したった。
巨大なブロックで出来た
「神の啓示で示されたこの遺跡は以後誰も暴けません、皆さんも安心して村でお過ごしください」
国のレベルで魔法士集めないと暴けない(笑) 仮に魔法士を山ほど集めて暴いてもお宝しか無いよ。もう大丈夫。獣人の連合国ならそんな事しない。エルフたちと変わらない大人しい森の種族だ。
一番近い虎獣人の村に案内してくれた。冬色の大森林でも方向を見失う程も木が生い茂る、冬の季節関係無い植物はそのまま葉が茂り視界を奪う。原生林に分け入るそんな中、お構いなしに干し肉をやった子供がもっとくれと俺の腰にまとわりつく。
400人程の村だった。この位の単位で村作って暮らすのね。
各獣人が自分が首にかけてる虎のお守り、豹のお守り、狼のお守りをくれた。次回はこれで客人として村に迎えてもらえると言う。
聖教国のお土産と族長の前に大壺を10個出して、砂糖菓子とジャーキーも出すと子供が肉に群がり族長に追い払われる。砂糖菓子に行かない所が野生過ぎる。
バルトロム部族連合国の遺跡問題は解決し、そのまま歓迎の酒宴となっていた。
虎の子供達が戻って家族総出でお礼に来てくれた。
大壺5個が空いた頃、大森林の村から俺を知っている人がチラホラやって来た。奴隷だった人達だ、狼も豹もキツネも猫も犬も羊もウサギもみんないる。みんな遠くの村から走って来てくれたんだよ。奴隷だった人が凄くお礼を言って近況を知らせてくれるので知らない皆が戸惑ってる。
聖騎士の鎧にチェンジしてやると全員が納得してくれた。この格好は皆が知っている。第三期の獣人奴隷送還はまだ二年半前の話だ。当時の事を知っている獣人の子供達が大喜びでじゃれついてくる。俺じゃ無くてこの地に獣人奴隷を送って来た聖騎士団の手柄なんだけどな(笑)
俺は大森林の手前に送っただけだ、分け行って何百キロも行軍したのは聖教国全土から集まった聖騎士だ。
日が傾いて大森林が暗くなってきたので子供にお菓子を渡して辞して来た。でも一月の下旬って日が長くなったなぁ。
18時。
思った瞬間にシャドが巻き付く。ナイス!
冒険号の倉庫に跳んだ。
「コアさん、ニウさん交感会話でコレ見て」
「闇魔法ですね」
「危ないからさ、次元ジャンプしてくれる?」
「どちらに?」
「人が作った物なら星なら負けないでしょ(笑)」
「分りました、交感会話を解きます」
「そのまま太陽の重力圏に向かわせます」
「おねがい」
石棺をチョンと大きなコンテナに乗せた。
目の前でコンテナが次元ジャンプの輪に吸い込まれる。
「観測出来そう?」
「突入前に消えて素粒子も吸い込まれます」
「そんじゃいいや(笑)」
「執務室にモニターを出しました」
「あ!ありがとう、行くよ」
「コアさん、メイドさん二人、導師ハウスにくれない?」
「かしこまりました」
「アルムさんとクルムさんインベントリの訓練してるの。ハウスに僕一人が多いから留守番や予定を決める交感会話が出来るだけでありがたいの」
「分りました。先程まで練習されてましたよ(笑)」
「真面目にやってる?(笑)」
「今、お茶の時間で休憩されてます」
「ニウさんもハウスに居た方が良い?」
「情報共有はなされております」
「そうなのね」
「あと二十分程で消滅いたします」
「ありがとう!」
「これメチャ危ないから、探して消すよ」
「かしこまりました」
モニターのプロットから目が離せない。
・・・・
導師ハウス。
二人付けてくれたメイドにシャレでアロアとフィオリーナと付けたらメイドが大笑いして顔どころか服までそんな感じにするもんだからソファーでもだえ苦しんだ。
それはダメ!絶対ダメ!著作権違反!と息も
十二年後ぐらいからは流石に面影が薄くなり、いい感じのメイドさんになった。
アルムさんの部屋の隣にアロア、その横にあった転移装置を俺の部屋の応接に移動してその部屋にフィオリーナが住む。その横がヨーグルトドリンクの年中21℃の部屋だ。
寝る前にアロアと交感会話。
「グレゴリ村の野菜販売どんな感じ?」
「今日は二つの街に行ったそうですよ」
「え?」
ロスレーンだけじゃ無かったのか。
「ん?」
「そうだよ!勘違いしてた!」
「え?」
「最初は一週間に一度リーダーが自分の予定に合わせて四カ所の街に奥さんやお姉さんと個別に売りに行く構想だったの(笑)」
「はい?」
「ロスレーンとメルデスにおじさん四人で行って、いつのまにかおじさん四人のユニットで行くと思い込んじゃった(笑)」
「(笑)」
「四人が畑のリーダーだからさ。一週間に何度も売りに行って村を空けたら畑は大丈夫かと心配してた(笑)」
「それはそれは(笑)」
「四人で行くのも週二日が限界だなって心配してたの」
「そうなりますね(笑)」
「四人で四カ所に回るなら週一回行けばいいもんね」
「説明して無くても二つの街に行ってくれたなら嬉しい、明日の昼からでも用意してくれたら販路拡大に行こう」
「その様に伝えます」
次回 263話 荒人神の呼び出し
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一期一会に感謝をこめて。よろしくお願い致します。
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