第251話  嵐の前の静けさ



1月12日。


朝起きて管理棟のイコアさんに相互通信(コアだけど)

「今日から子供達の読み書き教室に慣れて行こう」

「かしこまりました」

「6時頃来てくれたらいいよ」

「そのように」


アルムさんにぶっ飛ばされてからクランに走る。

今年の冬は去年と違う。メルデスに街灯が付いてるから暗くない。しかもうちのハウスは十字路の角地で街灯の数が多いから隣の空き地も明るいの。去年は真っ暗な道を走ってたけど今は明るい道を走ってる、当然ミウム伯の株はストップ高だ!しかし耳が切れる程寒いのは変わらない。


白い息を吐きながら5時半に教室に着く。

ちなみに俺の8位教室だけキャプターが暖房紋と魔法ランプを灯してくれる。言えば俺だけが通いの先生だ。リズもメイドも飴屋も全員敷地内に住んでるから通勤しないの。


リズの魔法制御を見てやるのが新年明けてからの鍛錬になっている。俺が教えてもらった通り、発動魔力の小さなライトを具現化する。


俺は半年たった頃、人差し指の腹ぐらいのライトの紋を作って、そんな編み見えるか!と導師をキレさせた。


リズがへへんと調子に乗ったら見せてやると、当然(笑)


5時45分にチョレスで弾くくらいになると明るくなってくる。


6時に生徒が揃った頃に、イコアさんが教室にやって来た。皆に紹介する。


「1月8日に紹介した通り、俺が忙しい時はイコアさんが来てくれる、実はイコアさんと俺の師匠は一緒だ。コボルさんという偉大な先生だ。俺がこのクランで威張っていられるのもコボルさんのお陰だ。お前たちは俺とイコアさんの生徒だから孫弟子かもな。よく勉強して読み書きを教えてもらえ、字が書けるだけで驚かれてたら駄目だ、綺麗な字を練習してもっと驚かせないとな。これからはイコアさんにも色々質問するようにな。リズは半年ぐらいするとお嫁さんの修行に行く、読み書きの先生はもう半年で終わりになるからリズにもよく聞いておけよ(笑)」


子供達が笑う。リズが赤くなる。


俺の8位教室は今27人で5歳~13歳位までの生徒ばかりで人見知りも心配したが30分もすると皆と打ち解けて教室中でイコア先生~!と呼ぶ声が聞こえた。


・・・・


ハウスに帰って朝食後、冒険号に三人で跳ぶ。今度は飛空艇1号、2号を格納庫に出して反射魔法陣の実験だ。余裕を持って半径20m高さ20mの真球を描く反射魔法陣で石化魔法の魔法陣関係を取って20cm四方のミスリル板2枚に刻む。シズクに上甲板の真ん中にミスリルプレートを埋め込んでもらう。


そのまま起動で格納庫に触れた脚の部分から反射魔法が立ち上がる。そのまま空中へ飛ぶと綺麗な球状になる。やっぱりそうだ!すでに軍艦の砲撃も気にしなくて良くなった。


同じくクルムさんにコテージハウスを格納庫に出してもらった。余裕を持って半径5m高さ5mでコテージハウスにセットしてクルムさんに起動させた。クルムさんとアルムさんに認証紋のメダル型の鍵を渡しておく。シズクは実体化して無ければ概念だ、自由自在に入れる。


乗り物に石化紋は要らない、建物の場合は付けても良い。


コアから通信が入った。


「アル様、大嵐は二時間ほど早くなりました」

「タナウスの明日19時ぐらいかな?」

「今の状況でそのぐらいです」

「反射魔法陣の起動は何時予定?」

「10時間前で充分かと思われます」

「教室が終わったら王の執務室に跳ぶね」

「かしこまりました」


「クルムさん、飛空艇2号とコテージハウスは持っておいて。今年は暴れる事が多くなるから、危なくなったら飛空艇かコテージハウスで籠城して僕を呼んでね」


「わかったわ」


「シズクもアルムさんとクルムさんを助けてあげてね」


「はい、アル様」


「一度移住村に跳ぶよ」


・・・・


「ホラ!あそこの丘に退避壕作ってるでしょ?」

「あ!本当だ!」


「アルム、アルは忙しいって知ってるのに」

「分ってるわよ!連れてってくれたらいいのに!」


連れたら吟遊詩人のカラクリがバレるわ(笑)


「グレゴリさーん!」

「アル様、おはようございます」

「嵐の事聞いた?」

「聞きました、警報が出たら家で待機ですね」

「明日の午後から村からは絶対出ないでね」

「分りました」

「嵐が去ったら、他の領地へも行商に参りましょう」

「よろしくお願いいたします」


「御用旗と転移装置のキーは大事に保管してね」

「お任せください」


「村からの執政官はどうなったのかな?」

「みな、首都の宿舎におりますよ」

「あ!そうなの、光曜日で帰って来る?」


「どうですやら?街が大好きですからな(笑)」

「馬車ですぐに来れるのに」

「村ののんびりが嫌なんですよ(笑)」

「えー!こんなにいい村なのに」


池でアヒルがスイスイ泳ぐ。その辺に鳥が走り回る。豚が放し飼いになってるのを初めて見たよ。そこら中掘りまくって何でも食うみたい、草原にいると野豚だよ(笑)


歩きながら言う。


「アルムさんとクルムさんが見つけなかったら、ずっと隠れて怯えて暮らしていたと思うと見つけて良かったねぇ」


「アルムがモンスター討伐するって聞かなくて」

たまには良い事言うよね(笑)」

「あたしの扱いひどくない?」


「だって貴族風めー!って苛めて来るじゃん」

「アル!やめて。笑いが止まらなくなる(笑)」


「10歳で14歳と言い張る貴族風はアル君よ!」

「アルム!やめてー(笑)」


「言い張ってないでしょ!本当に14歳なのに!」

「アル!(笑)」


「あの捜索願はアル君よ!」ギク!

「分らん人だね!ギルドに連れてったちゅーの!」


「そんなの偽物よ!」おまえニュータイプか!

「変な事言ってるとハイエルフになるよ」


#「なんですってー!」


「アル!言って良い事と悪い事を知りなさい」

「はい、ごめんなさい」


「何も変な事じゃ無いわよ」

「え?」


「10歳で14歳と言い張る貴族風の子供で小さいチョレス持って吟遊詩人はアル君しかいないわ!」


クルムさんが俺を見る。確かに俺だけど(笑)


「またそっから!(笑)」

「アル君がしぶとく白状しないからよ」

「捜索願で何を白状するのよ(笑)」

「貴族風な事よ!ぷーっ!」


「あ!笑ったー!僕貴族なのに!(笑)」

「アル!(笑)」


「何で貴族が貴族風なの!それ偽貴族じゃん(笑)」

「アル君は偽貴族する気がする(笑)」コイツ!

「アルム!(笑)」


のどかな村で口汚いののしり合いは続く。


・・・・


執政官事務所に跳んだ。


アロハ~♪ 庁舎の中がアロハしか居なかった。

笑うわ!しかも部署ごとに統一されとる!


首都の都督代官をやってもらってる元宰相のベルン・リュードスさんを訪ねると都督の部署は皆が黒のアロハだった。これって・・・俺が選んだから都督部署は黒なんじゃねえのか? 


視たら黒を指定されていた。コアめ!忖度しすぎ(笑)


「ベルンさん、村だけど名前決まったかな?」

「決まっておりますよ」

「どうなった?」

「グレゴリ村ですな」

まんまだった(笑)


「村長さんの名前、分りやすい!(笑)」


「これから我らと同じ困窮の民を救う国となりますので移民も多くなりましょう、村の名を聞けば誰が村長か分かるだけで執政官も徴税官も楽となります」


「よく分かりました!」

「街の方は?」

「光栄の至り、リュードスという地区に(笑)」

「あ!おめでとうございます!ですかね(笑)」

「我が家名が首都の街区の名とは身に余る光栄」

「ベルンさん知る人なら一度聞けば忘れないね」

「それが、普遍的な街の名の付け方なのです」

「へー」

「開拓者の名が街や村の名前になり易いですな」


本家ロストミリスの名がロスレーンに変わって領都が出来たな。当時のご先祖様の弟がロストミリス家からミリスの名をもらって分家男爵として継いだ。同じ様にハプシレーン家はレーンの名をうちの本家に取られて街の名よりギシレン男爵となった。


「よく分かりました、ありがとうございます」

「アル様、勿体ないお言葉でございます」

「リュードス地区!ホントいい名前(笑)」

「ありがとうございます、励みます」


「明日の朝5時ごろに大嵐の警報が出るかもです」

「聞いております、早くなる可能性もお聞きしました」

「はい!よろしく!」


・・・・



「来たついでに、屋敷に寄っていい?」

「いいわよ、なんで?」


「あの伯爵邸と屋敷にポヨーン付けた他の家を置こうかなって思ってるの」


「えー!取っちゃうの?」


「あれさぁ、お爺様とお父様がお金出してくれたの、海沿いに置くと痛むと思ってさぁ」


「あー!そうね、そうなるわね」

「代わりに好きな家選ばせて上げるから見に行く?」

「えー!ホント!」

「ホントホント(笑)」


お爺様に買って貰った伯爵邸と子爵家の別荘、リフォーム屋敷の三軒にポヨーン付けたら昼だったので前の海の家で食事にしようと向かった。


海の家の前に20人ほどの子供達が浜で遊んでる。そして、ボタン押せば速攻で食事が出る海の家でメイドさんがアロハ着て三人だけ働いていた。何てシュールなんだ(笑) 


誰も水着なんか着ていない。そのまま服で泳いだり涼んだりしてる。さすがに海の家は店だと認識してるのか、だれも近くに来ない(笑)。


海の家にいるアロハメイドに聞いて見た。


「お客来るの?(笑)」


「親御さんが迎えに来ると机に付いて、銅貨1枚の冷たいソーダ水をお子さんと飲んで帰られます」


「やっぱクリームソーダは高いか(笑)」


「ソーダ水の色と甘さでも大喜びされますよ(笑)」

このメイドも普通にころころ笑う。


「へー!そうなの(笑)」

「赤と緑がお子さんは喜びます(笑)」

「もしかして味が違う?」


「緑は瓜から抽出した色素でメロンの爽やかさ、赤がマンゴスチンの皮の色素で甘みが少し強いですね」


「へー!普通に出て来るから気にして無かった(笑)」


「味わって飲まないとアイスクリームが入ったら分からないと思います。メニューはソーダ水しか書いて無いですから、何色が来るかも子供さんは楽しみにしてます(笑)」


売り上げを聞くのはヤボだと思った。

子供時代の思い出はプライスレスだよ(笑)


サイダーの甘みが薄い色つきソーダ水:銅貨1枚。



・・・・


タナウスの南の大山脈の裾野。倉庫にやってきた。

建物フロアーだ。例によって入口は無い。


「何これー!すごーい!」

「本当にすごいわね」

「まだ置けない屋敷が多いの(笑)」


「この大きいの何なの?」

「あ!それ学校!」

「学校どうしたの!(笑)」

「奪って来た訳じゃないわよね?」


「奪わないよ!魔獣で滅んだ国のだよ(笑)」

「国が滅んだのか?穢れか?」

「違うけど悲惨な話だから言わない」

「・・・」


「空いてる土地いっぱいあるのに置かないの?」

「リュードス地区は準男爵の家が固めてあるの」


「?」


「国に貴族階級が出来るまで置けないのよ」

「あぁ、そういうことね?」

「どういうこと?」


「侯爵とか伯爵とか子爵が居ないのよ」

「そうそう。居ないのに置くと傷むしね」

「ふーん」


「全部調度品が揃ってすぐ生活出来る筈。土のブロックに乗ってるのは地下室付きね。中のワインもそのままだよ(笑)」


「えー!すごい!」


「うんとね、盗賊の首領の家が凄いよ。地下に武器が沢山あって酒場やプレイルームまであるの(笑)」


「へー!」


「それはやめてね、僕の趣味じゃ無い(笑)」


「アル君の趣味って何よ!」

「アルムさんに毎日ぶっ飛ばされる趣味」

「アル君!」

「アル!(笑)」

「アルム!アルも楽しんどる、怒らんで良い(笑)」


「ぶっ飛ばされて楽しいの?」

「大喜びするアルムさん見るのが楽しいの」


「・・・負けてあげた方がいい?」

「ダメだよ!楽しくないアルムさんはつまんない」

「・・・」


「早く回るわよ!気に入ったの探すんでしょ」



大山脈の倉庫から外に跳んだら遠目に二番艦ストックがジャンプして来た。晴天の中でいきなり1000m×300mの影が大地に出来たら誰でも気が付く。日食かと思うわ(笑)


アルムさんとクルムさんが震えるから笑える。あ!エルフの髪飾りか!遠視持ってるわ。自走式コンテナが方々へ走って次から次へと人と家畜がドバーとコンテナから出て来る。部族単位で運んでるのね(笑)  


コアが大森林には近付くなと言っている。

降りて来た人はすぐに馬に乗ってちらばった家畜を集めてる。


2番艦ストックは乗客を降ろしたら次の場所に飛んでった。


・・・・


アルムさんはこじんまりした男爵家を選んだ。

こじんまりしててもメイド20人と家族10人は楽に暮らせる。横にはレンガと石作りの傷みにくい伯爵家の別荘をチョイスした。


男爵家で一番大きい客間は導師の部屋にして、シズクにプレート彫って貰った。アルムさんクルムさんの部屋、シズクの棚も決まった、滞在用の客間にアルノール大司教と彫って貰って気が付いた。


「アルムさーん、クルムさーん、来てー!」

「「なぁにー?」」

「忘れてた、ゴメン!」


二人に転移Lv10付けた。


「思い浮かべてそこにターゲットして跳ぶの、最初は大体1分位掛かるらしいけど・・・あ!」


アルムのアホが最後まで聞かずに消えた。


「・・・」


「小娘なの。勘弁してやってね、アル・・・」


「うん・・・」リズより小娘の三人子持ち。


フラッシュになぜかシシャモが出てきた・・・?あ!あいつはシシャモだ!子供持っても小娘だ!


「導師みたいに慣れたら発動まで瞬時だけど最初は1分から30秒ぐらいみたい、クルムさんも変わらないと思う。使えば使うだけ発動が短くなるから、導師は一晩中跳んですぐに発動が短くなったって言ってたから頑張って練習して」


「解ったわ!アル、ありがとう!」

「うん、エル様の使徒として頑張って!」


「練習してくるわ!」


「ちょっと待って。こっちで仕事したらメルデスに帰るから今日は雷鳴食堂でご飯にするから19時にハウスに帰って来てね」


「アルムは?」

「勝手に帰って来るでしょ。行ってらっしゃい(笑)」


小さく手を振った。


俺は20時まで別荘の半球状魔法結界とセキュリティーと認証鍵を作った。シズクは居たので二軒とも一階中央のフローリングにプレートを埋め込んでもらった。埋め込み終わってシズクの認証してたらクルムさんが練習から帰って来たので一緒に二軒共魔力認証しておく。


「やっぱり仕事してたわね(笑)」

「わざわざ見に来たの?」

「アルムをね(笑)」

「もうメルデスは18時過ぎだよ、行こう」


タナウス20時半>メルデス18時半。


シシャモはまだ帰って来ない。帰って来たら雷鳴食堂に行く予定なのに・・・転移の練習するクルムさんの食事当番を回避したのだ。


「ほんと家に帰れないバカ犬よね!」


あだ名はシシャモからバカ犬にランクアップした。


同意するとあの人味方がいなくなりそうで黙っておいた。ネジが外れてるからしょうがないよ・・・。


クルムさんが昨日お願いした棚の敷物を出してきた。


「もう出来たの?」

「布の周りを縫い返すだけよ(笑)」

「こんな感じで良いのよね?」

「うん!ありがとう!」


140cm×80cmの少し厚めの布に房が付けてあった。ウキウキして眺めてたら、インベントリから茶器を取りだしお茶を入れてくれた。


「どこの棚に置くのよ?」

「王宮の執務室」


「え!最初から言いなさいよ、豪華にするのに」


「豪華じゃ無くてもクルムさんの手作りが良いんだよ」


「え!そうなの?(笑)」

「そうだよ!(笑)」


「ただいまー!」


シシャじゃなくてバカ犬が19時過ぎに帰って来た。

応接に入って来るなり言った。


「あれ?クルム姉食事作って無いの?」


聞いたクルムさんが激怒した。縮地で飛んでアルムさんを玄関に投げ飛ばす。エントランスで姉妹の格闘戦が始まった。怒り方がうちの爺っさまと同じで瞬間湯沸かし器だ、年寄りは気が短いって聞くよな。


すぐにクルムさんがマウントを取った。


「エルフの恥晒はじさらしめがー!」

「神の使徒の意識が無いのか!」

「御子をなんぞ思っとるかー!」


男声と女声が違うだけで、まんま爺ちゃんが玄関で怒ってる様で俺の首がすぼまる。俺は呆れただけだったが、クルムさんは違った、種族として本気で怒っていた。イヤ小娘をしつけていたのかもしれない。


バカ犬は玄関前で正座させられていた。


が!格闘戦の最中に俺に相互通信機から呼び出しだった。今晩、スージーさんが吟遊詩人連れて雷鳴食堂を見に来るという連絡だった。そもそも俺達も食堂行くから丁度いい。


俺が応接から出て来たので、正座のアルムさんの顔がパアァーと明るくなるからスルーしようと思ったがもう19時半だ。


「クルムさん、ネジが外れてるんだからしょうがないよ、アルムさんも悪気は無いんだよ、許してあげて雷鳴食堂にご飯に行こう」


「ネジとは何?」

「え?ネジって・・・」

「・・・」

「・・・」

「あ!本能!本能!ゴメ!本能が外れてるんだよ!」

「・・・」

「・・・」


「座って無いで行くよ!吟遊詩人が来るんだって!」


「え!ホント?」

「今から行くけど・・・?」

「行くー!わーい!」

「そんじゃ、皆でいきましょうか」

シズクがピタッと左腕に引っ付いてきた。




次回 252話  大嵐

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               思預しよ

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