第155話  謳いまくる奴ら




今日、授与式の式典参列者をミイルフ大司教へ伝えに行く。


朝はアルムさんと鍛錬して、朝食を食べたらシズクと一緒に部屋に置いてきた。お茶もそこそこにリード師匠の家に向かう。


オーバン男爵家。


ハルバス公爵家で奉公していたルナ(17歳)が師匠の結婚から男爵家にメイドとして来た。


リリーさんが懐妊してから、お付きをしていたうちのキレーヌ(21歳)とアリエラ(19歳)が介助に入っている。実質今はキレーヌがメイド長だ。


(寄り親や深い付き合いの貴族は、メイドを送ってやるのがお付き合いの世界だ、最近帰ってきたメイド二人は領地持ちの男爵家に入り婿に行ったお爺様の3男、叔父の家から帰ってきた)



師匠に話をすると執事が居ないので、代わりにルナを、メイドと妊婦の介助でキレーヌとアリエラを連れて行きたい意向だった。


キレーヌとアリエラも何かあったらと顔が強張っていたがジャネットが一緒だからと言うと安心した。


聞くだけ聞いて教会部に跳んだ。


8時30分で早いかな?と思いながらドアをくぐる。


「おはようございまーす!」あ!仕事してる。

「あ!御子様!」「御子様だ!」「あー!御子様」

「御子様!」「御子様が!」


50人程いる中でついつい若い子が喋っちゃう(笑)


なんか朝の会みたいなのを教会部でやっていた。

お辞儀をして、端の方へ控えて朝の会を聞いていた。


褒章授与式は教会部主催だった。


授与式で販売する教義書や聖典、絵本、聖水(ピュアの掛かった水)の納品、来賓に出す記念品の数量、信者に撒くキャンディーや菓子の手配、来賓を案内する聖女や御子と護衛聖騎士の打ち合わせ、パレードの馬車の仕様、花道に立つ司祭、舞台の設営、楽団の仕上がり等、聞いていて頭が下がった。


各部署の職務進捗を確認した後ミイルフ大司教が言う。


「今日の唱和はメイリスだな」


「はい!みなさん唱和下さい」


・家内仲良く、親と子を大切にしなさい。

・獣人・人には親切、仕事に熱心でありなさい。

・獣人・人を恨まずうらやまず罪を憎みなさい。

・腹を立てずに悪口言わず正直に生きなさい。

・笑顔の絶えない楽しい人生を歩みなさい。


朝の会の終わりで皆で唱和した。俺も。


高らかに皆と唱和しながらワロタ!布教してるわ!まぁ教会らしいわな。「あそこは神敵だ!滅せよ!」と言うより教会らしい。


宗彦さんに少しでも親孝行になるのか?コレ。


ミイルフ大司教に伝えた。


・ベント卿関係者4名

・リード卿関係者4名

・アルベルト関係者7名



13日の朝から聖教国観光をさせてくれるらしい。時間刻みで誘導して褒章授与の特別見学席まで案内するので心配要らないって。

急な話なのにホント感謝!


俺の周りの人は、人生経験豊富で何をするにも時と場所・場合に応じた方法・態度・服装・礼儀を使い分けて自由自在に動く感じ。みんな伊達に人の上に立ってない。やっぱ磨いてきた年の功に俺は勝てねぇよ。



そう言えば!と、小耳に挟んだので提案した。始祖の腕輪になってから議会の熱狂が無くなったらしい。アルノール大司教がこぼしていたのだ。


ミイルフ大司教に教皇代理俺の腕輪神の祝福イリュージョンの話をした。


授与式で神の祝福イリュージョンをやっていいか聞いた。そのまま教皇とミイルフ大司教、アルノール大司教、調停部のウラジス大司教を伴い4人で盆地へ跳んだ。


アルノール大司教がべた褒めする中、今の神の祝福イリュージョンを見せた。教皇始め他の大司教も見た事が無いのだ。


魅せたら、5秒2000mで全員可決でやる事になった。

これぞと教皇に絶賛だった!

調停部ウラジス大司教から警護の聖教・聖法騎士団に神の祝福イリュージョンが3回あると通達した。



・・・・



リード師匠の家に行き報告して決定を伝えた。



師匠に例の土魔法ⅡとインベントリⅡを見せた。

「お、お前も付いたか」


それが聞きたかったのだ。視て知ってるけど改めて話さないとこの話題に触れられないのよ。


「師匠もです?」

「おう、俺もあるぞ」

「どんな時に付いたんです」

「あんま話したくないんだがなぁ」


「え?」イヤ、知ってるけどさ。


「同じネフロー様の加護を持つ敵を斬った」

「・・・」

「多分だぞ!俺はそう睨んでる、それ程の相手だった」


「他の加護持ち・・・」

「俺は身体強化Lv7からⅡのLv1になった」

「4位上がったって事ですね?」

「そうだ、お前はどうなんだ」


「世界樹斬りました」

「・・・え?」


「世界樹斬っちゃいました」

「山みたいというぞ?・・・世界樹」


「幹が80mで高さ580m枝が450mありました」

「・・・」

「・・・」


「・・・え?」


「えーと、こんな奴で」


精霊剣だして空に向けて光のビーム出した。


「・・・」


仕舞った。


「斬った?」

「斬った」こくこく頷く。


「あ!これ、ここ。斬ったら付きました」


伐採Lv10見せた。


「え?」


「いきなりLv10付いたんです」

「・・・」目がステータスボードから離れない。


「いいです、いいです。Ⅱが分かったらいいです」

「・・・」


「ちょっと待て!そこにアホなエルフがいるんだろ?」


「なんでそれを知ってるんですか!」

「有名じゃねーか!」


「えぇー!メチャクチャ遠くの国ですよ?」

「おぉ、俺も噂しか知らねぇよ」

「その噂は本当です!近付いたらダメですよ!」

「みんな言うから頼まれても行かねぇよ!」



アルは秩序と混沌の複雑さを知った。正義と悪だと思っていた。


あれほど選民思想で世界の最高種族と思い込んでるハイエルフを大陸中の人がアホと認定してる。


否定してるのは俺とアルムさんだけじゃ無かった。クルムさんが肯定するからムキになって否定した。平和に暮らす人やエルフにあだなす混沌の元、悪だと思ってた。


ハイエルフに取ったら俺たちは否定すべき混沌だ。殺しに行くと集まってた。あいつらは混沌を滅ぼそうとしたのか?


どっちが秩序でどっちが混沌か分からなくなった。


・・・うーん・・・


考えるのやめた、どうでも良かった。


アホに関わりたくない。


師匠が正解!近寄らないのが一番だ。



・・・・



10時半に実家に帰ってきた。

部屋にアルムさんとシズクがいなかったので検索したらリフォームの屋敷の前にいた。庭で寝てる(笑)


大工さんの所に行くとアンナ(16歳)がお茶を入れていた。


「アル様!」

「お茶の時間?」


「はい、先日の葡萄のジュースとお菓子ありがとうございました。この机も毎日使わせて頂いてます」


「あぁいいよ。午後は15時にお茶なんだよね?」

「はい、あの日はアル様たちと入れ違いでした」

「あぁ!窓枠職人さんが丁度来たからさ(笑)」

「それでお礼と思ってましたがなかなか」


「いいよいいよ、ご飯とお風呂しか居ないし(笑)」


「旅行もありがとうございました」

「楽しかったよね」

「はい、領主家のメイドでホント良かったです」

「あはは、ありがとう」


「昨日のお客様も魔動帆船の話が弾んでました(笑)」


「その為に置いてあるからさ(笑)」


「あ!ごめん、大工さんに声を掛けて来な」

「はい」


休憩の大工さんが話しかけてきた。


「アル様、今よろしいです?」

「いいですよ、なんかありました?」


「お屋敷前面のバルコニーを取ってみたら、手すりの柱が見事な彫刻で使える物が有るんです。それを使って正面玄関のポーチ部分にバルコニーは作るのですが、余るので両脇にもバルコニーを作ろうと思うのですが如何でしょうか?」


「あはは、考えてくれてありがとう!お願いします」



あっちのほう・・・まだ寝てる(笑)


アルムさんは芝で寝ていた。

シズクもその腹に頭を乗せて寝ている。


俺がやったらシュミッツが青筋立てて飛んで来るぞソレ。お客がするにも伯爵家の庭で大胆過ぎだ。まぁいいや。秋晴れだしな。


大工さんを接待するアンナに、昼には起こしてお昼食べさせてあげてと頼んで今日は一日休憩と伝言を頼んだ。



海商国のチョレスを使った吟遊詩人が気になっていた。暇が有るなら教えてもらいたい。


聖教国へ跳んで、もう一度教会部へ行った。


チョレスの奏者の先生に、吟遊詩人の話をして使っていたチョレス漫談テクニックやチョレスに魔術紋を仕込んでいたことを聞いてみた。


(チョレスはあっちのギターが1回り大きくなったマンドリン型の音がバンジョーの絃楽器げんがっきと思えばいい)


吟遊詩人はあっちで言うシンガーソングライターなので。色々見て聴いてテクニックを学ばなきゃダメらしい。(スペクトラムアナライザみたいな)楽譜通りに練習して定型演奏するのとは全然違うと言われた。


詩と曲を調節し繋げて言葉と共に盛り上げていくテクニック。端折る音、長くするのに繋げる音と拍子を自在に変えるテクニックは見て聞いて覚えて行くしか無いらしい。


うーん。難しそうだ・・・


自由自在に拍子を変える、詩の言葉に合わせて曲調を変えずに端折ったり繋げると聞いただけで一筋縄では行かないと思った。



・・・・



その夜から、家族を誘って吟遊詩人の吟詠ぎんえいを聞きに行った。有名レストランの舞台は客を楽しませる詩吟しぎんを認められた者しか立てないという。王都、公爵領、侯爵領の吟遊詩人を売りにするレストランへ毎晩見に行ってテクニックと話を盗んだ。


技術は視て盗むのが楽だから(笑)


吟詠ぎんえい:詩に曲を付け謡い読む事、詩吟しぎんともいう。


吟遊詩人のステージは一話6分、15分休憩して6分、15分休憩で6分。基本の持ちネタ3ステージを夜の部でやってくれる。その後はお題をもらって奏でたり、テーブルに寄って漫談みたいな話もしてくれる。


歓談してるテーブルには絶対来ないが、俺とアリアがガン見してるので必ず来てくれた(笑) 休憩時間もサービスで悲し気なムード音楽を奏でてくれる(休憩時間は飲食しながらステージの隅で演奏してる)


何処のレストランに行っても神聖国がお題に1つは入っている。神聖国の物語が謳い上げられ奏でられるのよ。


・獣人奴隷解放の賢者物語。

・皇帝が神に悔いる涙で帝位を返還した物語。

・無血建国の聖女ユーノ物語。


全部フィクションなんだよ!

そのお題で勝手に想像して謳いまくってやがる!全てチャンチャンバラバラの戦闘後にめでたしとなる。


ウケたのが、聖女ユーノがジャンヌダルクの様に立ち上がり、憎っくき帝国の将軍をバッタバッタとなぎ倒す場面で皆が大喝采だ。最後に皇帝を追い詰め、首に剣を突き付けて帝位を聖教国に返還させる物語。皇帝追い詰めた城、俺知らねぇよ!


それ無血じゃねぇよ!

ユーノは首都でヒイヒイ言いながら仕事してんのに(笑)


聖女は歩く広告塔だけど余りに酷かった。


それがさも事実の様に駆けめぐり、王族から縁談が来てると言う話は本当だったのだ!お姉ちゃん迷惑掛けてごめん。


どんな話でも、神聖国イーゼニウムの名を聞くだけでアリアは大喜びだ。



・・・・



朝の鍛錬後。

遮音の魔法掛けて吟遊詩人のセッションをトレースして行く。合間が有れば弾きまくる。夜は家族がそそくさと平服に着替えて他領のレストランに行く。異様なお忍び集団で一目見て貴族とバレる。チップも弾む。


技を盗みに行ってる。チップを弾んで吟遊詩人の十八番を吐き出させる。3曲聞いてツマミと酒飲んで帰る。


中にはタップダンスしながら演奏する猛者や演奏しながら足元に置いた10連ラッパのふいごを踏んで拍子を付けるプロも居た。やっぱお客を楽しませるためのエンターテナーなんだよ。


家に帰れば時間が有れば弾きまくる、トレースしまくる。そのうちに呼吸や間が分かってきた、来るぞ来るぞと煽って、タイミングでドン!とチャンチャンバラバラを出すのが分かってきた。



異世界で・・・


印籠が出る時間のみ視聴する人がいる意味を知る。



・・・・



吟遊詩人を毎晩見て、一週間程経った朝。


ジャネットがバッグを10個持って来た。


「また早くに作ったねぇ!」

「今度はアニーの作ったカバンもありますよ(笑)」

「あはは、そっか。スピードが違うもんね」


「これと、これがシュミッツと私のバッグになります。こちらがメル、これがマーガレット、これがアニーでこちらがノーマ、こちらがアンナ、これがレノアです、ニールがこれ、リップはこれです。」


「ニールとリップも!ジャネット頑張ったね!(笑)」

「良い勉強でございました(笑)」


「分った。作ってくれた人の名前を出して良いかな?」


「ラルフ様だけ知っていたら良いと思います」


「作った人の傍で知らずに喜んで使う姿もいいね」

「そうです。変な気兼ねを見せてはなりません」

「そっか、分かった」


「作った者は覚えた。褒美は僕が居ない時にはお爺様が必ず代行するから安心してね(笑)」


「皆が喜ぶと思います」


「私は今から食事に参りますので」

「分った(笑)」



・・・・



お爺様の所へ行った。


お婆様とお茶を飲んでいた。


「お爺様これを、お婆様はこちらを」

「なんじゃ?これはマジックバッグか」

「はい、袋の上から魔力を通したら使えます」

「これはどうした?」

「ダンジョン産のマジックバッグです」

「いや、そういう・・・」

「それとこれをお爺様から皆に賜って下さい」

「これが、お父様、お母様、アリア」

「これがシュミッツ、ジャネット」


「教会で帯剣は出来ませんが、袋にいれてシュミッツに預ければ良いでしょう」


「それと、来年グレンツお兄様が領に帰って参ります。これをグレンツお兄様に、これを領に帰って来たらヒルスン兄様に、これをモニカ姉さまに」


「マジックバッグは高価なので災いも呼びます、アリアが貴族学院に行くときは絶対持たせないで下さい。伯爵家の庇護無く持つと危ないです」


「シュミッツとジャネットには忠孝の褒美に賜って頂けたら公私に使えるマジックバッグとなって喜ぶと思います」


「・・・」


「アルよ、旅立つのか?」

「わかりません」

「決まってはおらんのだな?」

「はい、決まって無いです」


「でも、私がいるうちに出来る事を家族にしたいのです」


「いるうちにとは?」

「縁を切る訳ではないので大丈夫です」

「当たり前じゃ!(笑)」


「私も分かりませんからね?これから何が有るのか」

「旅に出る訳では無いのじゃな?」

「その時に備えてるだけです」

「よし分った」


「お爺様だけ知っておいてください。そのバッグはダンジョン産を元に家族のお付きのメイドが主人の好みを考えて縫った世界に一つだけのマジックバッグです。お爺様のバッグはジャネットが、お婆様のマジックバッグはジュリエットが縫ってます。」


「お爺様、お婆様どうですか?趣味に会いますか?」

「うむ、気に入った色合いじゃ」

「とても良い形を選んでくれましたね」


「ご内密に願います、教えると使用人に気兼ねするとジャネットに怒られます。お爺様だけ知っていたら良い事です」



「良かったら嫁に行くときに、覚えておいて下さいませんか?その時私が居ない事も有りますからお願いいたします」


「ん?」


「アニーも縫いました。私が小さな家を一軒賜ると約束しております(笑)」


※ロスレーンの3番街に小さな家なら大体大金貨4枚(800万円)ローンが無く家には税金もあり現金払いで平民にはキツイ。今回縫った16人のメイドなら白金貨6.4枚だ(1億2800万円)※(ジャネットが4枚縫っている)


「ふむ、分かった。儂も伯爵になって手に入れようと思っていた所じゃ。王都のオークションしか無いからの。競り合ったら途方もない値が付くわい。そんなもんなら安いもんじゃわ(笑)」


「これが、褒美を賜るリストです。私が居ない時にはよろしくお願いいたします」


「確かに聞いた。必ず果たそう」


「商会に注文する前で良かったです!(笑)」

「ホントにじゃ!(笑)」


「どこの貴族家もこの数のマジックバッグは持っておるまい」


「モニカ姉さまとアリアには良い輿道具になります。伯爵家として恥ずかしくないかと」


「うむ、アルよ済まぬの」

「皆に賜り、聖教国へ観光に参りましょう」



「それと、今日で吟遊詩人巡りは最後にしましょう。吟遊詩人の吟詠ぎんえいは盗みました」


「なに? あれは吟詠ぎんえい技を見に行っておったのか?」

「はい、勉強になりました」


「毎晩変だと思ったわ。何か神の啓示と思ったわ(笑)」


「え?」


「お主の様な子供じゃ行けんじゃろうが」

「成人しておりますが・・・」

「9歳のアリアと変わらんでは無いか」

「まぁそうなんですが(笑)」


「責めてはおらん。魔力循環障害だったのじゃ、3年は成長も止まったのであろうな」


「あ!」

「なんじゃ?」


「今凄く伸びてるんです。そう言う事ですかね?」

「そう言えば少し伸びておるの」


「どこ見てんですか!19cmも伸びたんですよ!」

「・・・」


ラルフはアルのコンプレックスをた。お婆様が頭を抱いて撫でてくれた。


ラルフは話題を変えた。


「分った、今日が吟遊詩人は最後じゃの?」

「はい」


お爺様の部屋を出ると、メイド待機所にジャネットがいてウケた。メイド長がそこに居るのを初めて見た。執事長とメイド長はこの家では基本的に人払いされないのだ(笑)


家族とそれ程の絆を知ってから、導師と普通に魔法も見せるようになったぐらいだ。


俺の方が視えてるのによっぽど疑い深い。





次回 155話  休日の終わり

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               思預しよ

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