第151話 VSハイランダー
「お主、世界樹の御子に会ってみるか?」
「え?」
「世界樹です?見たいです!本当です?」
「会います会います!世界樹見たいです!」
「神と話したお主なら会えると思うが」
「あ! それは間違いないです。ホラ!」
アルベルト・ロスレーン 12歳 男
神々の御子 健康
職業 神の使徒 剛力の指輪(力:+15)
体力:74 魔力:ー 力:51(66) 器用:368 生命:55 敏捷:52 知力:684 精神:702 魅力:84 幸運:87
加護 創世の神々(63神)
現世の神々(191神)
創造主、ネロ
豊穣の神、デフローネ。
戦いの神、ネフロー。
審判の神、ウルシュ。
慈愛の神、アローシェ。
学芸の神、ユグ。
あ!聖騎士取ったら基礎数値が元に戻った。
お婆々が加護見て固まってる。
お婆々を視た。
世界樹の巫女がいっぱいいた。すごく綺麗な巫女たちだ。世界樹の御子は一人、女の子だな。わーい!それよりその樹の大きさに驚いた。すごかった!
この時のアルは聖教国、神聖国、コルアーノ、サント海商国と、平和な国とその上層部との日々が長すぎて平和ボケしていた。ハムナイ国みたいな全面戦争にさえ顔を出さなければ危険は無いと思っていた。忘れていた。
殺気を感じたら切り上げが来る、袈裟掛けが来るこの世界を忘れていた。
「お婆々!お婆々!」
「世界樹行きましょう!」と手を取った。
跳んだ!
やったー!世界樹!あったー!わーい!
大きい!こんな大きな木があるんだ!
視た。ここハイエルフの国:ハイランドだって。
ピーーーーーー!
呼子が吹かれた。
「侵入者だー!侵入者だー!」
「こんにちはー!遊びに来たんです」
プオーゥゥ!プオーゥゥ!
警報まで鳴り出した。
突っ立っていたら、衛兵がわらわら集まって来る。
危機感知が鳴ったが普通に話しかけた。
「こんにちはー!」
近付いたら魔法を撃ちまくって来る。
あ!熱いと思ったら魔法受けちゃ・・・痛い、痛い!
お腹が血まみれだった。
(アル様まもるです)
「うわー!うわー!」お婆々を守りながら障壁を張る。
(シェル・・・ちょっと防いで。治すから)
(はいです)
「待てー!待て!待ってくれー!」
「攻撃すんな!攻撃すんなー!」
痛い!痛い!クソッタレ・・・血が・・・
ヒールしなくちゃ、ヒール、ヒール・・・
手が震えて編込みが甘い・・・
(シェル、もう少しまもって・・・)
(はい)
守らなきゃダメ。
お婆々に・・・魔法障壁が消えてる!
お婆々見たらお腹から血流して血泡吹いて倒れてる。これ守り切れない!地面に血が流れて行く・・・
泣けてきた。
「お婆々に何してくれとん・・・ぐっ」
ヒールしまくる。
お婆々が死んじゃう!
泣きながら、やっと恩寵付けるのを思い出した。
お婆々に自己再生Lv10付けた。
いつもの恩寵を付けて睨み倒してやった。その場の200人程のバカどもを麻痺させた。
一息ついた!
ヒール、ヒール。
震えながらいっぱいヒールした。
奥の森からも攻撃してくる。全部麻痺だ!
何してくれとんじゃー!
その辺のみんなを視たらコレひどい。
・人間が世界樹と並び立つなど万死に値する。
・聖域を汚した罪は死を持って償わせる。
・葉一枚奪えば、根絶やしにしてくれる。
・人間に侵入を許すとはハイエルフの恥。
こいつらダメだ!
アルムさんの言うとおりだ!舐めやがって!
お婆々を村に置きに一回帰る。
・・・・
貫通した服の穴から見ても肌は治ってる。
お婆々の背中が血まみれだ。クリーン。
自分も服を捲ったら傷は無かった。
涙を袖で拭いた・・・。
お婆々を揺り椅子に座らせてひざ掛けを掛けた。
・・・アルムさんまだ帰って無い。
あの野郎ども・・・2人普通に死んでたぞ。
もう一回跳んだ!
手前ぇら、何やってくれてんだ! と怒りに行った
跳んだ途端に、倒れた者達を助けてる兵隊に囲まれた。
#「てめえらぁー!」
「また来やがったー!」
「人間を殺せー!」
「逃がすなー!」
魔法撃ちまくって来る。
ぽつぽつ当たって痛い。
怒る言葉すら聞きゃしない!
この世界に来て、こんなバカを初めて見た。
ぷち
切れた。
全員麻痺で昏倒させた。
世界樹がなんだってんだ!元は木じゃねーか!デカい木を見られたから殺す?末代まで根絶やし?聖域を汚された?
上等じゃねーか!
話も出来ねぇアホ共がふざけやがって!
そんなもんがあるからアホになるんだ。
クソバカどもが囚われやがって!
精霊剣を抜いて光レーザーMAX 200m!
幹の径80m×580m 形はキノコ雲!
キノコ雲ー!手前ぇー覚悟しろーーー!
いけーーーーーー!
世界樹斬った。カチカチだったが斬れた。
斬るのに全力の合間に身体強化
ギリギリっぽくインベントリに入った。
次々攻撃してくるアホは全員麻痺付けた。
攻撃が止んだので跳んだ。
エルフの村の大森林。
離れた場所に枝を挿して成長率MAXで世界樹作った。
どんどん大きくなるので面白くなって、大きくしたら600mまで行った。ハイランドより高くなったらもういい。
今日からここが聖域だ。まともなエルフが守ればいい。
エルフが400人ぐらい周りに集まってきた。
世界樹に祈りを捧げている。
「アル君?」
「アルムさん」
「これどうしたの?(笑)」
「もらってきた」
「どこから?」
「クソバカなハイランド」
「・・・」
「お婆々まで攻撃するんだもん、切り倒してきた」
「・・・」
「攻撃してきた人は?」
「400人ぐらい麻痺したままだと思う」
「大丈夫?」
「いいよ・・・夜にでも治して来るから」
「そうなのね」
「あんなアホは初めて見たよ」
「分かるわ」
「夜まで色々漏らすといいわ!(笑)」
「介護する人大変ね(笑)」
「バカども、この木を寄こせって言うかな?」
「ここも国よ、攻めてこないと取れないわ」
「あ!そうか。ここは聖教国の近くだね」
「ムストリウ王国の北東に2つ国を挟んでるわ(笑)」
「ハイランドは3つ国を越えないと攻められないね(笑)」
「ムストリウは大丈夫よ!」
「聖教国からムストリウの王様に手紙を書いてもらうよ」
「え?」
「今日、神の啓示があったと。ムストリウに世界樹が現れるから保護してくれって」
「えー!」
「人が攻めて来ても困るでしょ?」
「うーん。でも、ここ1500人ぐらいはいる筈だけど」
「軍隊来たら困るでしょ?」
「そりゃね」
「それで、この世界樹で商売すればいいよ」
「え?」
「今までハイエルフが独占してたんでしょ?」
「今度は切り倒した木を売るんじゃないの?」
「あんなでかいゴミ、山に捨ててきた」
「え?」
「あそこに見える山に捨ててきた」
「勿体ないわよ!」
「そうなの?」
「凄い価値よ(笑)」
「そんなこと言ってるからあんなアホが
「この木から葉っぱとか落ちるんでしょ?」
「枝とか葉は落ちるわね」
「売ればいいじゃない?」
「うーん、生活必需品位しか買わないけどなぁ」
「美味しい砂糖菓子とか買えると思うけどなぁ」
「そうよ!それだわ!」
勿体ないと言うのでアルムさんと一緒に取りに来た。
「ホントに斬ってた!」
「うん」
「こんなに!近くだと立ってるより大きく見える」
「これ高さ80mだよ。邪魔じゃないの?」
「邪魔過ぎるよね(笑)」
「エルフの生活が壊れるよ」
「そうね(笑)」
「あ!バーツ海神商会に持ってってみようか?」
「えー!」
「あの人を一回驚かせてみたい」
「(笑)」
インベントリに入れた。
「16時か・・・話だけしに行くか」
跳んだ。
バーツ海神商会、バーツさんはいなかった。
レプトさんがいた。
「御子様、また来てどうした?」
「見てもらいたい物があって来ました」
「何見るんだよ。武器はもういいぞ(笑)」
「世界樹持ってきました」
「世界樹って・・・え?世界樹の枝か?」
「木ですけど」
「木って言うけど、どれぐらい有るんだよ?」
「丸ごとです」
「・・・え?」
山まで行けたら見せますけど・・・
「行く行く!」
山の丘陵地まで跳んで出した。
ぱっと現れて、枝と斜面で少し転がって突風が起きる。
全長580m、高さ80m、枝葉の横幅450m
「なんだこりゃー!」
「世界樹です」
「デカすぎるだろう!」
「バーツさんが驚くかなと思って(笑)」
「うちの会長驚かすのに持ってくんな!(笑)」
「あ!内緒で皇帝の邸宅に世界樹生やします?(笑)」
「そんな事できるのか?」
「出来ます出来ます」
「やるか?」悪戯っぽく笑う。
・・・・
その頃目が覚めたお婆々は、村が騒がしい事を知った。外へ出て見上げた空に大きく張り出した枝があった。枝の高さが村の木の遥か上に有る。腰を抜かして座り込んだ。
・・・・
バーツさんの邸宅に行った。
庭でこの辺?とかやってたらバーツさんが出てきた。
あ!ばれた。
「御子様ー!」
「バーツさん。木を植えて良い場所あります?」
「木ならその辺に・・・」
「この木ですよ」
練兵場のような庭に出す、当然邸宅の何倍もデカい。
「な!」
「世界樹を植えて良い場所を・・・」
「まてまてまて・・・!」
「そんじゃその辺に!(笑)」
枝をブスっと差して成長促進。
スルスルと大きくなっていく木。
「あ!あーーーーーーーー!」
幹の径を1m位で許しておいた。余裕で40m位ある。
「皇帝の邸宅に世界樹が映えますね(笑)」
まさか映えがこちらの世界で出るとは。
「この世界樹要りません?」
「・・・」声が無い。
「余りにでかくて声になりませんよね?(笑)」
「これを何処で?」
「ハイエルフの国です」
「何かしたのかな?」
「無差別に攻撃されたので切り倒して持って来ました」
「 」
「 」
「しまっておきますね」
インベントリに入れた。
「それ大事な物と思うけどなぁ」
「木ですよ?」
「とても貴重な木なんだよ」
「ここにありますよ」指差す。
「アルムさんの村にこの木より大きい600mのやつ作っておきましたから貴重じゃ無いですよ」
「作って良いなら空き地に大きいの作ってあげますよ」
「!」
「あそこの山。うちの敷地に作ってくれる?」
「いいですよ、海商国のどこからでも見える様に作りましょうか?」
「お!・・・倒れたら怖いな」
「倒れるのはさすがに知りませんよ?」
「まぁそこそこに」
行きましょう。
枝を刺してドンドン成長させる。
400m位まで大きくした。
「これぐらいで?」
コクコク頷く。切り倒したのいらないなら捨てて来ますけど・・・
「欲しい欲しい!」
「どうします?」
「切り倒したんだよね?」
「はい」
「切って貰えるかな?」
「あ!小さくね、いいですよ」
「どれぐらいです?」
「うーん・・・大きな木は150mぐらいかな?」
山の斜面に出して精霊剣で小さくしていった。
「造船所の脇の木材置き場に・・・」
「はいはい」
巨大魔導帆船の資材置き場も大きかったが、さすがに木で溢れた。木材置き場の製材職長に言われる通り切ってあげた。乾燥させないとダメらしいので薪の様に縦割りでも切っていく。
「もう夕飯なんです。これで良いです?」
「充分です!」職長が言う。
「枝や葉の掃除お願いしますね」
(翌日から葉や枝の回収で使用人がくたくたになる)
アルムさんがマジックバッグに手ごろな枝と葉を入れた。あ!そういえば、薬になるって言っていたな。
俺も沢山葉の付いた枝を持って帰った。
「それでは、また!」手を振って分かれた。
「ご飯だから帰るってよ」
「子供ですね」
「子供だな」
・・・・
夕食の最中。
アルムさんが食べながら聞いて来る。
「バカ共の所は何時に行くの?」
「こっそり行って治して来るから夜中?」
「行く行く!」
「行くって、魔法撃ちまくって来るかもですよ」
「大丈夫!無くなった木を見て笑いたいのよ」
「あはは!それはいいかも!」
「そんじゃ0時に行こう。ご飯食べたら寝るよ」
「わかった!」
・・・・
その頃。
「神の御子に敵対してはダメです」
世界樹の御子が幾ら言っても聞かなかった。
幾ら言っても信じなかった。
神の御子(人)など殺せばよいと怒り狂った。
この世で最高の種族がハイエルフだった。
年中冠雪する5000mの霊峰、すそ野の大森林。
そんな場所に部族集合国家が建国された。
超が付く選民思想国家だった。
ハイランド。中心地は聖地となる世界樹。武術、魔法に優れ、英知磨かれる寿命長き者。世界樹は栄光の種族が祀るという宗教だった。
元老院 最高評議会は大紛糾していた。
エルフと人間に国を汚されたと怒っている。
エルフと人間が恨んでやった事になっている。
エルフと人間が世界樹を盗んだ事になっている。
評議会の大紛糾の間にも、世界樹の異変にハイランドから続々と部族長が押し寄せる。世界樹が消えた説明は無かった。
切り株になった訳を説明できなかった。
エルフと人間がやったと言った。
※正しくは人間がやったんだけど。
エルフと人間への宣戦布告が迫っていた。
・明朝、進軍と共に周囲の国に宣戦布告。
エルフと人間に対する復讐しか無かった。
部族は続々と膨れ上がった。
ハイエルフは男も女も魔法戦士だった。世界樹の異変を見にきた者全てが魔法戦士だった。霊峰のモンスターが一歩も入れない程の・・・
・・・・
0時。
アラームでおめめぱっちり。アルは起きた。
アルムさんには恩寵付けっぱなしだ。
というか自己再生と魔爪根しか付けて無いけど、元々持ってる恩寵をLv10に上げただけ。この人あんまそういうの気にしてない。エルフだから?力に溺れない。そういうの全く無いの。
おもしろーい!で終わるから、どうでもいい(笑) 強いぞー!世界取ったるどーみたいのない。原始人は囚われないのかもしれない。
悪意には敏感みたいだけどね。
ハイエルフの悪口みたいに。
・・・・
切り株の前の広場に部族が続々と集合した。
世界樹はハイエルフの国の象徴である。
その国7万k㎡(約静岡県)に60万人が住む。
標高のある丘に高さ580mのキノコ雲のような木だ。その国全土から巨大な姿が見えるのだ。国土に世界樹と大森林しかない国だった。富士の樹海が国になったような土地だった。
世界樹の聖地には特に選ばれた者しか住めない。元老院最高幹部と防衛隊、世界樹の巫女と呼ばれる素材回収と秘薬、魔法杖の製造研究に携わるもの2万人である。
世界樹が見えなくなりハイエルフは聖地へ向かった。そして切り株を見て怒りに震えた。その夜だけで聖地に20万人が詰めかけた。
続々と部族が列に並んで行く。皆が魔法戦士だった。
世界樹の御子は黙って見ていた。
言っても止まらないからだ。
・・・・
アルは知っていたら来なかった。
仏心で麻痺を治しに来なかった。
アルとアルムが跳んだのはその位置だった。その位置しか知らない。世界樹の真ん前。兵士が今集結する広場だった。
220,000対2の戦いが始まる。
跳んだ瞬間にむにゅっとなって驚いた。
人ごみの中に跳んだのだ。
間違えたかと思ったが、その時にはアルムさんが動いていた。普通に整列する兵士を身体強化Lv10で投げ飛ばす。ジャイアントスイングで何十人もぶっ飛ばす。
俺も気が付いて多重で視ながら麻痺攻撃。最初は周りから麻痺を広げて行く。同心円で広げて行く。
敵視で検索すると全員だった(笑)
アルの周りで整列の兵士は全てくず折れた。
1万人程が戦闘不能。外周の兵士は何が起こったのか分かって無い。
女の子が走り込んできた。
「お止め下さい。お止め下さい」と言うので麻痺にしなかったら俺の前でひざまずく。人間の耳だった。
「お許しください、お許しください」
何言ってるのか分かんない。
周りから魔法が撃ち込まれだした。
クソッタレが!転がってる味方が大やけどしてる。
外周も全員麻痺だ!
! 当たった兵士の魂が・・・召されて行く!何やってんだ!こいつら味方に向かって何やってんだ!
女の子にも当たった!手がちぎれ掛けてる。こいつら!魔法が味方に当たっても!
またブチ切れた!
埋めてやる!お前ら埋めてやる。
世界樹とおまえら全部埋めてやる。
睨んで麻痺にしながら大地を掘っていく。用水路ではない。防火水槽を作るつもりで掘って行く。
世界樹含めて葬ってやる!
お前ら許さん!
ゴゴゴゴゴー!ものすごい地鳴りと揺れだった。ゴゴゴゴゴー!揺れながら地面が沈んでいく。
見渡す限りの丘を土魔法で沈めて行く。怒りに任せて建物も世界樹も全部沈めて行く。元老院が崩れる余りの光景に攻撃魔法が止んだ。
凄い地鳴りに揺れだ。足場を保持して座ってないと・・・。
あ!土魔法ⅡLv3か!じゃねぇLv4になった。
全ての建物が瓦解していた。巨大な切り株が根をほとんど出してひっくり返る光景に頭が冷えた。
気が付くと既に半径1500mの範囲が50m沈んでいた。
足元を見ると「お止め下さい」も腕に大怪我している。アルムさん!と手を伸ばして女の子も掴む。特大のヒール掛けて崖の上に跳んだ。
崖の上からクソエルフ共を麻痺にした。
全部麻痺にするのに相当手間取った。
さすがに兵士約20万人はビックリした。
穴の中に約22万人いた。
最大魔力のヒールで女の子治しても起きない。家に連れて帰れないのでお婆々の所へ連れて逃げた。夜中の2時半にお婆々の家に勝手に跳んだ。
「お婆々ー!」
勝手に魔法ランプをポツポツ灯して行く。
「何じゃ!騒々しい!」
「この子寝かしてやって」
「誰じゃ?アルか!お前何やった!」
「お婆々無事だったよね?大丈夫だったよね?」
「それよりあの世界樹はなんじゃ?」
「え?この村に欲しいと思って」
「え?」
「要らなかった?」
「あれば嬉しいが・・・」
「そんな事よりこの子寝かしてあげて、攻撃されて怪我したから取り合えず治したの」
「この子はどうしたんじゃ?」
「ハイエルフに攻撃された」
「え?」
「お婆々みたいに攻撃されたんだよ!」
「やっぱり!あれは夢では無かったのか!」
「そうだよ、お婆々攻撃されて逃げて来たんだよ」
「それは済まなかったの」
「いいよ!
「え?」
「明日もう一回行って世界樹ごと埋めて来てやる」
「待て待てー!」
「イヤ、待たない。あいつら味方もその子も平気で魔法撃って大怪我させてた、いっぱい死んでた。絶対許さない!」
「俺は何も攻撃してないのに。やめろって言っても次々来やがって、あんな最悪な奴ら反省すればいいんだよ」
「・・・」
「アルム。何やって来た?」
「ハイエルフやっつけてきた」
「・・・」
次回 152話 御子の正体
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この物語を読みに来てくれてありがとうございます。
読者様にお願い致します。
応援ポチ。☆も頂けたら嬉しいです。
ポチをしてくれる事。それはとても励みになるのです。
一期一会に感謝をこめて。よろしくお願い致します。
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